盂蘭盆会 3日目

8月19日(土)

朝席で御満座。

いつでも、どこでも、だれにでもの阿弥陀さまのお話を。

大きなお慈悲の中で、時として何だか自分を勘違いしてしまうこともしばしば。

だからこそ、そんなんだから願い続けてるぞ!と、獅子吼のお呼び声。

長浜のお盆行事の最後を締めくくる盂蘭盆会。

お疲れのところ、暑いなかを、ようこそのお参りでした。

 

午前中法事を2件済ませ、広島市南区にある難聴障害者センターへ。

NPO法人日本ユニバーサル・サウンドデザイン協会主催の「きこえとことば」セミナーに。

難聴児を対象とした楽しい英語の模擬授業を体験させていただいた。

テンポよく、繰り返し、楽しく、あっという間に。

何だか相手にどうすれば伝わるかってことを学んだような。。。  

盂蘭盆会 2日目

8月18日(金)

今日も昨夜に続いて盂蘭盆会。

朝席では、一番大問題なのは私。

その私のことをすべて知り尽くした阿弥陀さまの大きな願いが・・・とのお話より。

 

朝席が終わると、石泉文庫虫干し法座の時、雨で1日運び出す作業が遅れたため、最終日に返すことの出来なかった蔵書をお返しに。

虫干しの時は小学生たちが軽やかに何往復もして運んでくれたが、返す時は少人数でどうにかこうにか汗をかきかき。

昼席では、石泉文庫へ本を返す作業を手伝ってくださった御講師さまより、そのご縁を通して、「経」のお話。

伝えられ、今ここにある。そして、次へと伝えていく。

それをからだで感じることが出来る。

大変だけど、運んでくださるお顔が光顔巍巍として。

夜席では、

五濁悪世の有情の
選択本願信ずれば
不可称不可説不可思議の
功徳は行者の身にみてり

ご和讃より。
五濁の「命濁」とは、どんどん平均寿命が延びているのに、命が短くなるとの話。

便利な世のなかになってきたけど、時間に追われ、忙しい忙しいとこころをなくす。
法に遇う命の時間がどんどん短くなっていると。

 
スマホ一つあれば、いつでもお経の言葉に出遇うことの出来る時代。
石泉文庫までの細い道を、虫干しは毎年ずっと同じ方法で続いてきた。
大変だけれど、法に遇う大切な時間をいただいているのかな。

明日の朝席で御満座。 ようこそのお参りでした。  

2017年8月18日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

盂蘭盆会 1日目

8月17日(木)

長浜の祭が終わり、戦没者追弔会、盆踊りが終わり、お盆の最後の締めくくり。

今夜から盂蘭盆会。

このたびの御講師は、安芸高田市長楽寺 吉川創信師。

初めての、たまたまのご縁。

今夜は盂蘭盆会の由来より。

このあたりでは見ることのないキュウリやナスに割り箸で足をつけ、馬や牛に見立てたいわゆる精霊馬のことがお話の中に。

それで、ふと先日、ネットのニュースで目に止まったのが精霊馬でなく、精霊車のことを。 [記事はこちら]
いくら快適な車になっても、どこから帰ってきて、どこに戻っていくのだろう。。。

 草葉の陰?

気がつけば、外からコオロギや鈴虫の声。。。

  浄土真宗では、お浄土へ。

 
ようこそのお参りでした。

明日の朝席のあと、7月の虫干し法座で干した蔵書を石泉文庫へ。

2017年8月17日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

長浜日曜学校

8月3日(木)

今日は広南小学校の登校日。

8月6日を前に、みんな平和学習をしたそう。

  そして、今夜は長浜日曜学校夏休みスペシャル、住蓮寺歓喜会(盆法座)夜席にお参り。

次男に付き添って一緒にお聴聞。

 
らいはいのうたをおつとめし、ご講師 五日市善正寺の竹本 憲 師のご法話。

人間に生まれたことの尊さ、仏さまの教えに出遇えたよろこびを。

御同行と一緒にお聴聞する子どもたちにも伝わるように、やさしく、ゆっくりと。

子どもに付き添ってお聴聞される保護者の方もいらっしゃるので、本堂はいっぱい。      

2017年8月3日 | カテゴリー : 法座, 長浜 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月20日(木)

