広南小学校3年生 地域学習

2月9日(火)

先月、石泉文庫の防火訓練に参加した広南小学校3年生。

そのとき、初めて石泉文庫の存在を知った児童も多かったそう。

また、専徳寺も。

そこで、今日は地域学習の一環として、専徳寺をたずね、専徳寺と石泉文庫のことについて学ぶことに。

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昨日、質問を10題あらかじめいただいた。

◎専徳寺について知りたいこと
・いつ建てられたのですか?
・誰が建てたのですか?
・専徳寺という名前はどうしてつけられたのですか?
・お寺の中に何がありますか?
・どんな行事がありますか?
・何代続いていますか?

◎石泉文庫について知りたいこと
・いつ建てられたのですか?
・誰がどうして建てたのですか?
・何冊の本があるのですか?
・どんな本があるのですか?

 
話の中にこれらの答えが隠されているって言うのが良いのかも知れないけれど、限られた時間の中で伝えるため、その10題の質問に沿って、専徳寺と石泉文庫のことについて話すことにした。

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まだ知らないこと、むつかしいことも多いので、なかなか理解することは難しかったかも知れないけれど、家に帰って、お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんと、「今日、専徳寺へ行ったよ。〇〇〇だったよ。」と、話が出るといいな。

ようこそのお参りでした。

石泉文庫 防火訓練

1月21日(木)

今日は大寒。 寒いなか、1月26日の文化財防火デーを前に、今日は石泉文庫の防火訓練。

地域の方、広南小学校の3年生児童が参加して。

 
午後2時、石泉文庫にて火災発生。

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スモークが焚かれ、火災報知器が鳴り、近所の方がホースを引っ張ってきて初期消火。
消防団、そして消防士が次々とホースを持って到着。

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細い道をホースを繋いで。。。

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狭い道だからこそ、こうした訓練をしておかないと。

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専徳寺境内に場所を移して、消防署長の総括、そのあと講習。

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今年は初めてガス爆発の実験を見せていただく。 プロパンガスが充満した小屋が、一瞬のうちに「ボン!」と。

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あっという間のできごとに「お~」っと。   そのあと、水消火器を使っての消火訓練。
まずは、「火事だー!火事だ―!〇〇が火事だ!」 と、大きな声でどこが火事かを周りに知らせる。

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そして、「〇〇さん、119番お願いします!」と、名指しで消防通報をお願いする。 「誰かー!」ではダメだそう。

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そして、火元へ消火器を持っていって、消火! 消火器は15秒しか使えないと聞いて、みんな「え~!」と。

 
高齢化が進み、だんだんと防火訓練も参加者が少なくなりつつあったのと、長男が3年生の時、ちょうど消防のことについて社会科で学んでいたこともあって、学校へ声をかけたことをきっかけに、小学校から毎年3年生が参加するようになって、今回で4回目。

消防の方から、「今日学んだことを、帰っておうちの方におしえてあげてください」と。

 
「石泉文庫」のこと、消防のこと、いろんなことを家で話すご縁となれば。
  寒いなか、ご参加、ありがとうございました。

2016年1月21日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫 防火訓練打ち合わせ

1月12日(火)

昭和24年1月26日に法隆寺金堂の壁画が焼失。

以来、1月26日を文化財防火デーと定め、全国で文化財防火運動を展開。

今年、第62回。

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呉市文化スポーツ部、呉市東消防署、総代長さんを交えて広島県史跡に指定されている「石泉文庫及び塾・僧叡の墓」の防火訓練の打ち合わせ。

 
今年は1月21日(木)午後2時から。

石泉文庫での防火訓練ののち、専徳寺境内に場所を移して、例年どおり水消火器を使った消火訓練。

そして、今年はガス爆発の実験を初めてしてくださるそう。

広南小学校3年生も参加予定。

どうぞ、お時間の許される方は暖かくしてご参加を。

 
その他、呉市では

1月23日(土) 10:00~ 多賀雄神社 (苗代)

1月24日(日) 14:00~ 向日原神社 (押込)

