ぶろぐ

専徳寺のぶろぐです。

お寺のこと、地域のことを綴ります。


 

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初氷

1月24日(水)

昨夜は風の音が。
今朝は冷え込み、この冬初めての氷点下。

ちょうど二十四節気の最後、大寒を迎えているそう。
温暖化で気候も代わってきているけれど、これは変わらず。
この次に節分を迎えて立春。

先日、お正月の花手水の水を入れ替え、綺麗に残っている菊だけ戻しておいた。

 
 
 
 
 
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今朝の冷え込みで、氷が張った。

まるでラップでもしたかのようなこの模様。
何だか不思議。

親鸞聖人は『高僧和讃』に、

無礙光むげこう利益りやくより
 威徳いとく広大こうだいの信をえて
 かならず煩悩ぼんのうのこほりとけ
 すなはち菩提ぼだいのみづとなる

罪障功徳ざいしょうくどくたいとなる
 こほりとみづのごとくにて
 こほりおほきにみづおほし
 さはりおほきにとくおほし

と、氷を煩悩にたとえられた。

午後にはその氷もすっかりとけてしまって、もとの水に。

このあたりでは、年に一度あるかないかの氷結。

親鸞聖人は、いつ、どこでご覧になられた氷を思い浮かべて書かれたのだろうと、ふと。

 

 

呉東組聞名講 1月例会

1月22日(月)

令和6年最初の呉東組聞名講が浄円寺にて。

今日の法話を担当する予定だった浄光寺様が先日ご往生されたため、私が代役。
と、その予定だったのに、再び濃厚接触者となったため、大事をとって宝徳寺様に代わっていただき、このたび欠席させていただいた。

その時間が空いたので、一段落したらしたいと思っていた薄や藤袴などの刈り込みを。

 

刈り終わった途端、強い風が吹いてきた。
これから寒くなるのかな?

 

せっかくなので、今日法話で取り上げる予定だった話を紹介。

1月19日の中国新聞朝刊に、鈴木三重吉賞の特選作品が掲載されていた。

毎年、結構楽しみに読ませていただく。
その中で、目に止まった作品。

『人間はくもの糸をのぼれない』

でも、もし、自分に無慈悲な心や自分勝手で浅ましい心があることに気づくことが出来れば、地獄は少しは暮らしやすくなるのかも知れません。

 

小慈小悲もなき身にて
 有情利益はおもふまじ
 弥陀の願船いまさずば
 苦海いかでかわたるべき
  『愚禿悲歎述懐和讃』

今また新型コロナウィルスの感染が広まっているそう。
どなたさまもお気をつけて。

 

2024年1月22日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南学園~広島別院~お通夜

1月19日(金)

今日は午前中、月忌参りを一件終えて、急いで広南中学校関係者評価委員会に出席。

広南学園小中合同の関係者評価委員会だったので、久しぶりに小学1年生から9年生(中学3年)まで一気に参観。

子どもたちのはつらつとした姿に元気を。

 

午後から広島別院でサンガ部会。

2月に開催される『School of Buddha -DJオオクボックスとお坊さんに聞いて 話そう!つながろう!!-』の打ち合わせ。

キャンドル作りのワークショップもあるそう。

こちらは高校生を対象としたイベント。
ご興味のある高校生は是非。

 

そして、帰宅するとすぐにお通夜へ。

今年に入ってからお葬式が続く。
年始ということもあってか、ほぼ家族葬。

 

一昔前だと、たとえ喪主が何も分からなくても、親戚や近所の方が集まって、いろいろとアドバイスしてくれていた。

でも、家族葬となると、誰も何も知らないと言う状況が生まれてくる。
すると、伝わるものが伝わらなくなる。。。

そんなモヤモヤした思いを抱いていた時、丸西宗教織物の新商品、結構好評だという情報が。

「納棺式章と念珠」のセット。

それを取り寄せ、このたび御正忌のお取り次ぎがなくなったこともあり、せっせと『念佛日和』特別編〈お葬式〉のひな形を作成。

ようやく日の目を見る。

納棺式章に法名と「専徳寺(印)」を記し、お通夜の時にご遺族に、故人の法名などの情報も加えて作成した『念佛日和』を一緒にお渡しすることに。

出来ることを一つずつ。

 

文化八年

1月17日(水)

阪神・淡路大震災より29年。

1995(平成7)年1月17日。
あの日の朝、布団の中で生まれて初めてあんなに揺れる地震を感じた。
そのあと、テレビでは大きな被害が見られないとのニュースだったので、二度寝し、起きて再びテレビをつけたら、神戸の街が大変なことになっていた。
3月に京都からこちらへ帰ってくる時、山陽新幹線が寸断されていたので、代替バスに乗って神戸の街を。

あの時は、一生に一度あるかないかの体験だと思っていたけれど。。。

1日も早く日常の生活が戻りますように。

 

今日は御正忌報恩講の荘厳を片付け。

まずはお供物、そして打敷。
これを仕舞うのがなかなか大変。
おかしな折り目が付かないように、一枚一枚丁寧に。

そして、御絵伝も外し、七高僧のお軸を元に戻していつもの姿に。

このたびの修復事業で、御絵伝の修復とともに、その外箱も綺麗にしていただいた。

新しい桐箱に、以前の箱の表書きをはめて。

「文化八辛未年三月十七日」

文化8(1811)年3月18日から28日まで、本願寺では親鸞聖人550回大遠忌法要が。
そのご縁にお参りしたのかどうかは分からないけれど、この時にこの御絵伝を下附されたよう。

この頃は、石泉僧叡和上が大瀛だいえい和上亡き後の芿園せいえん学派と助正論争を繰り広げていた頃。

僧叡和上もこの御絵伝をご覧になられたことだろう。

 

毎年御絵伝をいつ裂けて落ちるのかと、ヒヤヒヤしながら掛けていたのに、綺麗に修復されると、200数年前のものとは思えないほど。

いつまでも大切に。

2024年1月17日 | カテゴリー : 修復事業 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講(3) 石泉文庫防火訓練打ち合わせ

1月16日(火)

今朝、一人御正忌報恩講、御満座。

せっかくなので、『御本典作法』。

正信偈は何度も法中会で練習したので、問題はないのだけれど、大信讃、念仏、回向がかなり不安。。。

人前でするなら、もっと練習。。。

 
 
 
 
 
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午後から1月26日の文化財防火デーの一環で行われる石泉文庫の防火訓練の事前打ち合わせ。

法座は中止にしたけれど、こちらは中止も延期も難しいため、住職は離れて参加。

今年の能登半島地震、日航機炎上事故をテレビで目の当たりにし、13日から燃え続けている江田島の山火事も、日頃の心がけ、訓練がいかに大切かを改めて。

1月26日(金)

 13時30分より 石泉文庫にて
 14時     石泉文庫より出火(想定)
        呉市消防局 東消防署に通報。
        消防車が専徳寺下・住蓮寺下に到着し、
        そこからホースを伸ばしての消火活動。
 14時30分頃  消火活動が終わると、専徳寺境内へ場所を移し、
        天ぷら火災実験と水消火器を使った消火訓練。

今年も広南小学校より参加予定。
ご参加いただける方はどうぞ。

 

 

2024年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku