7月27日(水)

呉市の新型コロナウィルス感染が急拡大。
それに加えて、猛暑。。。

今日は午後から広島県立美術館にて開催中の『安野先生のふしぎな学校』へ。

最近は昔のような『〇〇展』ではなく、美術館オリジナルの企画展も増えてきた。
時系列に並べた展示でなく、何をどう見せ、どう伝えるか。
そんなところにもすごく刺激を感じながら。

安野光雅さんの絵本は、細かい描写が素敵なだけに読み聞かせでは伝えにくいので、これまで読み聞かせでは用いていないのだけど、何とか伝えられたらなぁと。

 

帰宅したら雨が降り始めた。
夕方、そろそろ雨が上がるかなと窓の外を見ると、何と虹が。

折角なので写真に撮ろうと、境内に急いで下りると、大きな虹が親鸞聖人像の上に。

向日葵が咲き、虹が出た。

それで何かが変わるわけではないけど、些細なことでも何となく心は上向き。

 

広南小学校読み聞かせ(198)

7月11日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は3年生。

読んだ絵本は、

『きっと きこえるよ――被爆樹木の絵本――』

 

先日7月1日が呉空襲の日。
来月8月6日が広島に原爆が投下された日。

そして、今ロシア・ウクライナの問題等、少し「平和って何?」と考えてくれたらいいなと。

この絵本は、広島市内の小学校で読み聞かせボランティアをしているお母さん2人が被爆樹木のことを絵本にしたいと0から作った絵本。

読み終わった後、あとがきを紹介。

広島で育ち、 広島で子育てをする私達は、地元の小学校で読み聞かせのボランティアをさせて頂いています。
2017年の冬、 ANT – Hiroshima 代表 渡部朋子氏の講演会に参加した藤原から
「被爆樹木が主人公の絵本を一緒に作ろう。」
と村本に声がかかり、本当にゼロからの絵本作りがスタートしました。
それから完成までの1年8ヶ月の間、 この絵本は私達に多くの学ぶ機会を与えてくれました。その中で、多種多様な平和活動を知りました。 平和活動がどんな方法であろうと、目的はひとつ。 世界平和だと思います。
この絵本を通して被爆樹木の存在に気がつき、 被爆樹木を通して戦前・戦中・今日までの出来事を想像して欲しいと思います。 1クラス30人のうち、1人でもそうすることで、心の中に“平和って何だろう” “平和って、いいな” “どうしたら平和は続くのかな” と、今の自分に出来ることを考えるキッカケとなる 種を心の中に植えてくれたら、と思っています。
だって、私達自身が、 被爆樹木からその 種 を もらったんですから。
老若男女、国内外の多くの方に見ていただき、多くの種が蒔かれることを願います。
ご支援くださいました多くの皆様、本当にありがとうございました。
       2019年5月吉日    藤原美香 村本美香

一昨年、広島別院の被爆樹木ソテツから、たまたま知ったこの絵本。
私もその〈種〉をもらったので、お裾分け。

ちょっと3年生には難しかったかも知れないけれど、1冊小学校にもお裾分けしたので、その種から芽が出て花が咲くといいな。

 

広南小学校読み聞かせ(197)

6月13日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は4年生。

先日、4年生は〈里山を愛する会〉と一緒にサツマイモの苗を植えた。

そんな4年生に〈里山〉をテーマにした絵本を見つけたので、今日読んだ絵本は、

『めぐる森の物語』 (いまいあやの作)

ふと目にしたウサギのあとを おいかけて
荒れ地にやってきた ぼく。
そこで見たのは――。
繊細な絵でつむぎだす、いのちの物語。

 

「これが百年後の森。
ぼくらのおじいさんが過ごしたような森の姿。
いつかきみの子どもの子どもが遊ぶ、
ぼくらの孫の孫が暮らす森。
木も草も、鳥も虫も、魚も動物も、
みんなのいのちが つながって、
森は大きくなるんだよ。
いのちはめぐっているんだよ」

 

この絵本は、元々滋賀県近江八幡にある〈ラ コリーナ〉という藤森照信氏建築の〈たねや・クラブハリエ〉のフラッグシップ店が、森を作る理念をもとに作った作品だそう。

《参考》La Collina vol.10 めぐる森の物語

 

忙しい忙しいと時間に追われ、目先のことばかりを優先してしまいがち。

百年後のことを考えて種を植える。

さすが「売り手よし、買い手よし、世間よし」、三方よしの近江商人。

 

少しでも、子どもたちに伝わっていたらいいな。

広南小学校読み聞かせ(196)

5月16日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は2年生。

今週末に広南学園運動会を控えている子どもたち。
コロナで一昨年は中止、昨年は無観客開催。

そして今年は、人数制限があるものの、2年生にとっては初めて観客の前で披露する運動会。

エールを込めて今日読んだ絵本は、

『だいぶつさまのうんどうかい』 (苅田澄子 文・中川学 絵)

からだが大きすぎて、何をするにも大変な大仏さま。

「はあー、なんにも できません」
 だいぶつさまは しょんぼり。
「もう おてらに かえりたい・・・・・・」

ところが、最後の組体操で大仏さまが。

 

沖縄のこと、戦争のこと、いろいろ考えたけど、今の2年生にはやっぱりこの絵本。

次々と手を挙げて感想。

どうやら子どもたちには、玉入れをする千手観音の姿が印象に残ったみたい。

 

お天気が心配だけど、がんばって!

 

広南小学校読み聞かせ(195)

4月18日(月)

令和4(2022)年度、初めての広南小学校読み聞かせ。

担当は新1年生!

昨年も初っぱなが1年生だったけれど、今日もまた“ちむどんどん”しながら教室に向かうと、今年の新入生は少なく、8名。

しかも、男の子3名、女の子5名の内、男の子1名が欠席。。。

 

今日読んだ絵本は、

『ぱんつくったよ。』 (作・平田昌広 絵・平田 景)

以前、『おとん』という絵本を読み聞かせで2回読んだ。
今日はその作家夫妻の『ぱんつくったよ。』を。

「ぱん、つくったよ。」(おすもうさん)

「ぱんつ、くったよ。」(ねずみ)

同じ言葉でも、区切るところが違うと、違った話になってしまうと言う絵本。

 

昨日から違うタイプのマスクに替えたせいか、どうも声がこもる感じ。。。

ちょっとニュアンスが伝わりにくかったかなぁ、、、と変な汗をかきながら。。。

でも、読み終わった後で、

「すいかどろぼうを おいかけます。」
「すいか どろぼうを おいかけます。」

が面白かったと感想を。

 

今年度も1ヶ月に1度の読み聞かせ。

いろんな本に出会えますように。

 

 

広南小学校読み聞かせ(194)

3月14日(月)

昨夜降った雨が上がり、今朝は暖かい朝。
ウグイスの声がよく聞こえてくる。

今朝は今年度最後の広南小学校読み聞かせ。
先日高校を卒業した長男と一緒に。

担当は私が4年生、長男は1年生。

読んだ絵本は、

『森のおくから むかし、カナダであったほんとうのはなし
       (レベッカ・ボンド作・もりうちすみこ訳)

今年度最後、何を読もうかと思ってたところに、先週の火事。

また、4年生は「里山を愛する会」と一緒に一年間いろいろな活動をしたことを聞いていたので、この本を。

ちょっと読むには長い絵本だけど、最後のあとがきまで。

作者あとがき

 この話は、ほんとうにあったことです。主人公のアントニオは、亡くなったわたしの祖父、アントニオ・ウィリー・ジローです。祖父は14さいまで、カナダのオンダリオ州ゴーガンダのホテルでくらしていました。そのあと、アメリカ合衆国に移り住み、それまではフランス語を話していましたが、英語も話せるようになりました。
 わたしは、祖父について、いろいろな話を聞いています。長く農場をやっていたこと、バーモント州のあちこちで大工仕事をしていたこと、また、としをとってはじめて、アメリカインディアンの血をひく異母兄弟と会って、よろこんだことも。
 でも、わたしがいちばんすきなのは、祖父が自分の子どもたちに語って聞かせ、そして、母がわたしに語ってくれた、この話です。
 私の子どもたちは、もうアントニオに会うことはできません。でも、だからこそ、私は子どもたちに、ひいおじいさんが子どものころ、オンタリオ州ゴーガンダで出あった、このおどろくべきできごとを話してやりたいのです。

感想で、火事の怖さ、いのちの大切さを述べてくれた。

お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんから昔の話を聞く?

と聞いたけど、みんな首を横に。

いろんなことを聞いてもらいたいなぁと。

 

終わったところで、サプライズ

これまでにもお礼の手紙をいただいたことはあったけど、このたび初めて「〇〇さんの読んでくれた『〇〇』が心に残りました」と、具体的に感想を述べてくれていること。

多かったのは、

6年生は『つららのぼうや』と『おおにしせんせい』
5年生は『しらすどん』
2年生は『こねこのチョコレート』と『いちにちじごく』

心に残る絵本、印象に残る絵本に選ばれたのは素直に嬉しい。

コロナ禍で厳しい状況の中、年間11回行われた朝の読み聞かせ。
ご縁をいただけたことに感謝。

 

広南小学校読み聞かせ(193)

2月14日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は2年生。

 

「今日は何の日ですか?」

「バレンタインデー!」

「バレンタインデーと言えば?」

「チョコレート!」

ということで、今日読んだ絵本は、

『こねこのチョコレート』 (B・K・ウィルソン 作・小林いづみ 訳・大社玲子 絵)

