専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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2月8日(土)
ソチ冬季オリンピックがいよいよ開幕!
今朝は全国的に雪景色。
専徳寺も、
雪うさぎを作ってみたけど、どう見ても・・・。
今朝、住蓮寺様で月1回の日曜学校があるので、チラシを持って伺う。
雪にもかかわらず、10数人のほとけの子。
昨年、チロルチョコの包み紙に花まつりの絵を入れ、マグネットキットと一緒に贈った。
今年は、せっかくなので子どもたちの描いた絵を入れてみようと。
どんな絵が集まるかな。
そして、今夜は仏教壮年会の2月例会。
『本願寺新報』2月1日号に、連続研修会用の新しい「十二の問い」が設けられたと記事が出ていた。
(1)私にとって幸せとは何でしょうか。
(7)自分だけが幸せでよいのでしょうか。
それに関連して、
(12)「自他ともに心豊かに生きる」とはどのようなことでしょうか。
と、「幸せ」ということばが目についたので、今日は「しあわせ」について少し。
「幸福」を調べていて、出てきたのは四無量心。
そして、宮沢賢治の『農民芸術概論綱要』
世界がぜんたい幸福にならないうちは個人の幸福はあり得ない。
ということば。
宮沢賢治のことばは、『法華経』がその基盤にあるかも知れないが、自分のしあわせはみんながしあわせということ。
「しあわせ」とはめぐり合わせ。
ひとりぼっちでは成り立たない。
めぐりあった今のご縁を大切に。
2月5日(水)
昨日が立春。
暦の上では春なのだが、昨日からまた寒さが一段と。
今日は婦人会の新年会。
おつとめと法話。
そして、集会所に席を移して会食。
長男が「恵方巻って、誰が信じてるんだろうねぇ。お寿司屋さんだけかなぁ。」と節分の時にポツリと。そんな話から法話を。
調べてみると、「恵方巻」って、1998年(平成10年)にセブンイレブンが「恵方巻」と名づけて全国販売したことから始まるそうで、今ではどこでもこの時季「恵方巻」。
学生の頃、テレビで早食い競争とかやってるのは見たことがあったけど、こちらには馴染みのない風習だったのに、あっという間に全国区。
「仏法を主人とし、世間を客人とせよ」
世間の流行に乗っかるのも、景気のためには良いことかも知れないが、大切なのは「お念仏」を中心とした歩み。
明日は、今日より冷え込むそう。
おからだに気をつけて。
2月3日(月)
昨日に続き暖かく、白い霧に覆われた朝。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は4年生。
鬼は外、福は内
ちょうど節分ということで、今日は鬼の登場する絵本を。
選んだ本は、
5ひきの小オニがきめたこと
イギリスのサラ・ダイアー作、毛利 衛 訳。
「もうり まもる さんって知ってる?」と尋ねても、「・・・、知らない・・・」と。
宇宙飛行士の毛利 衛 さんのことは、もう小学生には知られてないのかな?
「なんてすばらしいけしきなんだ」
地球上の景色をいつも眺めていた5匹の小オニ。
あるとき、眺めているだけではおさまらず、みんながそれぞれに自分の好きなものをとることにした。
お月さま、太陽、空、大地、そして海。
それぞれ自分の好きなものを大事に仕舞ったけれど、そのうち大切なことに気がついて、元に戻すことに。
せっかくなので、毛利さんのあとがき、「自然はすべてつながっている」を読んだのだが、ちょっとこれが難しかったかな?
そのあとがきの結びの文に、
この本に登場する小オニたちは全能です。地球そのものである、大地、海、空を手に入れるばかりでなく、宇宙にある月や太陽も手に入れるほどです。ひょっとしたら人間も、この小オニになろうとしてきたのでしょうか。広大な宇宙に太陽系ができた46億年の時間と空間のつながり。さらに、地球と呼ばれる大地に海と空ができ、生命がはぐくまれた40億年の時間と空間のつながり。その中に、私たちが存在します。その小さな生命の側から逆に、太陽、海、空、月、太陽を見るから、うっとりするのでしょう。私たちはその大事さにすぐに気づく、賢い小オニとなれるでしょうか。
すべてがつながっている。
でも、賢い小オニのように、大事なことに気づかず、元に戻すことができなかったら・・・。
鬼は外、福は内
鬼を追い出すだけでなく、今日はオニをご縁に何に気づかせていただこう。
2月1日(土)
今日から2月。
諸行事がいろいろと続いたので、月が変わってからの総代会新年会。
お内仏でおつとめし、ご挨拶をさせていただき、そして会食。
お酒をいただきながら、いろいろなお話を聞かせていただく。
今の総代の皆さんは、戦前生まれでも、小学生・中学生の頃だったそうで、その頃の思い出話が次々と。
小さい時のことながら、松山の夜の空襲がこの辺りから見えたとか、原爆が投下された時には自分はどうしてたとか、皆さんよく憶えてるなぁと感心しながら聞かせていただくのだが、一つ前の世代の方からはあまり戦争時の体験は・・・。
少し世代が代わるだけで話が変わってくる。
今聞かせていただくことの大切さと、それを受け継いでいくことの大切さ。
そんなことをしみじみと。
今年もいろいろお世話になります。
1月31日(金)
今日は暖かい一日。
午後から広南小学校の参観日と持久走大会に。
1・2年生が800メートル、3・4年生が1200メートル、5・6年生が1500メートル。
もうすぐソチ冬季オリンピックが始まるが、オリンピックの年にふさわしく、ビッグなゲストがスターターに。
今回スターターをつとめてくださったのは、長浜出身のオリンピック選手。
元祖市民ランナーとして、1972年のミュンヘンオリンピックでマラソンに出場した采谷義秋さん。
インフルエンザが流行っており、残念ながら何人か欠席者がいたようだが、一生懸命走る姿を拍手で応援。
いくらこれまで準備をしてきても、こうして休んで今日の大会に出れない人もいる。
そう思うと、ご縁がととのうってありがたいな。
そして、今夜は阿賀の称名寺にて我聞会1月例会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(156)(157)。
(157)の「仏法をあるじとし、世間を客人(まろうど)とせよ」のことばは、よく聞くことばだが、註釈版聖典の註に、
法然聖人の『和語灯録』二に「煩悩をば心のまら人(うど)とし、念仏をば心のあるじとしつれば・・・」とあるのによられたものであろう。
と、これは法然聖人のことばから?!
『和語灯録』・・・。
学生時代、龍谷大学善本叢書『黒谷上人語燈録(和語)』の校異のお手伝いをさせていただいたことをふと思い出しながら・・・。
法話では、とある法話より、母の願いを聞かせていただいた。
みんなそれぞれお慈悲のなかに。