専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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9月13日(水)
今日も昨日に続いて1日電気工事。
職人さんが2人、本堂の屋根裏、床下、配線のため、残暑厳しい中を上がったり下がったり。
ご苦労さまです。
昭和の大修復まで本堂裏と隣接した保育所があったこともあり、昭和中頃から電気設備の増設 増設であちらこちらにあるため、この際一つに集約していただくことに。
本堂裏にあった古いブレーカー。
これを普段使用する本堂の照明スイッチのすぐ側に移動。
取り除かれた古いブレーカーのところに跡は残っているものの、すっきりと。
そこにチョークで「時計」と書かれた文字が。
これは、外陣にかかる大きな大きな壁時計用。
昭和49年に仏教婦人会より寄贈いただいた時計。
乾電池式ではなく、電気で動いているので、停電になると止まってしまう。
ただ、この時計の合わせ方がさっぱり分からない。
以前は小さな歯車を隙間から少しずらし、時計の針を手動で動かしたりしていたけれど、これもなかなか大変だった。
そこで、ブレーカーをある時間に落とし、次のその時間になってからブレーカーを上げることで調整。
これも今後何とかなれば良いのだけれど。。。
それから今回換えていただくのが、天井の照明機材と扇風機。
扇風機も昭和・平成・令和と動いている昔ながらのNational製。
Panasonicに社名が変わったのがいつ?。。。
創業90年の2008年(平成20年)10月1日に社名変更だそう。
この扇風機は昭和大修復に取り付けられたので、昭和59(1984)年以来39年!
本当に長い間、ご苦労さまでした。
木造のお寺にとって、漏電とか、火災が心配。
ただ、大がかりな改修はこうした機会でないのと出来ないので、このたびの皆さまのご協力により、よくなっていくことにただただ感謝。
とりあえず、配線等が整ったので、次は10月に入ってからいよいよ本堂の内陣及び外陣の照明、扇風機の交換作業に。
次回は1~2週間程度かかる予定。
その間、本堂が使用できないのでご不便をおかけします。
9月12日(火)
前回、集会所・廊下・山門の照明をLEDに。
今日は屋根裏へ上がって内陣照明のための配線など。
余間の廊下の天井板を外して、天井裏への配線作業。
そして、御内陣にLEDの可動式スポットライトが欄間の上に3灯ずつ設置された。
これまでは欄間の下の角に1灯ずつ。
しかもこれがいつからあるのだろうと思うくらい、昔々のレフランプだからとにかく熱かった。。。
照明が変わるだけでずいぶん雰囲気も変わってくるだろうし、夏場の御内陣、少しくらいは。
今朝、境内の水撒きをしていて、菩提樹の葉っぱに何やら姿が。
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まずは写真を撮り、グーグルで画像検索。
すぐに〈カネタタキ(鉦叩)〉の♀と判明。AIってつくづく。
浄土真宗本願寺派では鉦は叩かないけれど、すぐに空也上人像を思い浮かべる。
口から六体の阿弥陀さまが出て、手には鉦を。
境内ではいろんな秋の虫が鳴いているけれど、〈カネタタキ〉という虫を初めて知った。
そして「チッチッチッ・・・」、昼間も聞こえてくるこの声の正体だったとは。
何はともあれ、暑い中をご苦労さまでした。
9月11日(月)
今日は午後から住蓮寺にて呉東組聞名講9月例会。
正信偈のおつとめのあと、御消息の拝読。
そのあと法話があり、御示談。
今日も役員の方が用意された質問の回答より。
この夏、浄徳寺に中学2年生4名が職業体験として訪れたそう。
その現場体験として、総代長さんのお宅にみんなで月忌参りとして一緒にお参りに行き、正座して大きな声で正信偈をおつとめ。
この子たちの家には仏壇もないのに、とても素直に受け入れてくれたと嬉しそうな総代長さん。
そんなことから、
私たちは、自分はお聴聞させてもらっていても、仏法を親しい人に伝道することに躊躇していないでしょうか?
あなたは、どのように伝道していますか?どのようにすればいいと思われますか?
との質問より。
今日はいつもよりもたくさんのご回答を。
職業体験は、地域、また学校によっても対応がさまざま。
寺側も「宗教の話をしてはいけない」と変に壁を作ってしまっているところもあるのかも。
専徳寺では幸い学校と地域が密なので、小学校低学年の町探検、中学年の石泉文庫防火訓練、高学年の石泉文庫虫干しと、いろんなご縁を。
まずは近づき、親しんで。
ようこそのお参りでした。
9月11日(月)
今日は2学期最初の広南小学校読み聞かせ。
前回予定されていた7月の読み聞かせが大雨警報で休校となったために中止。
6月以来、3ヶ月ぶりの読み聞かせ。
担当は4年生。
読んだ絵本は、
『きつねのおきゃくさま』 (あまんきみこ 文・二俣英五郎 絵)
先日の仏教壮年会の例会でも紹介したこの絵本。
今年の6月と8月、2度もキツネの姿を境内で見かけた。
物語に出てくるキツネって、ずる賢いとか、化けて騙すとか、あまり善いイメージがないような。
そんなところから選んだ1冊。
読む前に、子どもたちに「この辺で野生動物見たことがありますか?」と尋ねたら、「タヌキ」「キツネ」と。
「キツネって、どんなイメージがありますか?」
と尋ねたら、黄色? 肉食?、、、と答えるので、「良いイメージ?悪いイメージ?」と聞くと、「・・・悪い?」と。
はらぺこのキツネがやせっぽちのヒヨコに出会った。
やせっぽちのヒヨコを見て、太らせてから食べようと、家に招いて御馳走をふるまう。
これまで「やさしい」なんて言われたことなどなかったのに、ヒヨコから「やさしいおにいちゃん」と言われてぼーっとなる。
その次にやせっぽちのアヒルが加わり、今度は「親切」と言われてぼーっと。
次にウサギが加わって、「神さまみたい」と言われて失神しそうに。
優しい、親切、神さまみたいと言われたキツネの心は変わっていき。。。
読み終わって、このキツネ、善いキツネでしょうか?悪いキツネでしょうか?
と尋ねたら、「善いキツネ??」と。
ちょっとしたことをきっかけに、いろんなことを。
9月9日(土)
今朝もアヤメの周りが掘り起こされて。。。
その他にも所々小さな穴が見つかるけれど、アヤメのところだけがグチャグチャ。
とりあえず、アヤメの根は無事なので、土を入れて元に戻す。
これで3度目。
ただ、相手が分からなければ対処しようもないので、久しぶりにトレイルカメラを夕方設置。
そして、玄関先に戻った時、小さなトンボが一匹枝に止まる姿が。
結構長いこと止まっていたので、写真に収め、何トンボか調べてみる。
ノシメトンボ (熨斗目蜻蛉)
アキアカネと同じアカネ属。
赤トンボなんだけれども、赤くならない赤トンボなんだそう。
また、赤トンボは、成熟したオスだけが赤くなるそうで、それで夏場は真っ赤な赤トンボを見ないわけだと納得。
「ノシメトンボ」は、漢字で「熨斗目蜻蛉」と書くそう。
「熨斗」は知っているけれど、「熨斗目」とは何?
「熨斗目」とは、江戸時代には武士が裃の下に着ていた小袖に用いられていたようで、肩や裾などに大きな横段模様がある着物を表しているそう。トンボの翅の先に色が入っていることから、熨斗目蜻蛉と呼ぶのだそう。
知らないことだらけだけど、そうやって知ってみると、いろいろと学ぶことも。
お寺の境内にいるだけで、いろんなことを学ぶご縁を。