専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
10月3日(木)
昨日の雨で昨夜は急に肌寒いくらいに。
今日は時折パラパラと。
午前中、広白岳地区、3日間で通り報恩講修了。
そして、18時より川尻真光寺にて呉東組仏教壮年会連盟の後期研修会。
専徳寺仏教壮年会からは5名参加で、総勢55名+組内法中。
今回の研修議題は、
「自分にとっての仏様とは?」”-飲酒懇親を兼ねてのグループ討議-”。
『蓮如上人御一代記聞書』に、
(212)
一 蓮如上人、あるいは人に御酒をも下され、物をも下されて、かやうのことどもありがたく存ぜさせ近づけさせられ候ひて、仏法を御きかせ候ふ。さればかやうに物を下され候ふことも、信をとらせらるべきためと思し召せば、報謝と思し召し候ふより仰せられ候ふと云々。(295)
一、御門徒衆上洛候へば、前々住上人(蓮如)仰せられ候ふ。寒天には御酒等のかんをよくさせられて、路次の寒さをも忘られ候ふやうにと仰せられ候ふ。また炎天の時は、酒など冷せと仰せられ候ふ。
いつもの研修会では、御講師の話を黙ってお聴聞するだけだが、このたびは参加者にそれぞれ話してもらおうと、飲酒飲食をしながらグループ討議。
それぞれに仏さまとの出遇いがあり、それぞれに仏さまがおいでになる。
南無阿弥陀仏
そして、最後にある会員の方より、昔祖父母につられてお寺参りに行くと、休み時間にのど自慢のお母さん方が歌っていた炭坑節の替え歌。
船が出ますよ 六字丸(ヨイヨイ)
信の一念乗せられて
仏恩報謝の帆を揚げて
迷いの港を今出ます(サノヨイヨイ)
この一番の歌詞は覚えているけれど、二番の歌詞が思い出せないので、もしご存知の方がいればとご披露し、みなさん一緒に「サノヨイヨイ」と。
もし、ご存知の方がいらっしゃれば、ご一報を。
ようこそのお参りでした。
9月25日(水)
今日の朝席から石泉文庫虫干し法座。
2週間前から毎日毎日天気予報を確認。
ずっと9月25日は雨マーク。。。
でも、一昨日あたりからだんだんと雨マークから曇りマークへと。
何とか無事開催。
ただ、このたびは石泉文庫修復中で人手が少しでも欲しいと言うことで、そちらに集中して、お聴聞される方が少なく。。。
次回の総代会でこの件は検討課題に。
御講師は、呉東組内 阿賀 法幢寺 津立経治師。
正信偈の
如来所以興出世 唯説弥陀本願海
のお味わい。
法座終了後、石泉文庫から蔵書の半分を専徳寺へと運ぶ。
文庫の二階からバケツリレー形式で下ろされた経本を、
この細いアップダウンのある道で、専徳寺まで運ぶ。
今年も広南小学校のみなさんがお手伝い。
何往復もして、本を運んでくれる。
すべて運び終わったら、
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本堂に張ったロープに経本を干していく。
ロープに干す虫干しは他所では聞かない。
いつの頃から行われているのか分からないけれど、きっと一昔前までこの長浜は漁網の製産が盛んだったので、丈夫な紐を使って虫干しすることを始めたのではないだろうか。
長浜の文化と歴史がつまった虫干し作業。
大変な作業ではあるけれど、続けていけたらいいな。
と、虫干しが終わった後、6年生に石泉文庫のことを話す中で紹介。
午後3時。
有志のみなさんが集まってくれて、干した経本の後片付け。
明日も朝7時30分からの法座終了後に残りの半分を虫干し。
暑い中をありがとうございました。
そして、ようこそのお参りでした。