1月28日(木) 14:00~ 旧呉鎮守府司令長官官舎 (入船山記念館)

1月31日(日)  9:00~ 桂濵神社 (倉橋)

1月31日(日)  10:30~  国選定重要伝統的建造物群保存地区 (御手洗)

 
「みんなで 守ろう 文化財」

安芸教区仏教壮年会連盟 石泉見学

7月25日(土)

よく晴れた暑い一日。

昨夜8時40分頃、京都から呉東組児童念仏奉仕団一行が帰ってきた。

ご門主さま、前門さまお揃いだったようで、長男も前門さまから「がんばってくださいね」と声をかけていただいたとよろこんで。

よいご縁をいただいたよう。

 

今日は安芸教区仏教壮年会連盟主催の研修旅行。

『三業惑乱と芸轍の歴史を訪ねる旅 石泉和上と円識和上』と題して、午前中に当山専徳寺、午後から蒲刈弘願寺を訪ねる日帰りツアーに、ご一行34名が訪れる。

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さすがは仏教壮年会連盟の役職についておられるみなさん。

お念仏が本堂に満ち満ちて。。。

おつとめの後、石泉文庫の話、専徳寺の話をさせていただいて、質問をうかがうと、仏教壮年会の活動を問われ、毎月8日に例会をしていることと、次の訪問地、弘願寺仏教壮年会との交流のご縁で、除夜会の蓮の紙花のキャンドルが生まれたことを紹介させていただいた。

そして、石泉文庫へとご案内。

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石泉文庫までの細い道程、そして、この細い階段を昇って文庫のなかへ。

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みなさんもそれぞれに自坊でいろいろな活動をされているようで、そんな話を道中聞かせていただきながら。。。

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ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月15日(水)

心配された天気も、今日は青天。

朝席で今年の石泉文庫虫干し法座も御満座。

 

朝席は、苦しみの原因は煩悩とのお話より。

阿弥陀さまは、そのまんまを救うと願われた。

煩悩をきれいに除いてからではなく、そのまんまで。

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朝席が終わると、みんなで石泉文庫まで本を運ぶ。

人数が少ないため、何度も往復して。。。

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この細い道を。。。

 

「無理のないように運んでください」とはいったものの、先日手伝ってくれた小学生の7倍も8倍も歳を重ねたみなさん。

少々無理をしなければ、この道程は歩けない。

杖をつきながら、息を荒げながら。

それでも、「今年も運ばせていただいた」と、よろこんで。

 

念仏を称えよ。念仏を中心とした報恩の営み(生活)を。

石泉和上の教えが残っている。

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先日の研修会で、「□に子と書いて、何と読むと思いますか」との話を聞かせていただいた。

□に子と書いて「母(はは)」と読むんです。親鸞聖人はこの字を書いています。

人間の母親のお腹で育てられ、生まれてくるから人の子が生まれるんです。

仏さまにお育ていただいて、生まれるから仏にならせていただくんです。

 

その話をふと思い出し、御本典を開いたら、ホントだ。

ちゃんと母の字に「子」が書いてある。

Haha

お育ていただいて、みんな仏とならせていただくんだな。

 

ようこそのお参りでした。

台風が近づいているようなので、どうぞお気をつけて。

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月14日(火)

広島市では大雨・雷警報が発令されたそうだが、このあたりは青空のひろがる天気。

今日も朝席が終わると、昨日石泉文庫から運んだ経典の残り半分を虫干し。

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昨日は広南小学校6年生も手伝ってくれたので、たくさんの賑わいだったけど。。。

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こんなにたくさんあるけれど、今日干したので石泉文庫蔵書の約4分の1。。。

 

よく乾いた本を、4時からみなさん集まって片付け、そして夜席を迎える。

ロープがなくなって広々と。

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このたびのご縁では、なぜ人は苦しむかということを、いろいろお聞かせいただいた。

 

PEACEおりがみの折り鶴も、次々と折って持ってきてくださった。

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みんな、平和を願ってる。

ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月13日(月)

今朝3時前、大分県南部を震源地とする地震があり、呉市(安浦)は震度4だったそう。

まったく気づくことなく、起きて呉市防災情報メールで初めて知る。。。

 

