専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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11月27日(火)
今夜は仁方の浄徳寺にて、今年最後の例会。
今日の輪読は、『蓮如上人御一代記聞書』(134)(135)。
蓮如上人は、たとえ正しい教えであっても、煩わしい理屈を並べることはダメだとおっしゃられた。また、世間話ばかりもよくないと。
何ごとも簡潔に。
そして、何ごとも仏恩報謝の営みだと。
それから、法話では『白骨の御文章』のことばより、身近に起こった大変な事故の話。
車の助手席に乗っていた奥さんが、大変な交通事故に。
そして、一命を取り留めた後、医師から、もし・・・だったら、もし・・・だったら、もし・・・だったら。そのなかの一つでも欠けていたら、奥様は亡くなっておられたでしょうと告げられた。
いろんなご縁が重なって、今のいのちがある。
それなのに、今日を無事生かされていることに感謝することが出来ない愚かな私がいる。
そんな話を聞かせていただいた。
11月27日(火)
11月も最終週。
昨日・今日と、長浜沼田地区の報恩講。
昨日は雨の降るなか、お参り。そして、今日は寒いなか。
昨日は、どこのお宅へ行っても、「今日は足もとの悪いなか・・・」と暖かい声をかけていただく。
確かに足袋が濡れて冷えるのだが、瓦に散った紅葉の濡れ姿は、雨の日だからこその光景。
また、こうして雨の日があるから、晴れている日をありがたく思う。
そう思うと、この雨もありがたい。
今日は昼から真徳会館の報恩講に。
「東福浦説教所」と呼ばれていたが、地名から「東福浦」の名前が消え、それにともない「真徳会館」と呼ばれるように。
この真徳会館、「真」は真光寺、「徳」は専徳寺から一字ずつ取って付けられたと、教えていただいた。
この報恩講は、真光寺と専徳寺が隔年でお取り次ぎ。
お昼に伺うと、まずはお斎(とき)。
自治会の班ごとにその年の当番をされるそうで、今年も心のこもった手作りのお精進のお斎。
そのお斎を美味しくいただいて、みんなで正信偈のおつとめと、その後1席法話。
この地域は自治会が昔から熱心にお世話してくださり、終わった後も控え室でいろいろと聞かせていただく。
地域の方が声をかけあい、昔ながらの姿が残っている。
その姿を大切に。
11月22日(木)
今年新しく小中一貫校となった『広南学園』(旧 長浜小学校・旧 小坪小学校・旧 長浜中学校)で、「小中一貫教育研究会」が開かれた。
教育委員会、各小・中学校の関係者の方々が来校し、地域・保護者にも開放されたので、参観に。
研究会の報告があり、引き続いて全校児童・生徒も一緒に、長浜出身のサックス奏者 坂田明先生の特別授業「広南の後輩たちへ」。
サックスの音色を披露したあと、御自身のミジンコのビデオを通して、誕生から死まで、ユーモアを交えながら聞かせていただいた。
その後の御自身の話のなかで、
今考えていることは、どうやって死ぬかを考えている。どうやって死ぬかということはどうやって生きるかということなんです。
有名であるから幸せであるということはありません。親がいてくれた方が、妹がいてくれた方が、よっぽど幸せです。
いのち、つながり、いろんなことを聞かせていただいた。
その後、全校生徒による『「ありがとう」ソング』の合唱。
途中から坂田明氏のサックスも加わり、「ありがとう」が会場の体育館に響いた。
(この編集のため、とうとうブログを更新するのに日にちが変わってしまった。)
午後から長男の3年生のクラスを参観。
3年生は「しょうぼうだんのおじさん」。
地元広南消防団の池庄司氏をお迎えし、地域のために働いてくれている人たちがいるから、安心して暮らせるということを学んだ。
11月22日(木)
今日の朝席で今年最後の法座、仏教壮年会法座が御満座。
このたびのご縁は、今年の宗門のポスターに書かれていたスローガン、『本願に遇えた喜びを行動に』より。
願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国
行動に移すことは、“みんな一緒に”というこころ。
ひとり喜ぶだけでなく、ともに・・・。
そんな世のなかとなりますように。
ようこそのお参りでした。
法座が終わり、今日は胡子地区の報恩講。
下から寺の黄色く色づいたイチョウが見える。
昔のイチョウを知る方によると、このイチョウはもっともっと高さのある木だったと。
このイチョウの葉。
調べてみると、認知症などの脳障害の予防、アトピー性皮膚炎の改善、糖尿病予防、高血圧予防などなど、大変な効能があるのだそう。
石泉文庫の蔵書を虫干しするとき、茶色くなったイチョウの葉がヒラヒラと本から舞い落ちることがある。
イチョウの葉を挟むことで、防虫効果も?
来月2日が仏教壮年会の境内清掃。
それまでに全部散ることはないかな・・・。