梅雨も明け、セミが鳴き、青空が。

朝席で石泉文庫虫干し法座も御満座。

朝席は、阿弥陀さまの光に遇って目が覚めるお話より。

 
朝席が終わり、本来なら石泉文庫に蔵書を返すところ、雨で虫干しが一日順延となったため、今日も虫干し。

広南小学校は終業式。

昨日は小学生のお手伝いがあったけど、今日は御同行のみでゆっくりと。

本を「パンッ」と叩いて虫を追い出し、ロープへとかけていく。

 

再び午後3時に集まって、蔵書を片付けて、来月の法座までお内陣にてお預かり。

毎年大変な作業だけど、ずっと受け継がれてきた有り難いご縁。

本の間からイチョウの葉がひらひらと。 昨日、6年生の子どもたちがこのイチョウの葉を拾っていたので、持って帰ってもいいと伝えた。

帰る際、ある子の持ったイチョウには、ちゃんと名前が書いてあったのが、何とも言えなくて。

思い出と一緒に残るといいな。

 
暑いなかをようこそのお参りでした。  

2017年7月20日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月19日(水)

今朝は雲は広がるけれど、雨は降らず。

そして、梅雨明けも発表。 朝席は、親ごころよりのお味わい。

 
朝席が終わると、石泉文庫から蔵書を専徳寺へと運ぶ。

総代さん方は朝席の間、ずっと石泉文庫の2階から1階へとバケツリレーのように蔵書を下ろして、法座が終わるのを待って専徳寺へと運ぶ。

今日は広南小学校6年生が手伝いに。

狭い石泉文庫から専徳寺までの細い道。
御高齢の方にはなかなか大変。
それでも、杖をつきながらでも運んでくださる方も。
「今年も運ばせてもらえた」と。
  小学生は、何と5往復もしてくれたとか。
そのあと、本堂ではロープに蔵書がかけられていく。
子どもたちにもやり方を教えると、せっせと干して。

干し終わると、石泉文庫についての話を子どもたちに。 また、事前に質問をいただいていたので、それに答えて。

午後3時まで本堂で干し、みなさん集まって本を片付け、そして蔵書の照合。

 
夜席は、「自分らしい生き死に」、その「自分らしい」って?という話から。

津田ポンプの開発者、津田喜次郎の話を初めて聞かせていただき、後で調べてみたら、大変御法義な方であったようで、戦時中、本願寺がお聖教の一部を削除するという動きがあったとき、門信徒代表としてこの津田さんが当局と激しくやり合ったとか。(『見真』463号参照)

また、津田さんは江田島の出身だったとか。(《江田島って・・・どんなとこ?》参照)

江田島は御法義どころ。石泉社の門下生もたくさんおられたところ。

なんだか、尊いご縁を感じながら。   明日の朝席で御満座。

でも、雨で1日虫干しが順延となったため、明日も朝席後に虫干し作業。

石泉文庫へお返しするのは、次回の法座、盂蘭盆会の時に。

 
暑いなかをようこそのお参りでした。  

2017年7月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月18日(火)

明け方、雨音で目が覚める。。。

それが、どんどん土砂降りになり、時折カミナリも。

6時30分、総代長と虫干しを明日に順延することに決定し、各所へ連絡。

本堂の向拝にも雨が降り込んできたので、下足棚を廊下に上げて朝席を迎える準備。

 

朝席は雨が降っても通常どおり。

今朝は、信(無作)と行(造作)との話より。 「信」は人偏に言との話を聞き、なるほどと、漢字の成り立ちを見てみた。
諸説あるのだろうけれど、「言」とは、「辛」と「口」から出来ているそう。
「辛」は、入れ墨を入れるための針。「口」は誓いの文書を入れる器。
誓いを守らなかったら、罰として入れ墨を入れる。
言とは真実を語るということなのだと。