心配された雨も降らず、朝席が終わると、石泉文庫から専徳寺へと蔵書を運ぶ。

今年も広南小学校の6年生が地域学習の一環としてお手伝い。

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そのあと、干された経典の下で石泉文庫の話を。

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石泉僧叡和上も、宇都宮黙霖も、このたくさんの本に恵まれた。

そして、この本を200年以上、虫干しを続けてきたたくさんの人がいるから、今もこうしてきれいなまんま。

今日はその一人にみんなも仲間入り。

 

午後から雨がパラパラと。

午後4時から、干した本を片付けて、目録と照合作業。

 

夜席では、何故仏教を求めるかというお話より。

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ふと思い出したのが、昨夜の『情熱大陸』という番組のなでしこジャパン特集。

FWの大儀見選手が、「自分を単語一語で表現してください」と、辞書を手渡された。

そして、答えたのが「植物」。

「植物って結局太陽の光だったり、水だったり、酸素だったり、二酸化炭素だったり、そういういろんなものがないと生きられないじゃないですか。

それと一緒で、自分も誰かに助けられないと生きていけない」

と。

続いて、今回のチームを単語一語で表現してくださいと問われた答えが、「万華鏡」。

「1試合、1試合、見え方ってずいぶん変わっていたと思うし、その中に個人個人の彩りが必ず輝きを放っていたし、見る人によって輝きが見え隠れする魅力的なチームだった」

と。

勝ったり負けたり、いろんなご縁がととのって。

 

小学校6年生もPEACEおりがみを持ち帰って、休憩時間に一生懸命折り鶴を作ってくれたそう。

でも、折り鶴の完成品は。。。

どうやら、折り鶴の折り方を今の子どもたちは知らないらしい。

それでも、一生懸命チャレンジしたあとがいっぱい残っていたので、それがとっても嬉しい。

少し手直ししたら、ちゃんと折り鶴に。

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ようこそのお参りでした。

明日もお誘いあわせてお参りを。

石泉文庫虫干し法座 1日目

7月12日(日)

今日も蒸し暑い一日。

昼間はセミの声、夜はカエルの声。

 

今夜から石泉文庫の虫干し法座。

昼から総代のみなさんが集まって、虫干し用のロープ張り。

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本堂の端から端へ、ロープを張っていく。

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張りすぎてもダメ、緩すぎてもダメ。ちょうどよい張りに。

 

このたびの御講師は、呉市本通法眼寺の黒田順真師。

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今年は大忙しの広島雅楽会での話から。

緊張して、不安で眠れない時はどうしたらよいか。

それは、「あきらめる」ことだそう。

 

「あきらめる」とは、漢字で書くと「諦める」。

仏教で、「諦」とは真理。

「あきらめる」とは、あんまり良い意味で使われないけれど、ピーンと張り詰めた紐をフッと力を抜くと、不安で戸惑う我が身に気づくかな。。。

 

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本堂にPEACEおりがみを。

平和への願い。折ってみませんか。

 

明朝、石泉文庫から本の搬出。

今年も広南小学校6年生がお手伝い。

雨が降らなければ良いけれど。

 

ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月17日(木)

朝席で石泉文庫虫干し法座も御満座。

この時期、これまで聞かせていただくばかりだったご縁を、このたびはお取り次ぎ。

いつもなら、聞かせていただきながら、セミの声が聞こえていたのに、このたびばかりは法座が終わって、あ~セミの声がいつの間にか・・・と。

良いお天気となり、法座の後、みなさんお手伝いいただいて、本を石泉文庫へと。

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今日は小学生のお手伝いもないので、何往復もしながら次々と。

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石泉文庫までの細い道を運び、そして石泉文庫では2階へ納めるため、手渡しで次々と上げていく。

どんなに時代が変わっても、200年近く変わっていない光景かな。

 

暑いなか、汗だくで終え、一安心すると同時に、こうして今年も元気に運ぶことが出来たとお念仏。

 

お疲れさまでした。また、ようこそのお参りでした。