専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
6月8日(水)
今夜は仏教壮年会例会。
今日は、先日いただいた『童心寺』をもとに。
童心寺のこと、予想どおり、どなたもご存じではなかった。
ここ数日、いろいろと情報を集めようとしたけれど、なかなか。。。
でも、広島県立図書館のホームページの貴重資料コレクション「菊池俊吉写真集」の中、ページ2からページ3にかけて、童心寺、育成所、そして原爆少年僧の写真が残っていた。
寮には「南無阿弥陀仏」のお名号も。
それから、『中国新聞』ヒロシマ平和メディアセンターに、「精神養子」の記事。
いろいろと知らなかったことを、ここ数日の間で知る機会をいただいたことを話ながら。。。
呉の呉服屋出身の山下義信氏。
もっと何か知る手だてがあったらなぁ。。。と。
ようこそのお参りでした。
6月6日(月)
一昨日、中国地方が梅雨入り。
今朝は雨も上がり、青空が時々顔を見せる曇り空。
6月最初の広南小学校読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ本は、
『三枚のカード』。(文・谷川俊太郎 絵・下谷二助)
今日は候補2冊のうち、どっちにしようか迷って、学校で2冊取り出し、どっちがいいか尋ねてみたら、みんな迷わず「こっち」と。
表紙にインパクトがあったからかな。。。
「昔話の『三枚のお札』って知ってる人」と尋ねたら、2名の手が挙がる。
今日の話は、その『三枚のお札』を今の時代に置き換えた谷川俊太郎さんのパロディー。
ネットゲームにはまり込む男の子が、ゲームの世界か実際の世界か分からなくなって。。。
男の子は自分の腕をつねってみた。痛い。これは夢じゃないんだ。ゲームの世界でもないんだ・・・・・・でもこれは本当に本当の世界なのだろうか・・・・・・ぼくはいったいどこにいるんだろう・・・・・・。
何とも不思議なストーリー。
読み終わって、「ゲーム、やってる?」と尋ねたら、頷く頷く。
テレビやインターネットで、毎日いろんな世界を目の当たりにする。
「でも、これは本当に本当の世界なのだろうか」 と思うようなことがいっぱい。
「世間虚仮 唯仏是真」
「よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」(歎異抄)
ふと、この言葉を思い浮かべながら。
6月4日(土)
今日は夕方より呉東組総代会の総会。
昨年度の報告、今年度の予定・予算案が審議。
そのあと、御講師に佐伯沖組 徳正寺の護山智孝師をお迎えし、お話を聞かせていただく。
まずは、ホタルのお話。
ホタルの寿命はどのくらいでしょう?と。
寿命は1年ほど。成虫になってからは1週間ほど。
そのことを知ってからは、ホタルを捕まえるのをやめましたと。
でも、私たちはホタルの命がはかないから、といっても、ホタルは自らの命をはかないと思っているでしょうか?
私たちの命と比べたり、何かと比べて短いな、はかないなと思ってるのでは。。。と。
実は、今日ゲンジボタルが我が家へ届いた。
次男が先日、「ホタルってどんなの?」と聞いてきたので、インターネットの画像で見せたけど今ひとつ。
ホタルのいるところに行ったところで、飛び回っている光は見えても、実際の姿は見れないかなと思い、お取り寄せすることに。
こんなに小さい虫だけど、じっと見て、「頭は赤いけど、目のところは黒いよ」とか、いろいろ感想を。 このホタルは、「大人になったら、水しか飲まないんだって」というと、「え~っ」と驚き。
そうやって、ホタルのことを知り、その命が1週間と知って、初めて命のことを考えるのかな。
いのちのお話を聞かせていただくなかで、阿弥陀さまの御慈悲に遇うと、命は沈んでいく太陽でなく、これから昇る太陽のようとのお話を聞かせていただいた。
そのあと、懇親会。
ようこそのご参加でした。
6月1日(水)
昨夜はスーパーマーズ。
この10年間で火星と地球との距離が最も近くなったそうで、オレンジ色の火星がよく見えた。
そして、今日から6月。衣替え。
今日は午後から広南小学校低学年の参観日。
そして、2年生はPTCで、ドッチボール。
親も一緒に加わって。
それほど動かないようにはしていたけれど、明日か明後日筋肉痛か。。。
夜は西光寺にて法中会。
今夜は議題が盛り沢山。
それはそうと、今日届いた
『童心寺』 という絵本。
一昨日届いた『本願寺新報』6月1日号に
紹介されていて、「活用したい寺院があれば無料で配布する。残部僅少」とあったので、もう無理かなと思いながらも問い合わせてみたら、早速送ってくださった。
紙芝居のことはその存在を知っていて、何かでご縁があれば良いなと思っていたら、こんな形で。
(少年) 「ぼくがお坊さんになったら、お母さんに逢えるの ねぇねぇ」
(山下) 「あぁ あえるよ」
(少年) 「おじいちゃん ぼく お坊さんになりたい お坊さんにしてください」
5人の原爆少年僧。 せっかくいただいた絵本。
大切に伝えてゆきたいな。
5月30日(月)
昨日の雨も上がり、スカッとした朝。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は5年生。
読んだ本は、
『ええことするのは、ええもんや!』 (くすのきしげのり作 福田岩緒 絵)
電動車いすのバッテリーが切れて、困っていたおっちゃん。
通りがかったマナブは、ちょっと先のコンビニまで押してあげることに。
下校中の女子たちが、
「すごーい。それって『ボランティア』やろ!」
「ええことしてるやん!」
「マナブくん、りっぱやわ!」
「わたし、そんけいするわ!」
と。
そんなこと言われて、自分はすごいことをしているんだと、その気になって、どんどん「ええかっこ」しようと。。。
それが、おっちゃんの家へののぼり道。
誰にも会わなくなってしまった途端、「何でこんなことをしてるんやろ」と。。。
もう動けなくなりそうなその時、友だちのダイスケとヒデトシが
「ぼくら、ボランティアのボランティアやで!」
と、後ろを押してくれた。
このおっちゃんが困ってたから 車いすを押したんや。
ダイスケとヒデトシは、ぼくが困ってたから押してくれてる。
それで ええんや。
だれも 見てくれてなくても それだけで ええんや。
と。
読み終わって感想を聞くと、「ボランティア」のすばらしさを感じてくれてたみたい。
「ボランティアは、する方も、される方もいいことだって思いました」
と。
一度戻って、スーツに着替え、今日は広南学園小中合同学校関係者評議委員会に出直し。
1年生から9年生(中学3年生)までの授業参観。
いつもの参観日だと我が子のクラスしか見ることないので、とっても新鮮。