専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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12月20日(火)
報恩講も一段落し、今日は一日案内状づくり。
来年(平成24年)年回法要の当たっておられるお宅へご案内ハガキを。
年回法要とは、年忌法要とも呼ばれ、故人の御命日を御縁に営む法事のこと。
ただし、浄土真宗の場合は、追善供養の法事ではない。
『歎異抄』第五条に、親鸞聖人のことばとして、
親鸞は父母の孝養のためとて、一返にても念仏申したること、いまだ候はず。そのゆゑは、一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり。いづれもいづれも、この順次生に仏に成りてたすけ候ふべきなり。わがちからにてはげむ善にても候はばこそ、念仏を回向して父母をもたすけ候はめ。ただ自力をすてて、いそぎ浄土のさとりをひらきなば、六道・四生のあひだ、いづれの業苦にしづめりとも、神通方便をもつて、まづ有縁を度すべきなりと云々。
と、出てくる。
追善供養のための法事ではなく、亡くなられた方に導かれ、今私がお念仏に出遇う大切なご縁。
そのご縁をいただくからこそ、故人を敬い、尊ぶこころがそこに湧いてくる。
来年、年回法要が当たっているのは、
一周忌 平成23(2011)年に亡くなられた方
三回忌 平成22(2010)年に亡くなられた方
七回忌 平成18(2006)年に亡くなられた方
十三回忌 平成12(2000)年に亡くなられた方
十七回忌 平成 8(1996)年に亡くなられた方
二十五回忌 昭和63(1988)年に亡くなられた方
三十三回忌 昭和55(1980)年に亡くなられた方
五十回忌 昭和38(1963)年に亡くなられた方
百回忌 大正 2(1913)年に亡くなられた方
このうち、一周忌と三回忌は亡くなられてから2年続くので案内は送らず、七回忌から五十回忌に当たっているお宅へ案内状を送っている。
パソコンの寺院管理ソフトを使ってこれらの案内状を作るのだが、何から何まで自動でしてくれるわけではない。
この案内状を世話係の方にお手伝いいただいて、配っていただけるお宅へは配っていただき、それ以外のお宅へは郵送。
配っていただけるハガキと郵送するハガキを仕分け、配っていただけるハガキは地区ごと、世話係ごとに仕分けていく。
今日は一日、チェック作業。
世話係の方には、近いうちにお世話になります。
12月16日(金)
今日で東小坪の報恩講が終了。
9月に小坪からはじまった報恩講参りも、これで一段落。
戸別の報恩講参りがあと少し残っているものの、地区ごとに回るのを終えた。
今年は何とか体調も崩さず、喉を痛めて声が出なくなることもなく、ここまで来れた。
例年よりも暖かく、白い息を吐きながらということがなかった。
それも1つの要因かも知れない。
ただ、今朝は冷え込み、午後からはチラチラと初雪。
冷え込んだことで、島が浮かんで見える“浮島現象”が見られた。
これは、暖かい海面上に冷たい空気があるとき、そこを通る光が強く屈折してこのように見えるのだそう。
それから、頼んでおいた図録が届いた。
東京国立博物館で先日閉幕した『法然と親鸞 ゆかりの名宝』展の図録と、BE@RBRICKとのコラボで、額に白毫の付いた阿弥陀ベア。
朝日新聞社のオンラインショップで販売しているのを知って購入。
図録は、予想以上に分厚かった。
これだけ博物館で見ようと思ったら、さぞかし時間がかかったことだろう。
ついでに、夏に奈良国立博物館で開かれた『天竺へ 三蔵法師3万キロの旅』の図録も扱っていたので、一緒に購入。
こちらはキューピー人形とのコラボで、三蔵法師・孫悟空・猪八戒・沙悟浄のストラップ付き。
今どきの特別展は、こうした限定コラボ商品も。
12月15日(木)
今日は午前中に東小坪の報恩講。
午後1時30分より広島別院の報恩講に。
広島別院の報恩講は13日から16日まで勤められるが、15日と16日の法要には、安芸教区25組から各1名ずつ出勤して報恩講を勤める。
呉東組は今日(15日)。
このたび初めて組の代表として報恩講に出勤させていただいた。
12時40分集合だったが、少し早めに到着。
それでも、すでに境内は車・車・バス・・・。
到着して、新しく出来た安芸門徒会館でお斎をいただく。
お斎とは、法要・法座の参拝者にお出しをする精進料理のことです。
み仏のお慈悲の心を聴聞し、みなさんと共にみ仏の御前で、すべての恵みに感謝しながら会食いたしましょう。
本願寺広島別院
と、書かれた紙が巻かれ、箸袋に(新)食事のことば。
そのお斎をいただき、本堂裏の香房で別院の色衣と五条袈裟を着け、1時30分より法要に。
広島別院輪番導師のもと、「正信念仏偈 第二種」のおつとめ。
そのあと、副輪番が『御俗姓』を拝読。
満堂の法要の御縁に遇わせていただいた。