長浜夏祭

8月14日(土)

昨日はどこも人が多いようなので、午前中の法務を済ませて、午後から渋滞や人混みを避け、八本松にある東広島市立美術館へ。

ここで、ただいま第32回現代絵本作家原画展『ひらけ!わたしの絵本ワールド!』開催中。

『バムとケロ』シリーズの島田ゆか、小学校での読み聞かせで読んだ『ぼくら ちきゅうじん だいひょう!』『飼育係長』のよしながこうたく、『どうぶつのあかちゃんうまれた』『おじいさんとやまがら』『はしれ ディーゼルきかんしゃデーデ』の鈴木まもると、おなじみの作家さんたちの作品がずらり。

お盆休みにもかかわらず、ここは訪問者がちらほら。

おかげでゆっくりと。

 

印象的だったのは、独創的なよしながこうたく作品。

そして、『げんきでいるからね』(鈴木まもる)。

鈴木さんの作品は色鉛筆でやわらかい。

どれも、秋からの読み聞かせに使えそうかな。

32回も続いている絵本の原画展。
とっても良い企画なので、これからも続きますよう。

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そして、今夜は長浜西脇神社の夏祭。
夕方から雨予報だったので、どうなることかと思っていたけど、小雨が時折パラつく程度で開催。

 祭が終わり、明日は入江神社で戦没者追弔会、そのあと盆踊り。

それが終わると17日より専徳寺盂蘭盆会。

一つ一つ夏の行事が終わって、今年の夏もあとわずか。。。となるのかな。  

2017年8月14日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku

林明子原画展

8月12日(土)

世のなかは、盆休みに。

昨日、午後から東広島市安芸津町の新築されたお宅への入仏法要へ。

帰りに車を駐めて見たのは、

安浦町三津口にあるコンクリート船、「武智丸」と「第二武智丸」。

たまにこのあたりは通っていたけど、ここが・・・と。

終戦間近、広海軍工廠でも、鋼材不足で木製の零戦に布を張って塗装した零戦が作られたとの話を聞いたけど、コンクリート船??と。

でも、実際に作られ、今では防波堤に。

そんなにまでして何とかしようとするのが戦争なのかな。

昨日は、長浜沖に大きな船が止まっていたので、ひょっとしてXデー間近?と心配に。
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そんな心配を他所に、今日は長男が広島そごうの深堀隆介展「ー金魚養画展ー」のライブペインティングに。

次男はそれには行かないというので、午後からお隣のひろしま美術館で開催中の『林明子原画展』へ。

そこの目玉は、絵本『こんとあき』。

この絵本は、昨年度の広南小学校のPTA新聞に、読み聞かせボランティアの方がおすすめの本を紹介した中、何と2人の方がこの『こんとあき』。

他の方がされているので、私は読み聞かせでこの本を読んだことはないけれど、とある待合室で。

 何度か絵本の原画展は観ているけれど、やっぱり原画は違う。

原画を忠実に再現することはまだまだ難しいのかな。。。

 

展示されていたいくつかの絵本のなかで、これまでに小学校の読み聞かせで読んでもらった本があるみたいで、絵を見ながらコソコソと次男がストーリーを説明してくれる。

 

『おつきさま こんばんわ』

この本は、長男も次男も小さい頃に何度も読んだ本。

これも林明子さん。

 どれもこれもやさしい絵ばかりで、お盆中のホッとする時間を。    

2017年8月12日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

筆の里工房

7月23日(日)

先日、新聞広告に、熊野町の筆の里工房で、現在スズキコージ『スキンドーム展』が開催中で、本日『ドームがたり』の原作者アーサー・ビナードさんのお話会があると知ったけど、定員100名とあったため、もう無理かなと思いながらも問い合わせると、まだ大丈夫ということで申し込み、長男と一緒に訪れた。

法務があったため、急いで向かって始まった直後に入館。

当初1時間ほどのお話と言うことだったけど、終わってみると、何と2時間ぶっ続けでのお話。

原子爆弾(Atomic Bomb)と言うと、何を思い浮かべますか?と。

アメリカではAtomic Bomb。
ビナードさんはある程度のことは知っていると思っていたのに、日本に、そして広島にやって来て、立ち位置によって違うんだと感じたそう。

そこで、「原爆ドーム」という立場で、この絵本の製作に。

2冊も読み聞かせをしてくださり、たくさんのことを聞かせていただいたが、大変興味深かったのは、先日の法座で津田ポンプの話を聞かせていただいたが、絵本のなかでは結局使わなかったけど、津田ポンプを入れるかどうかでいろいろとあったという話。

また「ピカ」と「ピカドン」とは違うという話。

それから、原爆の後に襲った枕崎台風が絵本に描かれている意味。。。

一つ一つの絵に込められた思いを、ていねいにお話してくださった。

 
2時間お話されたのに、すぐにロビーでサイン会。

ベストを脱いだ下に来ていたTシャツには downwinder の文字。

日本語には訳されない、また知られていない深い意味のある言葉だそう。

そのお話も聞かせていただき、またサインをしながらいろんなことを。

 
立ち位置の違う方の話に良いご縁を。  

2017年7月23日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(119)

