専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
6月12日(水)
朝6時前に小坪から長浜、広と順番に参加者を乗せて、一路バスで京都へ。
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2年に一度の組の団体参拝。
このたびは本願寺の念仏奉仕団に参加。
今年は念仏奉仕団が始まって60周年という記念すべき年。
また、来年6月に本願寺の門主を退任されるご門主さまと、ご門主さまとしてお会いできる最後のご縁。
その奉仕団に呉東組90名、バス3台で上山。
そのうち専徳寺から12名。
台風3号の影響が心配されたが、青空が広がり、暑い一日に。
最初の訪問先、大谷本廟では到着時刻が遅れたため、専徳寺の納骨壇にご門徒のみなさんとお参りするのみ。
慌ただしく本願寺へ。
御影堂の畳と廊下を拭き掃除。
さすがに大勢の拭き掃除は迫力満点。
その後、龍谷ミュージアムで『平山郁夫 悠久のシルクロード』展を観てホテルへ。
朝早くから本当にご苦労さまでした。
明日も6時にお晨朝。
6月10日(月)
6月6日(木)、隣寺の住蓮寺前坊守様がお亡くなりになり、昨夜の通夜に引き続き、午前11時より葬式が住蓮寺本堂にて執り行われた。
呉東組組内法中、色衣に七条袈裟を着け、その導師を勤めさせていただく。
先月、住蓮寺で初参式が開かれた時、ニコニコといつものお元気そうなお顔を見せていただいたのに・・・。
昨日のお通夜の御住職の挨拶のなかで、死に顔の口元が「ありがとう、またね」と言ってるようだったと聞かせていただき、また会える世界のあるお念仏に出遇えてよかったと感じさせていただいた。
たまたま、昨日小学4年の長男が、
永訣の朝
けふのうちにとほくへいってしまふわたくしのいもうとよ
みぞれがふっておもてはへんにあかるいのだ
(あめゆじゅとてちてけんじゃ)・・・
と読んでいるのを聞きながら、何とも寂しいなぁと感じた。
浄土真宗を捨て、『法華経』信仰へと帰入した宮沢賢治。
Ora Orade Shidori egumo (おら 一人 往くよ)
と言い残し、亡くなっていった妹トシ。
別れの寂しさは誰にでも訪れるのであろうが、永遠の別れか、また会える別れか。
大きな違いがそこに。
恋しくば なもあみだぶつを 称ふべし
六字のなかに 君はほほえむ
「恋しくば 南無阿弥陀仏を称ふべし 我も六字のうちにこそ住め」は聞いたことがあるが、「六字のなかに 君はほほえむ」とは、どなたの・・・と思っていたら、御住職の挨拶のなかで、これは亡くなられた前坊守様がご主人である前住職様が亡くなった時に詠まれたのだと聞かせていただく。
今日は広島別院で安芸教区総講習会。
高史明氏を御講師に迎え、『大悲を生きる』と題した講義あったのだが、そちらへは結局参加できず。
6月10日(月)
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
今年度初めて1年生を担当。
小坪の児童がほとんどで、行く早々質問ぜめ。
読んだ本は、
『じごくのラーメンや』(作 苅田澄子・絵 西村繁男)。
閻魔さま特製の辛い辛い地獄の血の池ラーメンを完食すれば、天国(浄土)へ行ける。
辛くて辛くて食べられないラーメンに、浄土へ往きたいと連日長蛇の列。
そんなおり、仏さまがラーメン屋へ。
完食したら何でも言うことを聞くと約束を取り付け、ラーメンを食べることに。
さすがに仏さまも辛くて食べられなかったのを、小さなお地蔵さんが「おいしい」と完食。
仏さまとの約束は・・・。
初めての本だったようで、みんなじっと見入って、面白かったと。
「地獄へ行ってみたいですか?」と終わった後に質問すると、さすがにみんな「いやです!」と。
「地獄はいや!」
今の素直な気持ちを大切に。
6月8日(土)
午前中、土曜日には珍しく法事が少なかったため、次男と境内でボール遊びをしていて、ふと空を見上げると、・・・
太陽のまわりに白い輪が見えた。
せっかくだから、親鸞聖人像でも。
これは、「暈」。
「かさ」と読むのだそう。
太陽のまわりに見られるのを「日暈(ひがさ/にちうん)」、月のまわりに見られるのを「月暈(つきがさ/げつうん)」と呼ぶのだと。
「ぼかす」とは、この「暈す」と書き、歌舞伎の隈取りの「隈」とも同じだそう。
何ごとも、「たまたま」から知るご縁をいただく。
今夜は仏教壮年会の6月例会。
先日訪れた岩手・宮城の話を中心に。
いま、私にできることから。
6月4日(火)
午前10時より、仁方の浄徳寺にて、呉東組仏教婦人会連盟の総会。
総会で、前年度の事業報告・決算報告、今年度の事業計画・予算を審議。
その後、役員の皆さんによる朗読劇『どうぞのいす』。
これは、毎年12月に児童福祉施設『仁風園』を呉東組仏教婦人会連盟が訪問しているが、昨年役員のみなさんが子どもたちの前で披露した朗読劇の再演。
「どうぞ」は、相手を思う気持ちから。
昼食をはさんで、午後から法話。
御講師は、深川組明光寺若坊守 牛尾かおり師。
6歳の娘を小児癌で亡くし、それをきっかけに『いのちの授業』を始められた鈴木中人氏の話から、手を合わすことの大切さをお聞かせいただく。
また、お聴聞された方には、「ありがとう」の反対語という話が心に残っていたよう。
「ありがとう」の反対語・・・。
それは、「あたりまえ」。
あたりまえ~ あたりまえ~
あたりまえ体操右足を出して左足出すと 歩ける!
あたりまえ体操
幼稚園に通う次男も、幼稚園でこの『あたりまえ体操』を耳にするようで、時々口ずさんでるが、この「あたりまえ」と思っていたことが、実はそうではなかったと気づかされたとき、「ありがとう(有難う)」という気持ちが生まれる。
手を合わす姿を家庭の中から。