専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
1月7日(金)
正月明けの広島での新型コロナウィルス感染急拡大を受け、まんぼう(まん延防止等重点措置)が1月9日から適用されることとなった。
どうやらその重点区域に呉市も含まれることになりそう。。。
午前中、呉東組聞名講の臨時役員会が行われ、そちらに出席。
1月20日に予定されている例会後の役員会に向けて。
地区委員の方がお辞めになる際、その次にお世話してくださる方がいないため、その地区の講員がごっそりと辞めていかれるという状況が続いて、2015年には1000名超えていた講員数もいまや600名ほどに。
再びお聴聞をともに喜べる日がやって来ますように。
午後から文化財防火デーの石泉文庫防火訓練の打ち合わせ。
市と消防署、総代さんを交えて。
1月25日に開催することを前提に話を進めていたけれど、打ち合わせが終わって数時間後に市から連絡があり、まん延防止等重点措置期間中の消防訓練等はすべて中止にすることに決定したため、今年の防火訓練は中止と。
広南小学校3年生に、石泉文庫の敷地内での見学は難しいから、どこでだったら訓練の様子を見てもらえるか、いろいろ案が出ていたのだけれど。。。
これで2年続けて中止。
再び子どもたちと地域一体となった防火訓練ができる日がやって来ますように。
明日の仏教壮年会の1月例会。
会食を伴う新年互礼会はせず、通常の例会を予定していたけれど、本日中止と連絡。
当山御正忌報恩講もどのように迎えさせていただくか。。。
境内の木瓜の花が赤く色づいてきた。
こちらは確実に春に向かってる。
1月1日(土)
新年あけましておめでとうございます
今年もよろしくお願いします
昨夜、というよりも今朝未明に行われた除夜会。
0時より本堂では重誓偈をおつとめし、外では除夜の鐘。
鐘を撞き、本堂でご焼香して仏さまに香を献げ、それぞれの願いを書いた紙をキャンドルに巻き、蓮の花に載せて境内の親鸞聖人像に。
香・華・灯
新しい年を迎えるに当たって、大切に仏さまへお供え。
このたびは花手水に丸いフローティングキャンドルを浮かべた。
昨年のは火が消えやすかったけど、今回のはバッチリと最後まで。
そのおかげもあってか、今年は手水鉢のまわりにお供えされる方が多く、
親鸞聖人の足下は以前よりも少なめ。
そして、みなさんのお供えをお下がりとして
素敵な彩りでしばしの間楽しませていただく。
このたび帰省できなかった方も、来年こそぜひこの素敵なお下がりのご縁に。
朝を迎え、9時から元旦会。
『教行信証』総序の御文と昨夜の除夜会の写真を入れたリーフレットを作成し、正信偈のおつとめの後、総序の御文を拝読。
最後にちょっと今年は寅年ということで、本堂にいる一匹のトラの話を紹介。
専徳寺の本堂には蛙股に二十四考の彫刻が。
その一番南側にあるのが楊香の物語で、そこに1匹のトラの姿。
楊香は少年だと思っていたけど、15歳の少女だそうで、あるとき父と娘2人で山を歩いていると、大きなトラが2人を襲ってきた。
楊香は、涙ながらに「私を食べて、父は食べないで!」と、トラに飛びかかっていった。
トラはその鬼気迫る楊香の姿に畏れを抱き、その場を去って行ったという物語より。
父が助けを求めたから楊香が助けようとしたのではなく、助けずにおれない父を楊香は助けようと。
阿弥陀さまも私が助けて!とお願いするから救ってくださるのではなく、救わずにおれない私を真っ先に願うてくださっている。
阿弥陀さまの願い
遥か遠く昔から
元旦会が終わると、総代さんが竹灯りを片付けてくださった。
蓮はあとでゆっくり片付けますからと、午後からキャンドルに巻かれた願いごとを剥がしながら。
自分の願いより、家族への願いや他者への願いが目につく。
もちろん「コロナ」に対する願いも。
みんな みんな 願われている
