専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
9月16日(金)
昨日に引き続き、広市民センターにて防火管理講習を受講。
午前中は講義を受けた後、隣の東消防署内の防災センターで、消火器の使い方、屋内消火栓の使い方などを講習。
午後から防火管理・消防計画の作成などを学び、最後に効果測定(テスト)。
そして、無事「修了証」をいただき、甲種防火管理者の資格を得たことに。
講習で、顔見知りの葬儀社の方と一緒になり、声をかけられた。
「幼稚園とかされてなくても、資格がいるんですね?」と。
寺院は「非特定防火対象物」と呼ばれ、収容人員が50名以上の場合、防火管理が義務づけられている。
建物(防火対象物)の所有者や賃貸人を管理権原者(かんりけんげんしゃ)と呼び、店舗や事業所、会社などでは、社長や店長がその管理権原者に当たる。
その管理権原者は、防火管理者を選任し、防火管理に必要な業務をさせなければならないと消防法に定められている。
会社などでは、総務課などがこの業務に当たるのであろうか。
一寺院の場合、住職が管理権原者であり、自ら防火管理者にも当たらなければならないのが実状。
今日、その資格をいただいて、これから消防署へ選任届出書と消防計画届出書を出さなければならない。
何とか、報恩講が始まるまでに計画書を作成しなければ!
それから、今日本願寺より『安穏』第9号が届いた。
また、近々報恩講法要の案内と一緒に配っていただくことになるだろう。
昼から雨が降り出した。
この一雨ごとに秋が近づいてくるのだろうか。
来週から報恩講参り(お取越)を開始。
今シーズンこそ喉を痛めることなく、無事おつとめしたいもの。
これも大切なのは自己管理。
9月15日(木)
今日から2日間、広市民センターにて防火管理講習を受講。
お寺は消防法により、防火管理が義務づけられている。
映画館や飲食店、百貨店・ホテル・病院などで収容人員が30名以上の建物は「特定防火対象物」、学校や博物館、寺院・神社・教会などで収容人員が50名以上の建物は「非特定防火対象物」と区分されて防火管理の対象となり、防火管理者の資格をもったものを選任しなければならない。
これまでは前住職の父が防火管理者として、計画書や報告書を提出してきたが、このたび防火管理講習を受けて甲種防火管理者の資格を取ることに。
年に数回しかない講習会。
このたびは定員150名の講習会に83名の受講者。
朝9時20分から受付で、10時から4時30分まで講習。
久々に長時間の講習。
睡魔と戦いながら、なかなか大変ではあったが、いろいろと勉強になった。
明日は実技などを含め、丸一日講習。
今年は東日本大震災や台風12号による大きな災害が相次いだ。
専徳寺も避難場所に指定されているので、防火管理はしっかりとしておかなければ。
防災意識をもつことの大切さを学ばせていただいた。
9月12日(月)
月かげのいたらぬ里はなけれども
眺むる人の心にぞすむ
これは、親鸞聖人の師匠 法然聖人の詠まれた歌。
今宵は中秋の名月。
すべての人に届いている月の光。
それでも届いてることに気づかずに過ごしてる人もいる。
すべての人に届いている仏さまの願い。
それでも届いていることに気づかずに過ごしている人もいる。
今日は午後から呉東組聞名講の例会が名田説教所において開かれた。
例会に先立って、今年度の新役員に本願寺からの委嘱状が手渡された。
そして、勤行「正信偈」。
引き続いて、私が御消息を拝読させていただく。
今日の法話は法幢寺御住職。
その後の御示談では、お念仏を申す時に、亡くなった両親のことを思い起こす。そして、浄土でまた会えると信じながらも、それをどのように領解すれば良いのかという質問が出た。
その答えの一例として、ある学生の話が出た。
その学生は、父とは宗教が違う。
それで友人から、あなたのお父さんは宗教が違うから、亡くなった後お浄土で再び会うことはないと指摘されたそう。
でも、その学生は、宗教は違っても、自分を浄土真宗のみ教えに導いてくれたのが父だった。だから父とはきっと会えると答えたのだそう。
すべての人に願いが届いている。
聞名講が終わり、夕方阿賀の宝徳寺にて、呉東組のとある委員会に。
呉東組の寺院、そして地域が活性化するようにと、ひとつのプロジェクトがただいま進行中。
ともにがんばろう
「願」バッジに記したことば。
昨日で東日本大震災からちょうど半年。
ニューヨークの同時多発テロからちょうど10年。
また、改めてその意味を考える。
ひとりでなく、ともに。
帰り道、大きな満月が野呂山から姿を見せた。
眺むる人の心にぞすむ。
9月10日(土)
今日の午後、京都の本願寺に親鸞聖人750回大遠忌法要に親子揃って参拝。
6月の呉東組団体参拝(団参)の時、長男が前日に熱を出して、その時は長男だけ参拝出来ず。
それで、もう一度機会を作ってみんな揃ってお参りしようと。
10月、11月は報恩講や学校行事等、いろいろと忙しくなるので、9月の今日しか時間が取れず、昨日午後から小学校の参観日に行った後、夕方の新幹線で京都へ。
6月の団参では、本堂のほぼ中央の席だったので良く見えたが、今日は事前予約の一般席のため、廊下に仮設された席。
暑さのせいもあり、次男が法要直前に寝てしまったが、
席のすぐ側にあるこの大きな太鼓が鳴り出した。
これで目を覚ますかと思ったが、それでもぐっすり夢のなか。
法要が始まると、長男もウトウトと。
ご門主さま、新門さまが焼香されると、ふわっと香が漂ってきた。
法要は、6月の団参では音楽法要。このたびは和讃中心の宗祖讃仰作法。
見る場所も、荘厳等も変わっていたので、また違ったご縁であった。
法要が終わる頃、2人とも目を覚ます。
2人にとっては、記憶に残らないかも知れないが、それでも家族揃って50年に一度の法要にお参りできたことは、この子たちが50年後に800回忌を迎えた時、その大きなご縁を感じてくれるのではないだろうか。
それが親としての願いでしょうか。
夜10時に帰宅。
長く暑い一日だった。