仏教婦人会 本堂清掃と報恩講

12月16日(月)

読み聞かせを終え、長浜の高台にあるお宅の報恩講参り。

空気は冷たいが、風もなく、おだやか。

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朝9時から、仏教婦人会のみなさんが集まり、本堂の清掃。

そして、ピカピカになった本堂で報恩講。

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正信偈をおつとめし、そのあと法話。

 

先日、成寿園で話した「恩」の話の後日談。

「恩」とは「□」が布団を表し、「大」は寝ている人の姿。つまり、布団に大の字になって寝ている人の姿を現していると。

その時は、布団の存在、それ自体がありがたいと理解していたが、そのあと、息子たちが風邪をひき、夜中にゴホゴホと毎日のように咳き込んだ。

そのため、ぐっすり寝ることがしばらくできなかった。

そんな時にふと思った。

大の字になってぐっすり眠ることができるのは、布団のおかげだけではない。その日一日を過ごすことができた時。
そして、気がかりなことも、不安なこともなく、安心して休むことができる時。

 

今年は、伊豆大島の土砂災害をはじめ、フィリピンの台風被害。

被災された方は、夜ぐっすり寝ることができないで御苦労されている。

そんなことを思うと、ふとんで大の字に寝れているって何てありがたいことかと。

 

ご縁がととのって、今を過ごさせていただいていることに感謝しながら、お念仏。

 

午後からは来年の石泉文庫防火訓練の打ち合わせ。

来年1月17日(金)午後2時からに決定。

ご協力のほど、よろしくお願いいたします。 

 

2013年12月16日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(21)

12月16日(月)

今日は今年最後の広南小学校読み聞かせ。

担当は4年生。

先週まで図工の時間に版画をしていたということで、ちょうど版画の絵本を見つけた。

『雪の写真家 ベントレー』

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雪の大好きな少年だったウィリー・ベントレー。

かあさんにもらった顕微鏡で雪を観察し、その結晶の美しさをみんなに見せてあげたい。

顕微鏡付きのカメラがあることを知ったウィリーは、そのことをかあさんに相談。

とうさんとかあさんは、貯めていたお金でウィリーに10頭の乳牛よりも高価な顕微鏡付きカメラを買ってあげた。

そのカメラで雪の降る日は来る日も来る日も雪の結晶を撮り続けたが、村の人たちはまったく感心を寄せなかった。

それでも、ウィリーはずっと撮り続け、次第に評価されるように。

ただただ、自分の大好きなものを世界中の人に見せてあげたいと思って。

そんなウィリー・ベントレーの物語。

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昨年は初めての読み聞かせということもあり、この報恩講時期は喉に負担のかかることは辞めさせていただいたのだが、今年は声をかけていただいて、秋も引き続いてさせていただいた。

ベントレーのようにはいかないが、私も読み聞かせを通してお裾分け。

 

そして、法務ではいただいた宝物のお裾分け。

 

願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国

2013年12月16日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku