専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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10月1日(木)
昨夜は久々の雷雨。
今朝は秋晴れ。
今日から10月。
今夜は中秋の名月。
朝9時から石泉文庫へ虫干しした経典をお返し。
細道を往復し、石泉文庫へ運び、そしてそれを2階に。
大変な作業だけど、みなさんのおかげで無事お返しすることができた。
このたびのコロナ対策への御理解、御協力、ありがとうございました。
石泉文庫にはまだまだ知られていないものも。
整理をしながら、それがふと目に留まることも。
今回ふと目に留まったのは、『芟柞和語弁』。
わずか6頁ほどの中に、語句の意味がびっしり。
〈芟柞〉(せんさく)とは、刈り取ること。
僧叡和上は事細かに語句の意味を調べていたことがわかる一冊。
ティッシュのように薄い紙に書かれたものが、今でもきれいに残っている。
それも、受け継ぎ護ってきた先人の方々のおかげと感謝。
9月29日(火)
今日から石泉文庫の虫干し。
例年7月に法座を開き、虫干しをするのだけれど、今年はコロナ禍で法座を中止し、虫干しだけを涼しくなったこの時期に。
ただ、ここ数日、連日呉市内でのコロナ感染者のニュースを聞くようになり、一段と気を引き締めて。
9時からの虫干しに向けて、石泉文庫には2階から下へ降ろす作業が7時過ぎより。
このたびは、感染防止対策として受付を用意し、参加される方の名前を書いていただく。
今年も広南小学校6年生が総合の時間にお手伝い。
9時に石泉文庫への細道を進み、
石泉文庫から専徳寺へ、蔵書を次々と運ぶ。
小走りで4往復してくれる子も。
本を運び終わると、今度は本堂で干す作業。
最初に総代さんに干し方をデモンストレーションしていただいて、本堂に張ったロープに干していく。
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終わった後、「どうでしたか?」と尋ねたら、「楽しかったです!」と即答。
軽い本に歴史の重みを感じながら、みんな笑顔でいきいきしていたので、まわりも笑顔に。
受け継がれている行事に加わり、次につなげていく。
地域に対する感謝と恩返し。
午後3時から片付け。
そして、明日は9時から残りの半分を干す作業。
明日は雨の予報。
今日は何とか無事終えてほっと。
今夜は法中会。
9月28日(月)
朝はひんやりと。
明日から石泉文庫の虫干し。
今年はコロナ禍で、例年7月に行っていた石泉文庫虫干し法座を中止。
春の段階で夏まで小・中学校の行事等はほぼ中止となっていたので、いつも6年生に手伝ってもらって続けてきた虫干しをどうするか。
そこで、夏休み明けに9月以降に虫干しを考えているけれど、学校としてはいかがでしょうと、先生にお尋ねしたら、6年生らしいことが出来ていないので、ぜひ参加させていただきたいとご返事。
ただ、マスクを着けたままでの作業となるため、できるだけ過ごしやすい時期にと言うことで、9月終わりの明日に。
今日はそのための準備。
午後から総代、仏教壮年会の有志の方々が集まって、本堂にロープ張り。
ここに来て、呉市でもコロナ感染者のニュースが連日。
あらかじめ総代会で、このたびの虫干しは防止対策として受付を設置することに。
受付担当の総代さんから、「受付のボールペンをどうします?病院とかでは一々除菌してますが…」と助言いただいたので、書いてもらった後、アルコール消毒をしていただいたらと言うことに。
このたびは、マスク着用、アルコール消毒、距離をとりながらの作業となるため、体調の悪い方、心配な方はご遠慮いただきますよう、お願いしますと。
開始は9時から。
お互い気をつけて。
9月26日(土)
今年の7月の長雨で、石泉文庫の白壁が剥がれ、一部崩落。
大きなヒビも入り、このままでは壁全体が崩れてしまう心配も。
ただ、県史跡のため、勝手に触ることができないので、呉市文化振興課に連絡をして、総代会で協議。
県・市とも今年度着工は難しいと言うことで、取り敢えず来年度まで壁が崩れるのを防止するための補修工事を行うことに。
何度か、呉市・業者の方に足を運んでいただいて、本日の補修工事に。
白く塗ったべニア板を白壁に打ち付ける。
大きなヒビの入った部分をべニア板で覆い、
細かなひびには補修材。
一番大変だったのが、軒の鼻隠し部分。
支えがいると言うことで、つっかえ棒を取り付けるのに、梯子が短い!
と言うことで、総代さんと一緒に寺から長梯子を運ぶ。
細い道をぶつからないよう運ぶのが一苦労。
何とか大ごとになる前に補修終了。
石泉文庫の庭には、ただいま白い萩とノウゼンカズラ。
来週の虫干し前に何とか終わってホッと一安心。