12月31日(金)
今年もあと数時間。
昨年の除夜会は新型コロナウィルス感染予防のため、蓮のキャンドルは中止したけれど、今年は参拝者は少なくても、寒い中をお参りに来てくださった方のために。
今月の仏教壮年会の例会で2年ぶりに蓮の花作りをしていただいた。
ただ、皆さんに作っていただく数では足らないかも知れないので、空いた時間にせっせと蓮の花作り。
気分はNHKの朝ドラ『カムカムエヴリバディ』のあんこのおまじない。
あずきの声を聞け。時計に頼るな。目を離すな。なにをしてほしいか、あずきが教えてくれる。食べる人の幸せそうな顔を思い浮かべる。おいしゅうなれ、おいしゅうなれ、おいしゅうなれ。その気持ちが乗り移って、甘いあんこができあがる。
お参りに来られる方の姿を思い浮かべながら、きれいになれ、きれいになれと。
香・華・灯
仏さまへ大切なお供えをし、新しい年を迎えていただきたい。
午後から花手水。
お正月は菊尽くし。
夜はここにフローティングキャンドルを。
花手水を終えた頃、総代有志のみなさんが集まって、竹灯りを準備。
今年は鐘楼前に
オイルトーチを新しく設置。
風が強くても、これなら大丈夫かな。
今夜は風が強く、寒くなりそうなので、お参りされる方はどうぞ暖かくしてお参りを。
12月25日(土)
今夜は今年最後の呉東組法中会が川尻真光寺にて。
議題の中で、昨日の中国新聞朝刊 広島都市圏版の記事が話に。
特殊詐欺への注意喚起をお寺からの呼びかけに。
ここ数年、お参り先でお仏壇の横に感謝状が置いてあるお宅を見かけたのは、一度や二度ではなかったかも。
郵便局や銀行におつとめのお子さんが、特殊詐欺の被害を防いだことでいただいた感謝状。
「私はだいじょうぶ」、いつの時代もこれが問題らしい。
世間虚仮 唯仏是真
今年1400回忌を迎えた聖徳太子の時代にも。
親鸞聖人も
よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします。(歎異抄)
ただお念仏を大切に。
12月20日(月)
寒い週末だった。
金曜日は午後から風がどんどん強くなり、本堂前のスチール製のシューズラックが飛んでしまうほど。
夜から広島県でも降雪の予報が出ていたので心配したけれど、翌日土曜日は晴れ。
土曜日は横路のお墓へ納骨があったり、黒瀬へ法事に。
黒瀬では「長浜は雪が降りましたか?」と。
黒瀬では朝、うっすらと雪が残っていたそう。
日曜日は郷原へお参りに。
どこも冬らしい色に。
そして、夜は今年一番小さく見える満月。
マイクロムーン。
一つ一つ今年〈最後〉が終わっていく。
今日は夕方広南中学校で〈ひろみなみイルミネーション2021〉の点灯式。
「メリークリスマス」
「お寺だけど、クリスマスは?」
と、学校で子どもが聞かれたそう。
「お寺だからしない」というのは、昔の話。
今の時代、「対立」ではなく、、、「寛容」?
そう思って、「寛容」を調べてみた。《参考》Wikipedia「寛容」
寛容(かんよう、英: toleration)とは自分と異なる意見・宗教を持っていたり、異なる民族の人々に対して一定の理解を示し、許容する態度のこと。
「寛容」は、元々ヨーロッパで宗教改革から生まれた概念らしいけど、当時は積極的に相手を尊重するのではなく、仕方なしの許容であったと。
いつの時代も、対立から争いが生まれ、受け容れるのは難しいのかな。
違うことをすべてを受け容れることは難しくても、素敵なところは学んでいけたらいいな。
夕日が沈む頃の点灯だったので、また暗くなってから出直し。
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もくりんさんもクリスマスバージョン。
ひろみなみイルミネーション2021
12月24日まで開催。(17:00~19:00)
これからも続くといいな。