ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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呉東組組会・実践運動研修会

3月22日(土)

今年は寒いお彼岸。

それでも、ツバメの声を聞く。

 

今日は年に一度の呉東組の組会(そかい)

住職・若院・総代代表と、教区の教化団体代表が一堂に会しての組会。

 

そして、このたびは『御同朋の社会をめざす運動(実践運動)』の研修会を兼ねて開かれる。

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呉東組の実践運動重点プロジェクトは、

『浄土真宗における儀礼の意義を問う』

 

葬式のあり方を今一度問い直そうと、安芸教区実践運動委員長・中央本部副委員長の加藤一英先生をお招きして、葬式にまつわるお釈迦さまから現代まで、いろいろと貴重なお話を聞かせていただいた。

今日は受付を担当していたので、扉の外で「そっと」耳をそばだてて。

 

生まれたからには、誰にでも必ず訪れる「死」。

その「死」と向き合える大切なご縁に、私たちは何をいただくのか。

今日は、大切なヒントをたくさんいただいた。 

 

その後の懇親会では司会。

8時をまわった頃、呉で震度2の地震があったそう。

ちょうど、お開きのご挨拶をいただいていたので、まったく気づかず。

気づかない程度で良かったかな。 

 

明日の夜席から専徳寺の春季彼岸会。

どうぞ、お誘いあわせてお参りを。

2014年3月22日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(28)

3月17日(月)

今年度最後の広南小学校読み聞かせ。

担当は5年生。

 

今日読んだのは、

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『せかいでいちばんつよい国』

イギリスのデビッド・マッキー作。

子どもが小さかった頃に『ぞうのエルマー』というカラフルな象の絵本をよく読んだが、この作品もその作者。

 

ある国の大統領が、

「せかいじゅうの 人びとを しあわせにするためだ。われわれが せかいじゅうをせいふくすれば、みんなが われわれと おなじように くらせるのだからな。」

と、戦争をしては世界中を制服していった。

 

残ったのは、気にも留めていなかった小さな国だけ。

一つだけ残しておくのも気持ちが悪いということで、大統領は兵を率いてその国へ。

 

そこには兵隊がいない。武力もない。

そこを訪れた兵隊たちは大歓迎を受け、その小さな国の遊びや料理、歌を好み、仕事も手伝ったり。

大統領は「けしからん!」と、怠けてしまった兵隊を国へ返し、新たに兵隊をその国へ。

 

それでも、同じことの繰り返し。

 

そこで大統領は兵隊を少しだけ残して、自国へと帰っていく。

国へ帰ると、みんなが小さな国のいろんなことを真似ている。

 

こどもに歌を歌ってとせがまれた大統領は、思いついた歌を次々と歌うのだが、それはすべて小さな国の歌だった・・・。

 

『強い日本』・・・、どこかで聞いた言葉。

本当に強い国って何だろうと、問いかける物語。

 

春から6年生。

どんなふうに届いたかな。

2014年3月17日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

我聞会 3月例会

3月16日(日)

今夜は善通寺にて我聞会。

輪読は、『蓮如上人御一代聞書』(160)(161)。

今日は私が担当。

 

(161)は「仏凡一体」。

「安心論題」が25論題だった頃にはあったのだが、今は17論題となり、「仏凡一体」は外されているという話から、殿試を受けるのに25論題を一生懸命勉強したことを懐かしく思い出しながら・・・。

その前の(160)は、「談合」での心得を説いたもので、「われこそがという思いもなく、人に負けて、信心を得るものである」という話。

どうしても「私」を抜きにして、人の話を聞けないのが私の姿。

 

そんななか、「私は生きている」ではなく、「生かされている」とのお味わい。

 

法話は、「老い」が見方次第では違った生き方ができるのではというお話を。

 

それはそうと、今日はご門主さまの書かれた本と、先日発注したチロルチョコが届いた。

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『いまを生かされて』

ご和讃を通して、やさしいことばでご門主さまのこころが。

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そして、チロルチョコは、淡い色彩、細かすぎると、なかなか難しいということが分かった。

少し修正した方が良いかな。

 

2014年3月16日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

3月14日未明の地震

3月14日(金)

今日の未明、伊予灘を震源地とする地震が発生。

呉は震度5弱。

 

就寝中を襲った地震。

長い揺れが続いた。

揺れがおさまると、外から放送が聞こえてくる。

 

起きてテレビをつけてみると、早々に「津波の心配なし」との情報。

しばらく様子をうかがっていたが、サイレンの音も人の声もしてこないので、再び休むことに。

 

そして、午前中、専徳寺の長浜墓地・小須磨墓地、石泉文庫を見て回る。

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このたびは幸い被害はなかった模様。

 

前回、2001年3月の芸予地震では、寺の石垣がずれ、

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そして、墓地の墓石が倒壊した。

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その時のことを思うと、今回の揺れは小さかったのかな。

 

昨日、たまたまテレビで、ダイオウイカやサケガシラ、リュウグウノツカイなど、深海生物が最近定置網によくかかると聞いた。

すぐに、地震?と思ったものの、まさか自分の所では・・・と。

 

南海トラフ地震との関連性は低いらしいが、備えあれば憂いなし。

ご用心、ご用心との催促のご縁をいただいた。

2014年3月14日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku

東日本大震災から3年

3月11日(火)

あの東日本大震災から3年。

午後2時46分、専徳寺の梵鐘を鳴らす。

隣の住蓮寺からも聞こえてきた。

 

真宗大谷派では、この鐘を『勿忘の鐘(わすれなのかね)』と名づけているようだ。

あんなにショッキングな出来事だったのに、時間が経つと記憶からだんだんと薄れてしまいそう。

まだまだ復興には時間が・・・、そして、福島の原発問題は・・・。

 

忘れることのないように、ちっぽけな音かも知れないけれど、この鐘の音が響き、届いて欲しいなと思いながら。

 

 

2014年3月11日 | カテゴリー : 災害 | 投稿者 : sentoku