石泉文庫 見学

9月27日(月)

今朝、本来なら石泉文庫虫干し法座。

広島県の緊急事態宣言が30日まで延長されたため、法座は中止となったけれど、当初虫干しを見学に来られる予定だった呉ろうあ協会の方々が午後から石泉文庫の見学に。

 

午前中、石泉文庫の風通しに行ったら、先日の雨で草が生い茂ってる。
急遽、石泉文庫内の掃除と、草むしりをして、できる限りのことをしてお迎え。

このたびは手話通訳の方も一緒だけれど、話し手の口元が見える方がいいと思ったので、マスクを外し、距離をとって初めてのフェイスシールド着用。

クリアマスクやフェイスシールド、いろいろと調べて一番これが良いかなと思ったのが、反射の少ないフェイスシールドに。

これがとっても軽くて、付けてるのをついつい忘れて思わず手がシールドに当たってしまう。。。

しかも、家族以外にマスクなしの素顔を晒すは1年以上ぶりなので、ちょっと緊張。

それでも、いつものように本堂でプロジェクターを利用して、石泉文庫・宇都宮黙霖の話を。

手話はできないけれど、視覚的に伝えることは大切かなと改めて。

 

霖雨蒼生りんうそうせい

恐らく黙霖の「黙」と「霖」についての話は、私の個人的な見解でもあるのだけれど、恐らくこれかなぁと思う話が一番腑に落ちるよう。

 

そのあと、石泉文庫へご案内。

来年、第70回全国ろうあ者大会が広島で開催されるのだそう。

それに向けて、より多くの方に宇都宮黙霖のことを知ってもらいたいと、黙霖さんの本を来春出版予定だそうで、その原稿を見せていただくと、私が話すよりもよくよく皆さんご存知で。。。

ただ、初めて黙霖さんの直筆の書などを手にされ、喜んでいただけたようなので気持ちホッと。

 

呉市でも手話言語条例が。

みんながみんな手話ができること。
これは難しいかも知れないけれど、何か大切なことに気づくご縁となればいいな。

そこに黙霖さんがお役に立てるのなら、もっと。

 

2024年、黙霖さん生誕200年。

こんな時代だからこそ、黙霖さんの思いを感じてもらえたら。

 

10月25日(月)より虫干し作業のみ行う予定。