専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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9月18日(火)
本日、東京の国立千鳥ヶ淵戦没者墓苑において、第32回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要が営まれた。
この法要は、浄土真宗本願寺派が、悲惨な戦争を再び繰り返してはならないという平和への決意を確認するため、毎年9月18日に修行されている。【参考】本願寺ホームページ
このたびの法要では、法要において「平和宣言」を行い、「平和の鐘」を撞くこととなり、その同時刻に全国の寺院にも撞くよう呼びかけた。
初めての呼びかけに応え、専徳寺の梵鐘も、この時刻にあわせて梵鐘を鳴らした。
ただ、いくら力いっぱい撞いたところで、「讃仏偈」の「響流十方」。あらゆる世界に響き渡るほどの大きな音は出ない。
そこで、鐘の音をYouTubeに。
今日、この鐘の音が届かなかったところにも、届いてほしい。
今夜から秋季彼岸会。
9月17日(月)
今日は敬老の日。
本堂に年に一度の特設舞台が設けられ、長浜自治会・長浜女性会主催の敬老会が開かれる。
日頃のご苦労をねぎらいながら、楽しいひとときを。
ただ、台風16号。
特に大潮と重なっていただけに心配されたが、それほど大きな影響もなく。
「敬老」
「敬」の語源を調べてみると、「苟」は、羊の角に触れないように、はっとして人が体をかがめた姿。
「緊張してつつしむ」ところから、「うやまう」という言葉が生まれているそう。
「畏敬の念」という言葉もあるが、そのくらい昔は緊張感のある接し方であったのだろう。
今は少し違った気がする。
何となく緊張感がないような・・・。
親しき仲にも礼儀あり
年長者に対して、自然に対して、何に対しても「敬う」こころは大切にしたいもの。
明日は昼から「平和の鐘」。
そして夜から秋季彼岸会の法座。
お誘いあわせてお参りを。
9月15日(土)
午後から長男と一緒に、広島県立美術館に行った。
17日まで開催されている『フレデリック・バック展』を観るために。
夏休みに行ければ良かったのだが、なかなか行く機会が整わず、何とか閉幕前に。
『木を植えた男』
小学校の読み聞かせで読もうかと思ったが、時間内に読み終えるのは難しいので、諦めた絵本。
たくさん展示された絵の何とも言えない色が印象的だった。
自然を愛し、動物を愛し、平和を愛したバック氏の絵には、強いメッセージが込められていた。

夕方、車で帰る途中、雨が突然降り出し、クレアラインで前が見えなくなるほどに。
安全運転で何とか通り抜けたが、ここはどこだろう?と思うほどのスコール。
9月18日、東京で第32回千鳥ヶ淵全戦没者追悼法要が営まれる。
このたび、この法要の平和の鐘に合わせ、全国の本願寺派寺院に梵鐘を鳴らすよう依頼があった。
専徳寺でも、午後1時15分より鳴らす予定。
もし君が平和を望むなら、どうかアニメーションで平和を用意してほしい。絆を結び、愛し、理解するために作られるアニメーションで。
今日の『バック展』に展示されていたメッセージカード。
アニメーションは作れないが、当日の鐘は、寺院より発信するメッセージ。
平和を願う鐘の音。みんなのこころに届きますように。
9月13日(木)
今日は創作劇『親鸞 わが心のアジャセ』の呉公演。
午後3時開演ではあるが、午前8時45分に会場となる呉市文化ホールへ集合。
呉で開催ということで、組内の寺院はお手伝い。
9時から荷物の搬入作業、そして舞台の設営。

昼からはエキストラとして出演するため、衣姿に着替えリハーサルに参加。
エキストラとは言っても、ラストの場面で僧衣姿で舞台に上がり、役者の皆さんと一緒に念仏を称える僧侶役。
呉東組から総勢11名のエキストラが参加。
リハーサルが済むと、今度はスーツ姿に着替えて、観客の場内整理。
そして、舞台を観させていただき、ラストシーンに備えて再び衣姿に着替え、スタンバイ。
何とか出演し、無事幕を閉じる。

この後、この舞台は鹿児島、大阪(枚方)とまわり、最後仙台公演。
その仙台では、東日本大震災により被災された方々を招待することを、最後に主演の川崎麻世さんにより告げられると、場内どよめき。
その声に応え、たくさんの方が会場を後にする際、募金に協力してくださった。
本当に長い長い一日であったが、カーテンコールに手を振って、幕が下りたとき、目の前にいた川崎麻世さんや音無美紀子さんから「お疲れさまでした」の言葉を聞いた時、「舞台」という非日常的な空間にご一緒させていただいたことに感謝。
ようこそのご来場でした。