専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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10月27日(金)
今週は、広横路地区と広両谷地区の通り報恩講。
午後から雷雨の予報が出ていたけれど、午前中は大丈夫だろうとスクーターに乗って。
何とかお参りして帰ったら、「ずっと待っているんですけど、まだ来られないんでしょうか?」と電話。
え??
その地区に同姓同名の方がいて、今日の報恩講を休ませてほしいと電話をいただいたお宅と間違えて受けていたみたいで。。。
急いで支度してスクーターに乗り、そのお宅へ向かうものの、何だか怪しい空模様。
広交差点辺りからポツポツとヘルメットに当たる音。
雨ではなく、雹だ。
急いでヘルメットをかぶったまま玄関に入り、土間にヘルメットを置かせていただいて、仏間へと上がらせていただく。
正信偈のおつとめの最中、外は雷がゴロゴロ。
そして、雹がバラバラッと。。。
お参りが終わった後、スマホで天気予報を見ると、真っ赤っか。
お参り先のご厚意で、雨が収まるまでお邪魔させていただく。
30分ほどして、雲が切れそうなのを見計らって帰ることに。
まだ少しだけパラパラと残っていたけれど、何とか無事帰宅。
報恩講時期に雹なんてあり得ない。。。
帰宅すると、御内陣修復に向けて、人天蓋が戻ってきた。
こちらも突然の雹で搬入作業がストップしていたとか。
まだ今日は瓔珞が付いていないので、雰囲気が違って見えるけれど、瓔珞がない分、龍の存在感が。
この作業をしている時、外陣の畳の上を長いものがチョロチョロと。
久しぶりに見たニホンカナヘビ。
本堂の中で見たのは初めて。
トカゲなのに「ヘビ」と名づけられた「カナヘビ」。
漢字で書くと、「日本金蛇」とか「日本蛇舅母」。
「金蛇」は分かるけれど、「蛇舅母」で「カナヘビ」??
龍は甘露の雨を降らすと言う。
瓔珞は龍の降らせる甘露の雨を表現しているのかなと、ふと。
甘露の雨なら良いけれど、さすがに今日の雹は。。。
10月23日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ絵本は、
『秋』 (かこさとし絵・文)
「かこさとしさんって知ってる人!」と尋ねても、みんな首をかしげる。
『からすのパンやさん』とか『だるまちゃんとかみなりちゃん』とかと言うと、「あ~、知ってる!」と。
2018年にお亡くなりになったかこさとしさん。
この絵本は一昨年出版。
コロナ禍でステイホーム中に、長女の鈴木万里さん(加古総合研究所)が、かこさんの作品を整理していて見つけた紙芝居を絵本化。
かこさんは秋が大好き。
でも、嫌いになった秋があった。
それは昭和19年、かこさん18歳の秋の出来事。
青い空や澄んだ秋晴れは、
戦争のためにあるんじゃないんだ。
空襲や戦争のために、青く澄んでいるなら、
こんな秋なんかないほうがいいんだ。
はやくどこかへいってしまえ!
そしてはやく 一日もはやく、
平和な春がきてほしい――
私は願いました。
切に私は思いました。
いつもの倍くらい時間のかかる絵本だけれど、ロシア・ウクライナ、そしてイスラエルのこともあり、今知ってもらいたい〈秋〉の話。
じっと聞いていてくれ、感想も。
終わったあと、石泉文庫の虫干しを手伝ってくれた6年生よりお手紙を。
みんなしっかりと学んでくれて。
帰宅して着替え、今度は広南中学校で学校関係者評価委員会に。
広南中学校、こちらも頼もしく。
10月12日(木)
今日は午前中、通り報恩講。
朝1番に伺ったお宅で、何と玄関先の花壇にアサギマダラが。
大急ぎで袂からスマホを出そうとしたけれど、間に合わず。。。
お参りした後、「花壇に生えている紫色の花は何ですか?」と尋ねたら、植えたものではないから知らないと。
アサギマダラがいたことを言うと、アサギマダラは知っていても自分の家に飛んできているとは知らなかったみたい。
専徳寺にもフジバカマ、チラホラと開花しているので、来てくれるかな。
午後から焼山へ入仏法要。
「桜ヶ丘」と「松ヶ丘」を間違え、携帯番号も「080」と「090」を間違えて。。。
そして、夕方6時より教法寺にて呉東組仏教壮年会連盟後期研修会。
例年後期研修会の講師は、組内若院さんが『阿弥陀様との出遇い ~若いお坊さんの話をきいてみませんか!~』と題して法話。
このたびの御講師は、先日本山で住職補任式に行ったばかりの広真光寺 冷泉彰太師。
祖父に当たる前々住職との最期のご縁より。
話を聞かせていただきながら、そうそう。
いつも熱燗の徳利を「ふん」って注いでいただいた。
「飲めるんじゃろ。知っとるで」と、茶目っ気たっぷりの笑顔で。
懐かしくもあり、いろんなことを思い出しながら。
仏教壮年会会員は総勢50名。+組内法中。
専徳寺からは3名の会員の方が参加。
ようこそのお参りでした。
帰宅したら、夕方のニュースで先日のパーカーさんのニュースが放送されたと。
広テレがYouTubeで配信しているので、見逃した方はそちらでどうぞ。
10月10日(火)
今日は午後から川尻真光寺にて呉東組聞名講。
例年10月はお揃いの聞名講衣体、色衣・五条袈裟を着けて、報恩講法要をおつとめするのだが、今年は「親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」と報恩講法要を併修。
10月に入って、急に朝晩肌寒いくらいに。
それが、今日は晴天で汗ばむほど。
体調崩されませんよう。
法要に続いて御消息拝読、法話、そして御示談。
御示談では、役員の方が用意してくださった質問に対する回答より。
今日お参りの方には、順縁だったり逆縁だったりのそれぞれの仏縁があったと思います。
是非、あなたの阿弥陀さまとの出遇いを聞かせてくださいませんか。
との問いより。
「順縁」と「逆縁」の意味をうかがい、そのあとでみなさんの回答を紹介。
「縁」って不思議。
本願力にあひぬれば むなしくすぐるひとぞなき
功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし
今日の問いは、12日に呉東組仏教壮年会連盟の後期研修会があり、例年後期研修会は若い法中さんが「阿弥陀さまとの出遇い」と題して法話を。このたびはそれから生まれた問いだそう。
また、12月4日に新日本造機ホール(くれ絆ホール)にて開催される前進座『花こぶし 親鸞聖人と恵信尼さま』のポスター・チラシ・チケットを預かった。
チケットご希望の方は専徳寺、もしくはお近くの本願寺派寺院(呉東組・安芸南組・佐伯沖組)までおたずねを。
ようこそのお参りでした。