専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
9月24日(火)
昨日が彼岸の中日。
そして、今晩から秋季彼岸会の法座。
このたびの御講師は、島根県光善寺の波北 顕 師。
平成7年に本願寺の安居事務所へ書記として初めて従事させていただいた時、事務所で2週間、席を並べてご一緒させていただいた。
それから長い時を経て、このたび御講師として久しぶりにお会いさせていただくことに。
今席は、世界遺産“石見銀山”の灯りにまつわる話から、三毒の煩悩についてお話を聞かせていただいた。
何とも身につまされるお話。
また、今日『念佛日和』秋号が出来上がった。
近々、世話係のみなさんにご協力いただいて、報恩講のごあんない方々届けていただくことに。
明日も、お誘いあわせてお参りを。
9月19日(木)
ツクツクボウシの鳴き声も、螺山からまだ聞こえてくるが、今日の昼、秋の訪れを告げるモズの高鳴きを初めて聞いた。
今日は中秋の名月。
旧暦の8月15日に当たるそうだが、この中秋の名月も次に見られるのは8年後だとか。
《参考》tenki.jp
大変良いお天気で、きれいな満月が。
そして、
明日がいよいよ彼岸の入り。
暑さ寒さも彼岸まで。
彼岸が終われば、いよいよ報恩講。
9月18日(水)
午後1時15分、鐘楼の鐘を撞く。
国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、本日第33回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要が行われ、そのなかで撞かれる鐘に合わせ、午後1時15分から各寺院で平和の鐘を鳴らしましょうとのご案内があったので。
昭和6年(1931年)9月18日、柳条湖事件が起こった日にあわせて、毎年9月18日に行われている全戦没者追悼法要。
この柳条湖事件から満州事変がはじまり、第2次世界大戦へと向かっていく。
もう一度、ふり返り、過ちを繰り返さないよう願いながら鐘を撞く。
専徳寺の梵鐘は、戦時中に供出されて無くなった。
そして、戦後門信徒のみなさんの願いをいただいて、昭和28年に今の梵鐘を迎えた。
「南無阿弥陀佛」と「正覚大音響流十方」と記された梵鐘。
正しく覚られたみ教えが、大きな音となって十方に響き流れる。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ
9月17日(火)
秋空。
窓からさわやかな風が入ってくるようになった。
今日から『ゆるキャラグランプリ2013』の投票がはじまった。
「ゆるキャラ」って何?
と思われる方も多いと思うが、『国宝 阿修羅展』をはじめ、仏像ブーム(?)をひろめた“みうらじゅん”氏が、日の当たらなそうな地方のキャラクターに目を付けた。
第1回目のグランプリが「くまもん」。
九州に行くと、くまもんを見ないところがないくらい“くまもん”だらけ。
ものすごい経済効果である。
そこにこのたび、ご当地広から「ひろげんき君」がエントリー。
広甘藍(ひろかんらん)と呼ばれるキャベツがイメージキャラクターに。
明治17年に当時の広村が大きな台風に襲われ、堤防が決壊し、田畑が海水で水浸しになり、荒れ果てた。
貧困の中にいた広村を救ったのは、アメリカに移住した広村出身の矢口亥之吉さん。
ロサンゼルス沿岸の塩気を含んだ土地で育つキャベツを見て、広村の役に立てるのではと、実家の父へ種を送ってきた。
そこからキャベツの生産がはじまり、海軍へ納められるようになってからは、広村は大変裕福になったのだそう。
ただ、時代の流れで、次第に広甘藍も姿を消していったが、今またその広甘藍が注目され、作られるようになってきた。
その広甘藍がイメージキャラクター“ひろげんき君”として登場。
矢口さんがキャベツを送ってきたのは、家族や故郷を思う心を持っていたからこそ。
このたびの台風で川が氾濫し、大変な被害が出ている。
矢口さんのようにはいかなくても、そこに心を寄せていると、何かのご縁で矢口さんのようなことが生まれるかも。
呉からはもうひとつ船をモチーフにした“てつぞー”がエントリー。
何と、京都からは本願寺門前町のマスコットキャラクター“おりんちゃん”が。
結果はどうあれ、こうしたことが良いご縁となりますように。
9月16日(月)
父、前住職が亡くなってから昨日でちょうど1ヶ月。
夕方、お内仏にて初月忌をおつとめ。
おつとめを終え、電気を消すと、障子越しに何ともいえない光が差し込む。
台風18号の影響で、境内には時折突風が舞う。
そして、夜が明け、こちらは快晴。
ただ、京都の桂川が氾濫し、たくさんの方が避難されているとの大変なニュースに驚く。
ここ最近の竜巻に洪水。本当にここは日本だろうか?と。
今日は専徳寺の本堂で、長浜自治会主催の敬老会。
地域の御高齢の方をお招きし、特設舞台が設置された本堂で、いろんな催し、余興などが披露される。
笑う門には福来たる
笑うことは大切なことだそう。
そんなことを聞きながら、最近お腹を抱えて笑うようなことがないなぁと・・・。
お腹を抱えるほどでなくても、笑えるご縁をいただきたいものだ。
いろいろと大変な時代となってきたが、みんなで一緒に!
み仏の恵みを喜び、互いに敬い助けあい、社会のために尽くします。