ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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広南小学校 読み聞かせ (10)

6月3日(月)

雨が上がり、さわやかな朝。

今日は広南小学校の読み聞かせ。
4年生を担当。

 

今日読んだ本は、花岡大学 作 『百羽のツル』。

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作者の花岡大学は、奈良の浄土真宗本願寺派寺院の住職でもあった。

仏教を通して“こころ”を伝えた。

 

この本は、以前道徳の時間に読んだことがあるそうだが、その内容は、

百羽のツルの心の「つながり」の「あたたかさ」。(作者あとがきより)

 

長い旅をしてやってくるツルの話を読みながら、今せっせと子育てしているツバメも、遠くはオーストラリアから、道中いろんなことがあったのだろうなぁと・・・。

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学校近くの電柱の上では、ハシボソガラスが子育て中。

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みんな、みんな、それぞれのいのちを生きている。

2013年6月3日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku

起き上がりムンク と 呉東組総代会総会

6月1日(土)

今日から6月。衣替え。

4月19日、ニュースなどで“起き上がりムンク”なるものがあって、野沢民芸品制作企業組合のホームページで、ちょうどその日に販売されたことを知り、早速注文。

大小4色の“起き上がりムンク”。

どの色にしよう、どの大きさにしようと考えたが、せっかくだから全部買ってしまおうと・・・。

 

あれから1ヶ月が過ぎ、どうしたものかと思っていたら、何と手作りのため2ヶ月待ちだと。
その商品がようやく届いた。

福島県会津より。

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ノルウェーの画家、エドヴァルド・ムンク。

そのムンク生誕150周年を記念して、スカンジナビア政府観光局が、東日本大震災の被災地支援として野沢民芸品製作組合に制作を依頼したことから生まれたものだそう。

何度盗難に遭っても戻ってくる“叫び”を、何度倒しても起き上がる「起き上がり小法師」に見たてて。

 

「愛」と「死」、それがもたらす「不安」をテーマとした作品、ムンクの『叫び』。

 

この売り上げの一部が、東日本大震災ふくしまこども基金に寄付されるのだそう。

大きな足しにはならないかも知れないが、少しくらい足しになればと。

 

今夜は、広ステーションホテルにて、呉東組総代会の総会。

専徳寺から住職と総代長が出席。

途中、お通夜で抜けたりと、バタバタしてしまったが、いろいろと良いご縁をいただいた。

2013年6月1日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

5月30日(木)

境内のアジサイがきれいに咲き始める。

 

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今夜は阿賀の法幢寺にて法中会。

議題の中心は、来月に迫った呉東組団体参拝について。

呉東組16ヶ寺から92名の参加。

専徳寺からは13名。

小坪を朝5時55分に出発、広南小学校前、長浜桟橋と乗り込んで、広の各寺院と合流し、本願寺へ向かうことに。

 

お天気が心配なところだが、雨なら雨の良さもあるかな。

2013年5月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 読み聞かせ (9)

5月27日(月)

今日は薄曇り。

中国地方は例年よりも早く、梅雨入りだそう。

 

今朝は久しぶりに広南小学校の読み聞かせ。

今年度初めての参加は、3年生。

 

元気な3年生にはインパクトのある絵本がよいかなと思い、選んだ絵本は『ストライプ たいへん!しまもようになっちゃった』。

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案の定、絵本を取り出した途端、4名の男の子が椅子を持って目の前にやって来た。

 

リマ豆が大好きな女の子、カミラ・クリーム。
クラスのみんなはリマ豆が嫌いなため、それを隠してみんなと同じでいたいと考えた。

すると、大変な“しまもよう病”に。

いろんな人がやってきては、看てくれるのだけれど治らない。

 

イチゴのようにかわいらしい、ふっくらとしたおばあさんがやってきて、リマ豆を食べさせて治してくれた。

「わたしにはわかっていましたよ。ほんとうのあなたが、この場所のどこかにいるってね」

自分らしく“ほんとうのあなた”であることの大切さを説いた絵本。

みんなちがって みんないい

を違った形で伝えた絵本かな。

 

読み終えて、「こんな風になってみたい人!」と尋ねると、一人だけ手を挙げる。

 

みんな、最初から最後まで食い入るように。

 

来週は4年生。

2013年5月27日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

我聞会 5月例会

5月26日(日)

先週の日曜日の雨で延期となっていた小坪薬師堂の法要に昼からお参り。

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何年か前から小坪自治会で管理しているつぶ山にある薬師堂。

毎年、降誕会に近いこの時期、自治会主催でハイキングを兼ねた法要がつとまる。

薬師堂とは言っても、薬師如来絵像の前に阿弥陀さまが置かれ、正信偈のおつとめと法話。

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法要中、ホトトギスにウグイス、シジュウカラ、いろんな声が響きわたる。

 

夜は、当山専徳寺にて我聞会。

今日から新しく法幢寺若院が参加。
メンバーも増えて、新しくスタート。

『蓮如上人御一代記聞書』(144)と(145)。
蓮如上人の御苦労を聞かせていただく。

そして、今夜の法話は私が担当。

よく満中陰法要でお話させていただく小林一茶の話を紹介。

『おらが春』は、浄土真宗のお味わいが満載の作品であるのに、それほど知られていない。

50を過ぎて結婚した一茶。長女を迎えて初めて迎えた正月から1年を綴った『おらが春』。

目出度さも ちう位也 おらが春

で始まる「おらが春」。その次に出て来るのが、

這へ笑へ 二ツになるぞ けさからは

 

可愛くて仕方のない娘。その娘が病気で亡くなってしまう。その時の俳句が、

露の世は 露の世ながら さりながら

 

浄土真宗に熱心だった一茶。人間の一生は朝露のようにはかないいのちと、頭では分かってはいるけど、「さりながら」。

 

その「さりながら」と思う私だからこそ、阿弥陀さまの願いがかかっている。

ともかくも あなた任せの としの暮れ

 

その思いを最後の結びに、“あなた(阿弥陀さま)まかせ”と結んでいる。

 

そんな話をかいつまんで紹介。

 
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例会終了後、歓迎会。

帰りが遅かったため、日付が変わってしまった・・・。

明日は、久しぶりの広南小学校の読み聞かせ。

 
2013年5月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku