呉東組法中会

4月30日(火)

ゴールデンウィークも前半の連休が終わった。

世のなかはゴールデンウィークでも、お寺にとっては“L”と”D”が抜けて“Goen Week” (ご縁週間)。

連休中は連日法事。
行楽日和にもかかわらず、遠近各地より一族が集って法事を営む。

目先の楽しみも良いけれど、こうして法事のご縁にあって、いのちのつながり、自分のいのちの有り難さに気づくことを大切にされているのはありがたい。

 

昨日は法事が終わって、つかの間の家族サービスで呉ポートピアへ。

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そして、今夜は阿賀の宝徳寺にて呉東組法中会。

今夜もいろいろと報告が。

そのなかで、

このたび、本山両堂等における脇壇・余間の呼称が変更されたことに伴い、これより宗門の寺院本堂等における脇壇・余間は、御本尊より見て左右と呼称することとなったので、この旨告知する。

という宗告が。

仏さまの眼。私の眼。
向かい合った時はどちらが中心かで左右があべこべに。

並んでしまえば、同じなんだけど。

ふと、そんなことを思う。

明日から5月。

2013年4月30日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

我聞会 4月例会

4月26日(金)

今夜は広の善通寺にて我聞会の例会。

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は、前回から繰り越しの(140)(141)と(142)(143)。

今夜私が担当したのは、(142)と(143)。

 

この条からはしばらく、蓮如上人が本願寺を再興されたことについて。

たまたま蓮如上人が本願寺を再興したのではなく、15歳の頃に志を持ち、御苦労されながら成し遂げ、そしてお亡くなりになられる前、この再興は冥加(みょうが/目に見えない仏のおはたらき)によるものだと御述懐されたとのこと。

御自讃ありと云々

ある一本には「御自讃」が「御自証」とあると、『蓮如上人御一代記聞書講話』(安国淡雲著)に。

最後をふり返って自らお褒めになったのか?、それとも、これに間違いないということでおっしゃられたのか?意見が分かれるところであった。

 

法話では、東海地方に伝わる涙汁というお葬式に振る舞われるお汁の話を聞かせていただく。

地方によっていろいろあるようだが、その後、それぞれに話を伺うと、いろいろとお寺によって違うことも多く、これだけ近い間でも、へ~っと初めて知ることも。

 

初めて知って、当然のことのようにしていたことをふり返る。

 

今日は満月。
ちょうど終わった頃に顔を出す。

2013年4月26日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 参観日・総会

4月25日(木)

午前中、長浜は珍しく霧の中。

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広南学園の東側から見ても、

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西側から見ても、すっぽりと隠れてる。

 

午後から霧がすっかり晴れた広南小学校で、今年度初めての参観日と学校総会・PTA総会。

 

『アメニティ環境の創造』

学校総会で出てきたことば。

「アメニティ」といえば、思いつくのは「アメニティグッズ」。
そんなことばが出てきても、本来の意味は何か?と問われると、・・・。

「アメニティ」とは、大まかにとらえると、心地よく過ごせる環境を指すらしい。

長浜・小坪の地域の中で、みんなが心地よく通える学校に。

2013年4月25日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

時計

4月24日(水)

今日は、とある葬儀会館にて葬式。

控え室で、ふと変わった置物に目がとまる。

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麒麟のような動物のこの置物、近づいて見ると「香時計」と書いてある。

 

お線香で時を計る。

法事はともかく、次々とまわる報恩講参りでは、お線香やロウソクで時間が分かる。
ただ、慣れてくるとそんな道具を使わなくても、お経の速度、からだの感覚で大体の時間は分かってくる。

 

「香時計」と調べてみると、正倉院にも香時計があるそうで、しかも文字盤は古代インド文字。

仏教とともに渡ってきたみたい。

 

仏教とともに渡ってきたものは数え切れないほどあるだろう。
たわいのないことであっても、こうして仏教とともに渡ってきたものを知ると、何だかこころがホッと。

これもご縁かな。

呉東組役員会

4月23日(火)

今日は午後4時から川尻真光寺にて、呉東組の役員会。

組長(そちょう)、副組長(ふくそちょう)2名、そして私を含む事務局員2名の計5名で、次回の法中会を前に、昨年度の決算報告と今年度予算について。

お通夜があったため、途中で退席させていただいたが、1時間ちょっとの間、慣れない数字とのにらめっこ。

 

ふぅっと、玄関を出たところ、

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黄色いシャクヤク?

とっても美しく咲いていたので、思わず足が止まる。

 

ご縁の会の報告も送付完了し、ホッと一息。

2013年4月23日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組ご縁の会 第4回

4月21日(日)

今日は午後4時から呉東組ご縁の会。

クレイトンベイホテルにて、今回で4回目。

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1時間前に行き、受付のセッティング。

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今回は、欠席等もあって、男性14名、女性15名で開催。

最初に会場に設置された御本尊を前にみんなでおつとめ。

組長あいさつに続いて、オリエンテーションがあった後、それぞれが5分ごとに席を移って、あらかじめ用意しておいた自己紹介票を交換しながら話をしていく。

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そして、フリータイムの後、最後に意中の方を紙に書いていただき、解散。

 

結果は後日発送をもって連絡。

集計の結果、4組のカップルが誕生。

そこから先はお2人次第。

良いご縁となりますように。

2013年4月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

世代交代

4月16日(火)

昨日からニュース等でこの件についての報道があったが、組長より正式にFAXで以下の通達があった旨、連絡があった。

このたび、ご門主さまには、平成25年4月15日、立教開宗記念法要後、本山御影堂において、平成26年6月5日をもって、門主をご退任になる旨、ご発表になった。

と。

ご門主さまには、昭和53年9月30日にお越しいただいている。


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そのときの植樹が集会所の前に。
 
いよいよ来年が25代へ世代交代の年。
一昨年の9月に参拝した七五〇回大遠忌法要。
風にのってスッと廊下の仮設席まで漂ってきた新門さまが焼香された時の香を思い出す。
 
清風宝樹を吹くときは
 いつつの音声いだしつつ
 宮商和して自然なり
 清浄薫を礼すべし   (浄土和讃)

新たな清風にのせて、お念仏が弘まりますよう。

長浜日曜学校入校式・花まつり

4月13日(土)

朝5時33分頃、淡路島を震源とする震度6弱の地震。
呉市も震度3。
それでも、何も気づかず夢のなか・・・。

 

8時30分より住蓮寺にて、長浜日曜学校の入校式と花まつり。

今年は新1年生2名が入校。

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お釈迦さまの誕生をお祝いして、紙芝居。

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そして、誕生仏に甘茶をかけてみんなでお祝い。

甘茶とは、「甘露」。ヒンドゥー教の“アムリタ”に由来する。
アンコールワットにレリーフとして残る『乳海撹拌』が有名だ。

「アムリタ」とは、本来“不死”を意味するそうだが、死なないというよりも、“生きる”と味わう方がしっくりくるだろうか。

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すべての「いのち」にありがとう

お釈迦さまの誕生により、私たちは「ありがとう」を学んだ。

大海の海底に目の見えない一匹の亀がいた。
その亀は100年に一度だけ、海面に顔を出すのだそうだ。

あるとき、真ん中に穴の開いた一本の枯れ木が浮かび、漂っていた。
その大海に浮かぶ枯れ木の穴から、その目の見えない亀が顔を出す可能性が果たしてあるだろうか?

と、お釈迦さまが弟子に尋ねた。

弟子は、絶対とはいえないが、それはあり得ないと答えた。

お釈迦さまは、おっしゃられた。

この亀が枯れ木の穴から顔を出すことよりも、この世に人間として生まれると言うことはもっと有り難いことなんですよ。

と。  (盲亀浮木のたとえ)

お釈迦さまの誕生を祝って甘露の雨が降った。

「生きる」雨だ。
生まれてきたとってもありがたい“いのち”を祝福して。

お釈迦さまの誕生も尊く、この世に生まれてきたものすべてが尊い。
生まれてきたことに「ありがとう」。

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チロルチョコを食べて、その包み紙をマグネットに。
そのマグネットを見るたびに、「いのち」「ありがとう」をフッとこころに。

2013年4月13日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 4月総会

4月8日(月)

今日は広南小学校入学式。

昨日までの春の嵐で、少し桜は散り気味だが、青天のもと新1年生、入学おめでとう。

 

先日痛めた喉も、2日間休養して本調子ではないものの、声が戻ってきた。

今夜は仏教壮年会の総会。

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そして、今日4月8日はお釈迦さまの誕生日。

仏壮会員の方に誕生仏のパッケージに包まれたチョコとマグネットのセットをプレゼント。

花まつりには甘茶をかけてお祝いするが、この甘茶はお釈迦さまが誕生されたことを天の龍が祝って降らせた「甘露」の雨に由来する。

「甘露」、古代インドのことばで“アムリタ”。

今日は「いのち」の大切さをお示しいただいたお釈迦さまの誕生日。
ただ、「おめでとう」と祝うのではなく、「ありがとう」と感謝。

全日本仏教会の花まつりポスターには、

すべての「いのち」にありがとう

と。

 

今年度もいろいろとお世話になります。

2013年4月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku