専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
6月11日(木)
雨の降るなか、阿賀西光寺において、呉東組仏教婦人会連盟の総会。
組内20単位の仏教婦人会より各3名ずつ参加。
総会のあと、役員の皆さんによる朗読劇、『金色のシカ王』。
昨年末の児童養護施設『仁風園』の報恩講で行われた朗読劇を再演。

プロジェクターを使って、お釈迦さまの前世の物語『ジャータカ』のなかのお話より。
こうした活動を通して、子どもたちに、仏さまのこころ、婦人会のみなさんのこころが届きますように。
昼食をはさんで、午後からは法話。
御講師は、備後教区浄福寺の山下瑞円師。

「早くおむかえが来ないかと・・・」と、ご門徒さまとの話で出てきた「おむかえ」=来迎の話より、御開山のお示しくださった南無阿弥陀仏のお味わいを。
雨のなか、ようこそのお参りでした。
6月8日(月)
今夜は仏教壮年会の6月例会。
先日の法座で、「笑顔」のお話を聞かせていただいたご縁に。
『無量寿経』のなか、
和顔愛語 先意承問 (わげんあいご せんいじょうもん)
〈表情はやわらかく、言葉はやさしく、相手の心を汲み取ってよく受け入れ・・・〉
と出て来る。
何とも理想的な姿がそこに。
笑顔で過ごすってことは、何も私が幸せだから笑顔になるってことだけではない。
相手のことを思うて笑顔になることで、その笑顔が返ってくる。それと同時に、他へとひろがっていくことも。

こちらの夢の国も、そんな「和顔愛語」にも通じる世界だったかな。
ただ、仕事柄、笑顔になれないことも多々・・・。
それでも、心のなかでは「和顔愛語 先意承問」とありたいもの。
6月8日(月)
今朝は今にも降り出しそうな曇り空。
広南小学校の読み聞かせ。
担当は4年生。
明日がプール開きに向けてのプール清掃。
4年生以上がそれに当たっていることもあって、
とってもシンプルで、あっという間に読み終わってしまう作品。
日本の海で生まれたいわしくん。
捕獲され、店頭に並んで、買われて、焼かれて、食べられて。。。
そこで終わりでなく、人のからだの一部となって、最後のシーンでは
「ぼくはおよいだ」
何か感想ありますか?と聞くと、
普段はあんまり挙がらない手が、挙がる挙がる。
「食べられたところで終わりかと思ったら・・・」とか、「ちょっと怖かった」とか、いろいろ。
「いわし」といえば、金子みすゞの『大漁』
朝焼け 小焼けだ
大漁だ
大羽鰮の
大漁だ
浜はまつりの
ようだけど
海のなかでは
何万の
鰮のとむらい
するだろう
人間の目と鰮の目。
「いわしくん」の目から見ると、食べられるために生まれてきたんじゃない。食べられて嬉しいなんて思わないだろう。。。
そんな大切ないのちを私がいただくということ。
金子みすゞの『大漁』とはちょっと違った見方で、「いのち」を表現。
おいしく、ありがたく、いただいて、そしてそのいのちを・・・。
6月1日(月)
今日から6月。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は5年生。
アメリカの動物研究家 アラン・ラビノヴィッツの絵本、『ジャガーとのやくそく』。
アランは、吃音(きつおん)。
緊張するとことばが出ず、うまく思いを伝えることが難しい少年だった。
「吃音」といわれても、恐らく子どもたちには分からないと思って、始まる前に「吃音」っていうのは・・・と説明をしてから始める。
「吃音」とは、いわゆる「どもり」。
ただ、この「どもり」ということばは、差別用語に当たると、今では放送禁止用語になっているそう。先日、NHKで市原悦子さんが差別用語を連発したと、少し話題になっていたけれど・・・、「吃る(どもる)」がダメで、「吃音(きつおん)」って読み方に変えると良いというのも、何とも不思議な。。。
小学校では障がいを持った子のクラスに入れられ、ダメなやつと思われているんじゃないか、ぼくはこわれているのだろうか?と思い悩む少年アラン・・・。
でも、詰まることなく、話ができることもあった。
それは、歌を歌う時と、動物に話しかける時。
ぼくには、わかる。動物たちには、ぼくの きもちが ちゃんと つたわっている。
でも 動物は、ことばをはなせない。ぼくのことばが でてこないのと おんなじように。
だから、人間は、動物たちのきもちがわからずに、かってに きめつけて、いじめたり、ころしたりする。
ぼくをむしして、ごかいして、きずつけるとの おんなじだ。
ぼくはペットたちと やくそくした。
「じぶんの 声を みつけられたら、ぼくが かわりに きみたちの 声を つたえるよ。そして、動物をきずつけるのを やめさせる。」
うまくことばが出なくても、何とかそれを誤魔化しながら成長していく術を身につけた。
そして、大学に入ると、話し方を学ぶプログラムに参加して、どもらずに話せるように。
アランは、動物の研究者になった。
そして、ベリーズという国で、ジャガーの保護区を作ってもらうよう、首相にたったの15分与えてもらい、自分のことばを伝え、世界で初めてのジャガー保護区が誕生することとなった・・・。
みんな、静かに聞き入った。
誰かのため、何かのため、そんな思いがあれば、人は世界を動かすこともできるのだということを感じてもらえたら。
また、最後のページの「ありがとう」の意味を。