専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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3月14日(木)
今日は朝から穏やかな陽気。
ようやく蓮の植え替えが出来た。
ふるいを使って気をつけながら水を捨てると、ドジョウが元気に。
そして、ヤゴが。
ウグイス、シジュウカラの声を聞きながら、昼までかかって全ての蓮の泥落とし。
午後から新しい土を入れて、カットした蓮根を植えていく。
境内は、日当たりが良いようで、日照時間は意外と短いのかなと昨年感じたので、置き場所を変更してみることに。
元気に育って、綺麗な花を咲かせてくれたらいいのだけれど。。。
鐘楼横に昨年植えたアヤメ。
アナグマやネコに何度も荒らされたので、心配していたけれど、ただいま3株芽が出て来た。
元気に育つと良いな。
明日は恐らく筋肉痛。。。
3月12日(火)
先日、ご門徒さまのお宅より、「遺骨が戻ってきたのでお墓に納めたいけれど、墓標に刻む法名が分からないので」と連絡があり、調べてみたら昭和20年11月〇日に21歳で亡くなられ、院号も付いていたので、恐らく戦死された方であろうと思いながら今日を迎える。
本日、遺骨を持ってお寺に参ってこられたので、納骨法要をおつとめ。
そのあとお話を伺うと、このたびDNA鑑定で故人が特定されたそうで、「先日新聞にも同じような話が載ってましたね」と言うと、故人も同じくシベリア抑留中に栄養失調で亡くなり、その方と同じ墓地に埋葬されていたとか。
来年が戦後80年。
直接戦争は知らないけれど、戦死された方の納骨法要を初めておつとめすると、いろんなことを思う。。。
「おかえりなさい」
そして、世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ。
3月11日(月)
今朝は今年度最後の広南小学校読み聞かせ。
担当は2年生。
読んだ絵本は、
『どうぶつえんにいらっしゃい』(文:本木洋子 ・絵:しろぺこり)
「今日、3月11日は何の日か知っていますか?」
2011年、東日本大震災から13年。
2年生の子どもたちはまだ生まれていない。親からは聞いているみたい。
でも、今年1月には能登半島地震があり、先日はこのあたりも震度4の地震。
東日本大震災にまつわる絵本を探していて見つけたこの絵本。
震災の時の上野動物園の様子を絵本にしたもの。
この絵本は、作者が当時上野動物園の園長だった小宮輝之さんの著書『動物園ではたらく』と出会ってから。
その本の「はじめに」の最後に、
今年の9月1日、「逃げ場所ないなら動物園に」という上野動物園のツイートが広く拡散されました。共感を示す「いいね」は午前中だけで9万5千件を超えたそうです。内閣府の調査では18歳以下の自殺率が新学期のはじまる9月1日が最も多いのです。
私もコメントを求められ、東日本大震災の翌日のことを話しました。あの日の入園者は、一人で動物たちを眺める、帰宅難民となった大人の姿ばかりでした。ぽつんと一人背広姿でたたずむ人々は、動物たちを見て、なにかホッとしているように見えたのです。
動物園に第5の役割があるならば、人の心を癒やし笑顔にすることではないかと思います。
動物園の役割には、「教育」「研究」「レクリエーション」「自然保護」の4つがあり、そして、もう一つ第5の役割が〈笑顔にすること〉と。
今年度は8冊の絵本を。
震災の翌年、長浜小学校と小坪小学校が合併して広南小学校となった年から参加した読み聞かせボランティア。
PTAボランティアとしては、次男の中学卒業でこのたび終了。
12年、213回。
住職でなかったら、このぶろぐがなかったら、ここまで続けることもなかったかも。
そう思う何もかも有難いご縁。
4月から広南学園のPTAではなくなるけれど、人数足らなかったら声かけてくださいと。
いいご縁をありがとうございました。