 

明日は、弟のクリストファーの誕生日。ジェニーは、おこづかいで「こねこのチョコレート」を買います。
「ひとつ食べたいな・・・・・・ひとつくらいなら・・・・・・」
その晩、ジェニーは眠れなくなってしまいました。

長い間 お話会で語られ、子どもたちに愛されてきたお話が、初めて絵本になりました。
子どもたちの共感を呼ぶ、心あたたまる物語。(絵本の帯より)

 

贈る側の気持ち、贈られる側の気持ち。
周りの気持ち。

最後、黒猫ティブルからのプレゼントがなかったら。。。

 

初めて2月14日の読み聞かせとなったので、このご縁にチョコレートの出てくる心温まる絵本を。

 

広南小学校読み聞かせ(192)

1月17日(月)

御正忌が明け、阪神・淡路大震災(1995)から27年目の朝。

今朝はコロナで大変な時ではあるけれど、今年初めての広南小学校読み聞かせ。

今日の担当は6年生。

恐らく今年度高学年の担当は最後かなぁと思いながら、ちょっと読むには長いけれど、

選んだ1冊は、

『つららのぼうや』(青木新門 原作・西館好子・渡辺あきお 作)

作者は映画『おくりびと』の原案として知られる『納棺夫日記』の青木新門さん。

〈つらら〉って、このあたりではまず見ることがないので、やっぱり富山地方の土徳かな。

もともとの原作は『童話 つららの坊や』。

それを少し削って絵本にしたのが、『つららのぼうや』。

 

どちらも比べながら何度も読んでみたけど、読み聞かせとしては『つららのぼうや』。
朗読するなら『つららの坊や』かなと思いながら。

 

「つらら、見たことある人!」
「・・・・」

やっぱり見たことないみたいだけど、読み始める。

読み始めると、しまった!!
眼鏡がどんどん曇り始め、まるで目の前が雪世界。。。

つららのぼうやは、
「死ぬことはちっとも悲しいことでない」
と言ったトチの木の
おじいさんの言葉を思い出しても、
なみだがとまりませんでした。
つららのぼうやは、
泣きつかれて眠ってしまいました。
そして夢をみました。

つららのぼうやはとうめいな体を
キラキラさせて雲の上にすわっていました。
そこにはネズミさんもいて、
仲良くいっしょに遠くを見ていました。
光の世界が広がっていました。
光の中には、父さんも母さんも姉さんもいて、
みんなほほえんでぼうやの方を見ていました。

「命への感謝を伝える絵本」

表紙の見開きに記された言葉。

今年初めての読み聞かせ。
何か感じてくれたらいいなと思いながら。

 

 

 

 

 

広南小学校読み聞かせ(191)

12月13日(月)

今朝は今年最後の広南小学校読み聞かせ。

担当は5年生。

読んだ絵本は、

しらすどん (最勝寺朋子 作・絵)

今年の最後、何を読もうかと考えていたところ、先日ネットニュース↓を見てこれだっ!と。

  絵本「しらすどん」が問う「生きものをいただく意味」(毎日新聞)

まだ遊んでいたい〈りょうくん〉は、おかあさんに叱られるのがいやで、しらすどんを食べた。
まだ、どんぶりに一匹のしらすが残っていたけど、「ごちそうさま」と席を立とうとした。
すると、「まだ あるよ」と、どんぶりに呼び止められ、

“じぶんが しらす だったらって、
 かんがえたこと ある?”

と、残りの一匹のしらすになってしまったところから始まる物語。

最後に裏表紙の帯のことばを紹介しておしまい。

いのちをいただく

子どもたちにも何か伝わったらいいな。

 

 

広南小学校読み聞かせ(190)

11月15日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

今日の担当は2年生。

秋、落葉の季節。

その季節に一度読んでみたかった1冊。

『さいごの一葉ひとは (オー・ヘンリー原作 いもとようこ 文・絵)

●永遠の名作をあなたに――●
真っ赤に染まった つたの葉のように・・・・・・
哀しく美しい オー・ヘンリーの傑作

子どもの時に絶対に読んでおきたい物語

重い肺炎にかかったジョアンナは、窓から見えるツタの葉が全て落ちたら自分は死ぬといいだします。心配した友人のスーが老画家ベアモンに相談しても、ばかばかしいと取り合ってくれません。いよいよ最後の一葉になりますが、葉は嵐の中でも揺らぎさえしませんでした。その葉に勇気づけられたジョアンナは快方に向かい、ベアモンは一人静かに命を閉じるのでした。(金の星社ホームページより)

 

2年生にどんなふうに伝わるかなぁと思ったけれど、子どもたちは一生懸命聞いて、「ベアモンさんが命がけで最後の一葉を描いて・・・」と「命がけ」という言葉を用いて感想を。

絵本だからこそ伝えられた物語だったかな。