専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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2月24日(木)
今日も呉市に低温注意報。
でも、日ざしは暖かく。
朝、裏の螺山からウグイスの声が聞こえてきた。
昨年と同じくらい早い。
今、ヒヨドリがクロガネモチの実を食べにやって来る。
手水鉢のまわりに最近糞が落ちていて、何だろうと思っていたら、どうやらヒヨドリがクロガネモチの実を食べ、ハナミズキで一休み。
そして、手水鉢で水を飲んでいくようだ。
また、大洲順道を讃えた頌徳碑の前に、ピンク色の花が咲いている。
何の花かな?と思ってアプリで調べたら、「ヒマラヤユキノシタ」というそう。
原産はヒマラヤ山脈周辺(アフガニスタンから中国にかけて)。
シルクロードを渡ってきたのか、それとも違ったルートを辿ってきたのか。
いずれにしても、シルクロードを旅して天竺へ向かった三蔵法師たちは、この花を見かけただろうか。
2月23日(水)
呉市に低温注意報が出ている中、昨年植えた宿根草の内、フジバカマが新芽第1号!!
昨年5月に植えたフジバカマ。
アサギマダラが旅の途中に飛んで来たらいいなと植えたのに、そこには来ないでツワブキに一度だけやってきた。(11/2)
今年ここで新芽が出たということは、ちゃんと根付いてくれるのかなと期待しつつ。
そして、今年はゆっくりアサギマダラを見ることが出来るかなと期待しつつ。
やどりせし 人のかたみか 藤袴 わすられがたき 香ににほひつつ
『古今和歌集』に紀貫之の詠んだフジバカマ。
去年咲いたフジバカマは、そんなに香がしなかったけど。。。
ひとはいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける
こちらは『百人一首』に詠まれている紀貫之の歌。
紀貫之は、花の香をいろいろと楽しんでいたのだろうか。
紀貫之と言えば、三十六歌仙。
三十六歌仙と言えば、本願寺飛雲閣。
飛雲閣が聚楽第から移設されたという前提で、当時の飛雲閣を想像で3D再現したブログを見つけた。↓
3D京都(聚楽第に在った頃の飛雲閣を想像してみた 内部編)
歌仙の間にいたら、三十六歌仙のような歌が詠めるようになるのだろうか。
花のそばにいるから、花の香を感じる。
何もないところでは、それを感じることもない。
そう思うと、感じるご縁を大切に。
2月21日(月)
北京オリンピックが昨日閉幕。
そして、当初昨日までの予定だった広島県のまん防(まん延防止等重点措置)は、3月6日まで延長。
今日も時々雪の舞う、冷たい一日。
そんな中、鐘楼南の薄墨桜のまわりの雪柳がチラホラと咲き始めた。
親鸞聖人像の前に植えた雪柳は、また違う状態。
植えた場所で、育ち方が全然違う。
雪柳は痩せ地でも丈夫に育つらしいのだけれど、昨年は今ひとつ。。。
植える前にイメージしていた姿になるには、まだまだ時間がかかりそうだけど、昨年植えたいろんな宿根草がちゃんと育ってくれたら良いな。
日当たり良すぎて草も生えなかったようなこの場所で、植物の生長が持続可能となれば、いろんなご縁がここから生まれてきそう。
春が少しずつ近づいて。
2月14日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は2年生。
「今日は何の日ですか?」
「バレンタインデー!」
「バレンタインデーと言えば?」
「チョコレート!」
ということで、今日読んだ絵本は、
『こねこのチョコレート』 (B・K・ウィルソン 作・小林いづみ 訳・大社玲子 絵)
明日は、弟のクリストファーの誕生日。ジェニーは、おこづかいで「こねこのチョコレート」を買います。
「ひとつ食べたいな・・・・・・ひとつくらいなら・・・・・・」
その晩、ジェニーは眠れなくなってしまいました。長い間 お話会で語られ、子どもたちに愛されてきたお話が、初めて絵本になりました。
子どもたちの共感を呼ぶ、心あたたまる物語。(絵本の帯より)
贈る側の気持ち、贈られる側の気持ち。
周りの気持ち。
最後、黒猫ティブルからのプレゼントがなかったら。。。
初めて2月14日の読み聞かせとなったので、このご縁にチョコレートの出てくる心温まる絵本を。