専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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6月17日(火)
今日は午前中から雨が降り出した。
今夜から仏教婦人会法座。
先月、本願寺の阿弥陀堂と御影堂が重要文化財から国宝へ昇格するとのニュースが流れた。今席はその話より。
「国宝」、私たちのお寺が国の宝!
何だかほんとに良い響き。
そんな話を聞かせていただきながら、ふと思い出すことが。
以前、本願寺が世界文化遺産に登録された。
その際、大きな「世界遺産 本願寺」の垂れ幕が下がった。
それを眺めながらある和上が、ちょっぴり寂しそうに「遺産か・・・」とつぶやかれた。
受け継がれたものを守っていくことも大切だけど、受け継いでくださった方々のご恩を感謝しながら、今私に届いているものを大切に。
足もとの悪いなか、ようこそのお参りでした。
6月11日(水)
広島別院にて、今日と明日の両日、安芸教区総講習会が開かれる。
その総講習会の前に、この一年間に亡くなられた住職・前住職・衆徒・坊守・前坊守の追悼法要。
今年は39名の名前。
その中に、前住職の名、広真光寺前住職様、住蓮寺前坊守様の名前も。
遺族として、一番前でご縁にあわせていただく。
昨日、広公園の南側に、長浜出身の新しいパン屋さん“コアン ド ルー”がオープンし、開店祝いのお花を買いに広島へ。
そこでたまたま置いてあった看板がふと目に止まった。
ご迷惑をおかけして申し訳ございません
こうした公共の場であれば、糞や落下物の危険があるからとか、子育て中のカラスが気が立って襲うこともあるからと、巣を撤去したりするのだろうけど、こうした看板を見ると何とも心が。
「安芸の安居」とも言われる総講習会。
「安居(あんご)」とは、もともとインドで雨期に入ると、草木が生い茂り、虫たちが動き出す。托鉢のために遊行している僧侶たちは、その虫たちを踏み殺さないようにと、この時期は遊行をやめ、一つところに集まって修行することから始まったと聞く。
いのちのつながりを大切に
6月6日(金)
朝6時から、昨晩ご門主を交代され、新しくご門主となられた専如上人が初めて導師をつとめるお晨朝。
阿弥陀堂での『讃仏偈』のおつとめは、御影堂のモニターを見ながら。
そして、御影堂では、昨日前門様(即如上人)が日没勤行で鍵をかけられた御真影様の鍵を新ご門主さまが開けられる。
呉東組の実践運動の「浄土真宗の儀礼の意義を問う」。
こうした一つ一つの儀礼・作法を見るにつけ、大切なことだなぁとふと。
繰り読みのご和讃は最初の「弥陀成仏のこのかたは」より。
前回の法統継承式もそうだったそう。
にも関わらず、8時過ぎに御影堂に入ると、すでにたくさんの方・・・。
待ち時間の2時間、ずっと正座。
崩そうにも、隣の方との間隔がないため、崩すに崩せず。
そして、法要が終わるのが12時前。
さすがに足が壊れそう・・・。
また、「写真・動画撮影はご遠慮ください」とのアナウンスが流れていたので、法要中は遠慮。
最後までおつとめに会い、境内で記念の紅白まんじゅうと『本願寺新報』号外をいただいて帰る。
猛暑とのニュースが連日続いていたのに、涼しい風が吹き抜けて。
次の法統継承式はおそらく無理かと。
そう思うと、ほんとにいろんなご縁が整ってお参りさせていただいた法要だなぁと、「おかげさまで」のお念仏。