それで、「人」の「言」と書くのは、《まこと》と受け取って疑わないことを「信」というとか。

 
雨は上がったけれども、昼席はなし。

 
そして、夜席。 夜席では、名実ともに人間と言えますか?という話より。

親鸞聖人はご和讃の「真実明に帰命せよ」の左訓に、「真というは偽りへつらわぬを真といふ。実というは必ずものも実になるをいふなり」と記されている。

《まこと》を受け取って、かならずものの《実》になる。

そんな人生を送っていますか?と。

 
ようこそのお参りでした。

明朝の天気はどうだろう。

明日こそは虫干しを。        

2017年7月18日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 1日目

7月17日(月)

蝉の声が響き、いよいよ暑い暑い夏空に。

今夜から石泉文庫虫干し法座。

昨日は、一昨日呉東組親鸞聖人讃仰会でご講演いただいた北塔和上を石泉文庫へとご案内。

薄暗い文庫のなかで、僧叡和上の『論註海岸記』を手に。

今日は午後から総代、仏教壮年会のみなさんが虫干し用のロープを本堂に張ってくださった。

去年まで使用していたロープが、結ぶのにちょっと堅いようで、このたび新しく新調。

ピーンッと張ったロープに、明日と明後日、経典がかかる。

また、先日石泉文庫で草刈りをした草も片付けてくださって。 暑いなかをお世話になりました。

 
そして、夜席より法座。

このたびは、阿賀 称名寺の南 秀和師。

ロープの下でのお聴聞。

法性すなはち法身なり。法身はいろもなし、かたちもましまさず。しかれば、こころもおよばれず、ことばもたえたり。(唯信鈔文意)

今席では、曇鸞和尚の実相心・為物心のお味わいより。 「いろもなく、かたちもましまさず」、この話を聞くと、金子みすゞさんのこの歌を思い出す。

星とたんぽぽ
 
青いお空のそこふかく、
海の小石のそのように
夜がくるまでしずんでる、
昼のお星はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。
ちってすがれたたんぽぽの、
かわらのすきに、
だァまって、
春のくるまでかくれてる、
つよいその根はめにみえぬ。
見えぬけれどもあるんだよ、
見えぬものでもあるんだよ。

私のために《見えぬもの》をどうにかして伝えようとしてくださるお心を。 ようこそのお参りでした。

  明日の朝席が終わったら石泉文庫から蔵書の半分を運ぶ。

広南小学校6年生もお手伝いに。 お誘いあわせてお参りを。

(※虫干しのため、昼席はありません。)    

2017年7月17日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 3日目

6月28日(水)

今朝は昨夜からの雨が少し残って、ジメジメと。。。

朝席で仏教婦人会法座も御満座。

朝席では、お仏参の話より。

お灯明、お花、お香など、お供物の持つそれぞれの意味を。

何気なく、また、伝え聞いたことをそのまま受け継いだだけ。

でも、言われてみると、へ~っと。

 
また、ドライブスルー型葬儀というのがこれから出て来るのだそう。

車に乗ったまま、自動受付機に名前を入力、そして会場に車で乗り入れ、焼香をする。
その様子が遺影横のモニターに映し出されるんだとか。。。

 
それから、初日にお墓の話を聞いて調べていたら、『福井新聞』ホームページ、「ふくいを生きる」の第二景「お墓とお寺」と題して興味深い特集を。
時代、世の流れが変わっても、それぞれの持つ大切な意味は変わらないように。

ようこそのお参りでした。

2017年6月28日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教婦人会法座 2日目

6月27日(火)

今日も引き続いて仏教婦人会法座。

朝席は、親鸞聖人『教行信証』総序の御文よりお味わい。

ご縁が整って、人間としてこの世に生を享けることの有り難さ。

ただ、この世は不如意なことばかり。。。

 
昼席も、総序の御文より。 もしまたこのたび疑網に覆弊せられなば・・・

阿弥陀には まことの慈悲は なかりけり たのむ衆生を のみぞたすくる(一休禅師)

阿弥陀には 隔つる心は なけれども 蓋ある水に 月は宿らじ(蓮如上人)

私たちの心は疑いばかりで、真実が見えなくなってしまっているという話。

 
夜席は、総序の御文より摂取不捨のお話を。

阿弥陀さまの願いが私に。

だいじょうぶ。まかせなさいと。

夜席が終わり、雨がパラパラと。

明日の朝席はどうだろう。。。

続いてようこそのお参りでした。

2017年6月27日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku