専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
6月13日(水)
青空のもと、シオカラトンボもやってきた。
今日は朝・昼・夜と仏教婦人会法座。
朝席で聞かせていただいた
咲いた花見て喜ぶならば 咲かせた根っ子の恩を知れ
どなたのことばか調べてみたが、分からない。
でも、いろんな方がこのことばを紹介している。
こころに響くことばとは、そんなところから生まれるのかな。
また、昨年の東日本大震災で被災したお寺の娘さんの話を聞かせていただいた。
お寺を失い、住職である祖父、坊守である祖母、そして母を亡くした女子高生が、崩壊したお寺で祖母にプレゼントしてもらったトランペットを吹く。
その写真が新聞に紹介され、話題になったそう。《参考》大谷派 災害V活動のブログ
そして、その写真を見た東京フィルハーモニー交響楽団の方が被災地支援のチャリティーコンサートに出演を依頼し、そこでトランペットを演奏。
ただ、その模様を紹介した『朝日新聞』タイトルが『「負けないで」 岩手の少女 天国の母へ涙のトランペット』。
感動的な話なのに、そのタイトルは・・・。
亡くなられたのは、真宗大谷派寺院の住職、坊守、若坊守。
「天国」ではなく、「お浄土」。
郵便物でも番地が違っていたら、宛先不明で戻ってくる。
行き先だけはくれぐれも間違えないように。
ともあれ、こうして個人の話を聞かせていただくと、こころにずんと響いてくる。
東日本大震災で15,861名の方がお亡くなりになったと数字で聞くよりもずっと。
ひとりひとりに名前があり、さまざまな人生が。
夜の席で「一子地」の話を聞かせていただいたが、それと重なって聞こえた。
明日の朝席で御満座。
ようこそのお参りでした。
6月12日(火)
昼間ぱらついた雨も上がり、今夜から仏教婦人会法座。
『讃仏偈』に出てくる
正覚大音 響流十方
音が響く。
そのお話をいろいろと聞かせていただいた。
音が響き、こころに届いたとき、それがそのまま現れる。
われ称え われ聞くなれど 南無阿弥陀
連れてゆくぞの 親の喚び声
今日ご紹介のあったこの原口針水和上の詩は、称名正因の邪義との疑いをかけられた大厳師とのやりとりのなかで生まれたそう。《参考》安芸教区ホームページ
石泉僧叡和上も一時「称名正因の邪義」と非難された。
どちらも届いた姿(南無阿弥陀仏)を大切にされたこと。
いただいたご縁を大切に。
ようこそのお参りでした。
6月11日(月)
読み聞かせを終え、明日からの法座の準備。
夏用の打敷を掛ける。
広南小学校の3年生が、社会科の授業で長浜を探検中、専徳寺を訪れる。
避難場所にもなっているので、その確認をした後、お寺を見て回る。
長浜の子どもたちは、ここで遊んだり、日曜学校に行ったりと、お寺のことは少しくらい知っていても、小坪の子どもたちはほとんどがお寺初体験。
「どうして、黒板があるんですか?」
「仏さまの教えを先生が来て教えてくれたりするからですよ。」「これは何ですか?」
「これは鐘を叩く道具です。」
「何でこんなに大きいんです?」「毎日ここに通ってるんですか?」
「ここに住んでるんです。」
「ここ(本堂)で寝てるんですか?!」
「・・・・。」「ここには神様がいるんですか?」
「神様でなく、仏さまですよ。」
「ふ~ん、仏さま・・・。って、仏さまって何?」
「・・・・。」
と、こんなまじめで面白いやりとりがいろいろ。
今どき、お寺のことは分からないっていうのが一般的なのだと改めて感じる。
そして、午後から広島別院の安芸教区総講習会に。

ここでの質問を聞いていると、子どもたちの質問は何と純粋でストレートなのだろうと・・・。
明日から仏教婦人会法座。
お誘いあわせてお参りを。
6月11日(月)
今日は広南小学校の読み聞かせ。
読み聞かせをはじめて3回目。今回は5年生を担当。
1、2年生には、友だち、相手を思うこころ、そんなテーマの本を選んでみたが、高学年には“いのち”の話。
いのちのいれもの
この本は、旭山動物園を日本一の動物園にした元名誉園長 小菅正夫氏の書かれた本で、亡くなったアムールトラの“いち”を通して、いのちのつながりは40億年も前から続いているいのちであること。
そして、そのいのちを最後まで投げ捨てず、かがやいて生き抜いてきたことが説かれている。
最後まで、静かに聞き入ってくれた。
それから、先週ホタルの話を2年生に読んだが、見たことのない児童が多かった。
息子も見たことがないので、一度見せてやりたいと取り寄せた。
呉でホタルが見られるのは、本庄水源地と安浦の野呂川ダム周辺。
ただ、なかなか見に行くことも難しく、また保護されていたりするので捕ることはできない。
それで、いろいろと調べてお取り寄せ。
読み聞かせに行くついで、校長先生に預け、ご無理をいって全教室をまわっていただく。
ゲンジボタルは、幼虫の頃はカワニナという貝を食べるが、さなぎを経て成虫になると、水だけでその短い一生を終える。
光り輝いて生きるいのち。
そのいのちを通して何かを感じてくれたら。
6月10日(日)
梅雨入りしたものの、今日は夏日。
世の中はクールビズ、最近はスーパークールビズということばまで出てきているが、衣には関係なし。
襦袢に白衣に衣。少なくとも3枚重ね。
最近はいろいろと改良された生地が使われているので、少しは良くなっているが、それでも汗だく。
体調管理に気をつけて、この暑い夏を乗り切らねば。
今夜は広の善通寺にて若手僧侶の勉強会“我聞会”。
『蓮如上人御一代記聞書』の(125)(126)を輪読。
今日は私が担当。
(125)は、蓮如上人が亡くなるほんの少し前の話。
病床の蓮如上人が、弟子の敬聞坊に自ら書いた『御文章』を読ませ、「自分の書いたものではあるが、本当にありがたい」とおっしゃられたという話。
これを読んですぐに浮かんだのが、甲斐和里子さんの
み仏のみ名を称えるわが声は、わが声ながら尊かりけり
自分がしていることだけれども、させられているというか、させていただいている。
にじみ出る信仰のお味わいの世界。
法話では、摩訶薩埵の捨身と天草の耳四郎の話を聞かせていただく。
摩訶薩埵の話は、法隆寺の玉虫厨子に描かれている捨身飼虎図で有名な話。
天草の耳四郎は、法然聖人と盗人耳四郎の話。
聞かせていただく。
人から聞かせていただくことは、その人の説き方によってまた違う。
それも、また面白い。
明日は朝から読み聞かせ。