ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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仏教壮年会 11月例会

11月8日(金)

今日も午前中、報恩講参り。

報恩講は、正信偈を読み、その後『御文章』聖人一流章を拝読。

 

あるお宅で、おつとめが終わった後、

「よく分からないのでお尋ねするのですが、お経を読んだ後、2回目に読まれたのは何ですか?」

との質問。

見よう見まねで頭を下げて聞いてるものの、何が何やらと。

 

お仏壇の脇に掛かっている蓮如上人の御絵像の紹介から、お手紙を書かれて法を伝えられた話をかいつまんで。

聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥

聞けるときに聞いておかなければ。

 

そんなこともあって、今夜の仏教壮年会の例会では、長浜に関することをテーマに。

 

一つは、『妙好人伝』に登場する九右衛門の息子、想四郎と想吉兄弟の話。

先日の秋祭に由来する話ではあるが、なかなか知る機会がない。

そこで、現代語訳にしたものを紹介。

 

そして、昭和28年の長浜衛生協力会の「蚊やハエのいないまちづくり」の話を、写真で紹介。

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会員の方から、船の舳先に化粧をした若者をくくりつけて、遭難した輿居島の方に向けるということは昭和42年まで行われていたとか、昔長浜に劇場があった頃にこの兄弟の劇が行われたとか、入江神社の押し入れに、『妙好人伝』にも登場する絵馬が納められてあるとか、中学生だった頃にこのまちづくりに参加したとか、いろいろと聞いたことのない話を次々聞かせていただく。

 

こうして話が出て来るときに、いろいろと聞かせていただかなければ。

2013年11月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

おもてなし

11月7日(木)

今日は広商店街を中心に報恩講参り。

葬式が出来たため、時間に追われながら・・・。
また、お待たせしながら・・・。

 

次々とお宅をまわらせていただくのだが、今日お参りしたお宅で、玄関を入ってすぐ、飾られてあった額に目がとまる。

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もうすぐ94歳になるご主人が趣味でされている落款。

その落款の「重誓偈」。

 

仏間にもいろいろとお経の御文を彫った落款の作品が。

 

一緒にお参りした後、あまりにもすばらしかったので、お願いして写真を撮らせていただいた。

仏事のおもてなし。

 

何だか嬉しく。

2013年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku

浄円寺報恩講

11月6日(水)

午前中、広本町の報恩講参り、葬式を済ませ、午後から広駅前の浄円寺報恩講の御満座へ。

今年は法要の導師。

住蓮寺御住職と交替でつとめている導師。
昨年私がつとめることになっていたが、声が出なくなってしまったので、昨年は代わっていただいた。
それで、今年は私の番。

すっかりそのことを忘れていたが、どうもこの時期になると疲労から声が出なくなる。
先日リンパが腫れて心配したが、何とか今のところ・・・。

 

そして、今夜はその浄円寺若院様の結婚披露に出席。

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先月、京都で結婚式と披露宴が行われたそうだが、今日は呉東組、保育所関係、御門徒さんなどへの披露。

新しい風がまたひとつ呉東組へ。

 

また、明日も朝から報恩講参り。

2013年11月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

長浜秋祭

11月3日(日)

長浜入江神社の祭礼。

朝から雨が降り、あいにくのお天気となったが、入江神社境内にテントが張られ、夕方近くまで太鼓の音が響いた。

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嵐の中でも神頼みすることなく、お念仏を申した惣四郎と惣吉兄弟の物語にちなんだ秋祭。

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楽しみにされていた方、お世話をされた方には大変な一日。

でも、忘れられない一日となったかな。

ご苦労さまでした。

2013年11月3日 | カテゴリー : 地域 | 投稿者 : sentoku

我聞会 10月例会

10月31日(木)

今日で10月も終わり。

呉東組の行事も親鸞聖人讃仰会、仏壮連盟、聞名講、若婦人連続研修会、ご縁の会・・・など、盛りだくさんの1ヶ月。

締めくくりの今夜は、光明寺にて我聞会の10月例会。

輪読の『蓮如上人御一代記聞書』は(152)(153)。

(151)は「難中之難」、(152)は[信じる]・[謗る]、[信じる]・[疑う]について。

 

法話では、アンパンマンのマーチ、金子みすゞの『花のたましい』より、葬式の際のご和讃2首のお味わいを聞かせていただく。

輪読・法話を聞かせていただきながら、今日の出来事を思い浮かべた。

 

今日はお参り先で3名の方の涙に出遇った。

お母さんを亡くされた息子さんの涙。
1ヶ月、兄弟で代わる代わる寝ずの看病。
思い返すと、そこにお母さんの願いを感じたと。

 

子どもが次々と先立って、一人残った娘も余命わずかで入院中。
自分が亡くなったら、この家は絶えてしまうから、その後のことをどうしたら良いでしょう・・・と80を過ぎたお母さんの涙。

 

ご主人を亡くされ、一周忌を来春に控えているけれど、それまで納骨は・・・と、寂しそうな涙。

 

いろんな涙に出遇いながら、ただ[はからう]ことなく、頷いて聞くばかり。

 

限られた時間の中でもあるが、それしか出来ないなと。

往生ほどの一大事、凡夫のはからふべきことにあらず、ひとすぢに如来にまかせたてまつるべし。すべて凡夫にかぎらず、補処の弥勒菩薩をはじめとして仏智の不思議をはからふべきにあらず、まして凡夫の浅智をや。(執持鈔)

 

2013年10月31日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku