専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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10月1日(月)
台風24号、このあたりはそれほど大事にならず過ぎ去り、今日は快晴。
秋は月曜日に祝日や代休があって、月曜日の読み聞かせは休みがち。
今朝の担当は4年生。
読んだ絵本は、
『あめだま』(ペク・ヒナ 作・長谷川義史 訳)
作者は韓国出身のペク・ヒナ。人形を撮影して作った絵本。
あなたの心がきこえてくる魔法のあめだま
いつもひとりぼっちで遊ぶドンドン。
ある日、不思議なあめだまを手に入れた。
そのあめを食べると、心の声が聞こえてくる。
リビングのソファー、飼い犬のグスリ、そしてパパ。
パパは、寝る間際まであれしろ、これしろとうるさく言う。
でも、パパから聞こえてきた心の声は、
すきや すきや すきや すきや すきや・・・
思わず、ドンドンも「ぼくも」と。
そのあと、亡くなったおばあちゃんの声が聞こえてきたり、落ち葉の声が聞こえてきて、ドンドンは。。。
朝から関西弁の絵本でほっこりして、今日から3日間は広白岳地区の報恩講。
9月28日(金)
今朝は秋晴れ。
暑さ寒さも彼岸まで
朝方、ひんやり。
今朝の席で御満座。
今朝は阿弥陀さまの願い(ご本願)を正信偈より。
1億数えるのに、休むことなく1秒に1カウントしても何と3年2ヶ月ほどかかるんだそう。
「きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅうまん、きゅうせんきゅうひゃくきゅうじゅうきゅう」なんて数えてたら、とんでもないけど。。。
億でそれだから、「五劫思惟」の時間がどれだけかかることか。
簡単に救いようのない私がそこにいたのだなぁ。
その救いようのない私を南無阿弥陀仏ひとつで。
ようこそのお参りでした。
法座のあと、先日虫干しした石泉文庫の蔵書を戻す。
石泉文庫までの道は細い。
細いからなかなか運ぶのが大変。
そして、石泉文庫の蔵の二階にバケツリレーのように上げて収める。
みなさんのおかげで、思ったよりも早く終了。
今年も大切な行事が一つ無事終わった。
ありがとうございました。
昨日、クレアラインが復旧。
そして、長浜峠もいよいよ?
週末、また台風が来るそうなので、どなたさまも気をつけて。
9月27日(木)
昨夜に続いて、秋季彼岸会。
朝席は、源信僧都のお話より。
人道を明かさば、略して三の相あり。 つまびらかに観察すべし。
一には不浄の相、二には苦の相、三には無常の相なり。
人には、不浄・苦・無常が。
そのありのままの姿が阿弥陀さまの眼差しで知らされるとのお味わい。
昼席では、彼岸にちなんで、お浄土の話。
天国とお浄土の違いって?
天国はどこ?と聞かれると、ふと上を仰ぐ。
お浄土(お彼岸)は?
西の彼方?
息が途絶えた瞬間、すっと受けとめてくださるのが阿弥陀さまであり、そこがお浄土とのお味わい。
夜席は、朝席の続き。
四苦八苦。
生・老・病・死・愛別離苦・怨憎会苦・求不得苦・五蘊盛苦
死を迎える間際までずっと苦悩の中。
そんな私たちを十劫の昔からずっと待ってくださっているお方が阿弥陀さま。
便利な時代で待つことが出来なくなってしまった現代人。
「待つ」
これを知ることも大事だなと。
ようこそのお参りでした。