専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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6月6日(金)
朝6時から、昨晩ご門主を交代され、新しくご門主となられた専如上人が初めて導師をつとめるお晨朝。
阿弥陀堂での『讃仏偈』のおつとめは、御影堂のモニターを見ながら。
そして、御影堂では、昨日前門様(即如上人)が日没勤行で鍵をかけられた御真影様の鍵を新ご門主さまが開けられる。
呉東組の実践運動の「浄土真宗の儀礼の意義を問う」。
こうした一つ一つの儀礼・作法を見るにつけ、大切なことだなぁとふと。
繰り読みのご和讃は最初の「弥陀成仏のこのかたは」より。
前回の法統継承式もそうだったそう。
にも関わらず、8時過ぎに御影堂に入ると、すでにたくさんの方・・・。
待ち時間の2時間、ずっと正座。
崩そうにも、隣の方との間隔がないため、崩すに崩せず。
そして、法要が終わるのが12時前。
さすがに足が壊れそう・・・。
また、「写真・動画撮影はご遠慮ください」とのアナウンスが流れていたので、法要中は遠慮。
最後までおつとめに会い、境内で記念の紅白まんじゅうと『本願寺新報』号外をいただいて帰る。
猛暑とのニュースが連日続いていたのに、涼しい風が吹き抜けて。
次の法統継承式はおそらく無理かと。
そう思うと、ほんとにいろんなご縁が整ってお参りさせていただいた法要だなぁと、「おかげさまで」のお念仏。
6月5日(木)
本願寺第二十四代御門主 即如上人がこのたび退任され、明日第二十五代 専如上人へと代替わりをされる。
今日は、午後3時30分より門主としての最後の御消息披露。
朝から予報では雨。
広島も昼前に土砂降り。
それでも岡山、新神戸と晴れ間が出ていたので、どうなることかなぁと思いながら、京都に到着。
どんよりと曇り空ではあったが、法要の1時間前で余裕で到着したと思っていたのに、御影堂に向かうとすでに満堂。
隙間を見つけて入ったら、そこは畳のない柱と柱の間の板の間。
それでも堂内に入れ、しかも御消息披露だけなので、板の間でも少しくらいの正座で済むと思っていたら大間違い。
御消息披露の後に、当門さま最後の日没勤行が。
日没勤行の後に御門主さまの手で御真影さま(親鸞聖人像)のお厨子が閉扉され、鍵が掛けられる。
何とも厳かな瞬間に立ち会えた。
その後、閉扉された御真影さまの写真を姿を撮ろうとたくさんの人。
即如御門主とのいろいろな思い出を思い出しながら、最後の声を聞かせていただいた。
明日の御晨朝より新門主さまの御調声。
今日のご縁にあわせていただいたことに感謝。
5月31日(土)
午後4時30分より広ステーションホテルにて、呉東組門徒総代会の総会・研修会を開催。
組の総代会が本格的に始動して、6年目だそう。
そして、研修会は布教使の吉崎哲真師が「絆からご縁へ」と題して。
「絆」とは、束縛、または断つのにしのびない情を意味することば。
震災後によく聞かれた「絆」は後者かな。
そのことばの意味を通して、「ご縁」の話を聞かせていただいた。
現代社会のなかでの「つながり」。
都会ではその「つながり」がだんだんと・・・。
その理由の1つが、面倒くさい、煩わしい、かかわりたくない。
今日の初参式の諸々印刷するのに、昨日壊れかけたプリンターを買い換えた。
長年使っていたから、紙送りがだんだんと出来なくなり、一枚印刷するのに、1時間かかることもしばしば。
それが、買い換えるとその煩わしさから解放され、何とも快適に印刷。
でも、煩わしかったことって、案外残ってる。
そう思うと、それもこれも「ご縁」。
ただ、あー、面倒くさい!って思ってるとき、ご縁だなんて思えないのだけれども。
そんなことを思いながら。
みんなみんな、つながってる。