専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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8月26日(日)
夏休みも残すところあとわずか。
昨日、今日の2日間、父と子、母と子で広島アンデルセンの「夏休み 親子でアンデルセンに行こう!」イベントに参加。
昨日は長男と一緒に「夏休みのモビール作り」に挑戦。
そして、今日はこどもお菓子教室「夏野菜のカップケーキ&クリームディップ」。
いろいろと夏休みの良い思い出となったよう。
その間、ずっと留守番の次男は、アンデルセン3階に新しく出来た子ども用のパン工場がとても気に入ったようで、パン屋さんになりきり。
昨日はそのイベントの後、福屋八丁堀本店で開催中の「金子みすゞ展 ~みんなちがってみんないい」に。
たくさんの来場者で、ゆっくりと見ることが出来なかったが、図録を買って帰って家でじっくりと。
没後80年。
それでも、たくさんの方に影響を与えている。
金子みすゞの育った山口県長門市の仙崎。
その近くに、世界で初めて作られた日曜学校があったのだそう。
小児念仏会
200年以上も前、浄土宗の西円寺で、近所の子を集め、仏法に触れる機会を設け、お供えのお菓子を振る舞ったりしたのが始まり。
【参考】築地本願新報
金子みすゞも、小さい頃日曜学校に通っていたことが、詩の背景にあると聞く。
小さい頃から、こうしたご縁を通して育てられるこころ。
子どもたちにも、いろんなことを学んでこころを育てて欲しい。
8月21日(火)
残暑とは言いながら、毎日毎日暑い日が続く。
「残暑見舞い」。
これは、立秋(今年は8月7日)から8月末くらいまでに出すのだそう。
季節の上ではもう秋なのだが、秋らしさ・・・。
何もなさそうだが、白百合がいろんなところで見られるようになり、境内でも咲き出した。
また、ツバメの姿が少なくなった。
もう、南方に飛び立ったのだろうか。
台風14号と15号が続けて沖縄方面に来ているから、それまでに飛び立ったのかな?
そう思うと、秋が少しずつ。
夏休みもあとわずか。
暑い暑いと言ってるのも、あとわずか・・・と思いたいところ。
今年は金子みすゞさんが亡くなって80年。
明後日から福屋八丁堀店にて『金子みすゞ展 ~みんなちがってみんないい』(8月23日~28日)が開催される。
それから、8月20日号の『本願寺新報』に隣りの住蓮寺さんの記事が紹介されていたので、ご報告。
この門徒大会には、長浜日曜学校のほとけの子たちも参加。
長男も参加させていただきました。
何はともあれ、暑さ寒さも彼岸まで
あと少し、この暑さに気をつけて。
8月15日(水)
今日は朝から法事に盆参り、葬式、お通夜と、一日法務に追われる。
それから、今日は終戦記念日。
日露戦争以来の戦没者追悼法要が、夜7時30分より入江神社にて執り行われ、住蓮寺ご住職と一緒におつとめする。
戦争によって、たくさんの尊い命が失われた。
その第二次世界大戦終戦より67年。
それでも、いろんなところに戦争の傷跡が残り、毎日のようにニュースで流れてくる。
追悼法要は、亡くなられた方々を偲びながら、二度とあのような悲劇は繰り返さない。そんなことのなくなる世界に!と、こころにいただくご縁である。
長浜のご遺族とともに、自治会・女性会主催で営まれる追悼法要。
だんだんと高齢化が進み、参列する遺族の方の姿も減っていく。
一度消えてしまうと、再び歴史を繰り返してしまうかも。
資源の取り合い、食料の取り合い。
一つ間違えば・・・。
今こそ、
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ
明日から2日間、盆踊り。
ともしびを絶やすことなく、次の世代に。
暑いなか、ようこそのお参りでした。
8月14日(火)
今夜の西脇神社の祭礼は、天候不順のため中止に。
午後から雨は上がったものの、不安定な天気。
太鼓や御輿のない静かな夏祭りとなった。
ちょうどお盆であるが、専徳寺では初盆のお参りを依頼されたお宅だけを参る。
ただ、お盆にしか家族が集まれないからと、法事をされる方が多い。
墓参りに帰り、そして法事を迎える。
法話は閉幕したばかりのオリンピックの話から。
日本選手の活躍がいろいろと感動を与えてくれたが、あの活躍があったのは、良い準備をしてきたから。
備えあれば憂いなし
良い準備は大切なことではあるが、私たちは日頃の生活のなかで良い準備が出来ているだろうかと考えたとき、なかなか出来ていないことに気づかされる。
老いに対する準備、病に対する準備、死に対する準備。
こころの準備が出来ているかと問われたら、どれ一つ出来ていない。
日頃出来ていないからこそ、法事、盆、彼岸といったご縁を用意してくださっているのではないだろうか。
お盆。
亡くなられた方が帰ってくるご縁ではない。
亡くなられた方が用意してくださったご縁。
そのご縁を大切に、こころに良い準備をさせていただこう。
8月9日(木)
広南小学校の藤平校長先生より情報をいただいた。
今春、小坪小学校と長浜小学校が統合して広南小学校となったが、それに伴い小坪からの児童はバス通学することとなった。
安全にバス通学できるようにと、広長浜東自治会が学校と協力して、バス停に『広南ふれあい情報ステーション』を設置。
そして、このたびその横に、「守ろう命 広げようえがお」の石碑が建てられた。
夏休みの登校日、そこに広南小学校3年生が花を植えたのだそう。
この石碑は、広まちづくり推進委員会主催の活動助成コンペにおいて、広長浜東自治会が申請した「きまりを守って 安心・安全・笑顔の輪宣言」が選ばれたことによるもの。
いくら自分の命を守ろうと思っても、自分ひとりでは成り立たない。
お互いがお互いの命を大切に思いやるところから始まる。
花が植えられたのも、小さな命を思いやるこころから。
毎日、先生方や地域の方々の協力で、事故なくバス通学が続いている。
それでも、事故はいつどんな形で起こるか分からない。
だからこそ、みんなが思いやるこころを共有することが大切に。
そこから安心・安全が生まれ、笑顔が広がるのではないだろうか。
「えがお」の広がるまちづくり。
広南ふれあい情報ステーションから、そんなメッセージが発信された。