7月10日(月)

今朝は雲の合間から久しぶりに青空が。

来週月曜日は海の日で休日のため、早いもので、今回が1学期最後の広南小学校読み聞かせ。

  担当は、来週石泉文庫の虫干しを手伝ってくれる6年生。

読んだ本は、

『キツネとねがいごと』(カトリーン・シェーラー作・松永美穂 訳)

絵本の帯に、

「死ぬことがなければ ずっと幸せでいられるの?〔「いのち」について考える絵本〕」

と。

 
年老いたキツネが、あるとき罠をかけた。
その罠に、一匹のイタチがかかった。
そのイタチは魔法を使えるらしく、何でも永遠に続く魔法をかけてあげるから逃がしてとお願いする。
キツネは、リンゴの木にやってくるムクドリなどが、リンゴが木から落ちる前にみんな食べてしまうから、この木に登ったものは、くっついて離れなくする魔法をかけてもらうことに。
やって来たムクドリやリス、イモムシにテントウムシ、次から次に木にくっつくのだが、それぞれに助けを呼ぶのでうるさくて、魔法を解いてみんな離してあげる。
それ以来、誰もそのリンゴの木には近づかなくなって、キツネはリンゴを他の誰にも食べられることなく、おくさんと一緒に幸せに暮らしていた。
そんなある日、死に神がやって来た。
「まだ死にたくない!」と思ったキツネは、最後にリンゴをとって食べさせて欲しいと死に神にたのむ。
リンゴの木に登った死に神は、木にくっついてしまった。
キツネは永遠に生きれると喜び、おくさんと幸せに暮らしていたが、おくさんが病気になり、先に亡くなってしまった。
幸せな日々を失い、キツネはどんどん老いていくけれど、死なない。
でも、まわりの自分の子どもや孫たちは、次第に老いて先立っていく。。。
そこで、キツネは。。。

  絵本の巻頭に、

人間は常に確かなものを探し求めている。
しかし、人生において唯一確かなことといえば、わたしたちがいつかは死ぬということである。
それならば、この確かさの上に立って人生を眺めてみるのが助けになるかもしれない。
 ジャン・ドメニコ・ポラージオ(緩和医療専門家)

とのことば。

  読み終わって、「長生きしたい人!」と尋ねると、いっぱい手が挙がる。

でも、「長生きすることだけが幸せではないんだなと思いました」と感想を。      

2017年7月10日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(118)

7月3日(月)

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は3年生。

先週金曜日の明け方、ものすごい雨と雷。

大雨警報も発令されたため、小学校は休校に。

 

「先週の雷、知ってる人!」と尋ねたら、結構手が挙がる。

「だって、携帯がうるさくって!」と。。。
雷よりも警報アラームで目が覚めたという方が多かったよう。。。
 
今日読んだ本は、

『カミナリこぞうがふってきた』 (シゲリ カツヒコ 作)

学校の帰り道、夕立が降り、タケシが一本杉の下で雨宿りをしていると、カミナリが落ち、おまけに大きなカミナリ小僧が降ってきた。
頭がアフロヘアのようにチリチリになり、家にはカミナリ小僧がついてくるけど、他の人にはその姿が見えないらしい。
そのカミナリ小僧とのやりとりが、とてもリアルでコミカルに描かれる。

カミナリって怖いけれど、時にはちょっとこんな風に考えると楽しいかな。      

2017年7月3日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(117)

6月26日(月)

今週はいよいよ梅雨らしくなりそう。
今朝はどんより。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は2年生。

読んだ本は、

『3びきのかわいいオオカミ』(ユージーン・トリビザス 文・ヘレン・オクセンバリー 絵・こだまともこ 訳)

この本を読み聞かせで読むのは3度目。

ちょっと長いので、2年生ではどうかな?と思いながら。

「『3びきのこぶた』の話を知っている人!」と尋ねると、ほとんどの子が知っていた。

「今日は、おおかみとブタが反対になったお話です。」

3びきのオオカミが家を建てる。
レンガの家、コンクリートの家、鉄骨に鉄条網に67個も南京錠のある最も頑丈で安全な家を次々と建てるけど、乱暴な大ブタが次々と破壊。
そして、最後にオオカミたちは意外なものを使って家を建てると。。。

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「おしまい」の言葉と同時に、あちこちから手が挙がって、次々と感想を述べてくれる。

ちょうど広南学園ではいじめ撲滅月間中。

こんな楽しい話から、どうやってオオカミとブタが仲良くなったか、考えてくれたら良いな。

今夜から仏教婦人会法座。

2017年6月26日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(116)

6月19日(月)

青空の広がる朝。

今朝は広南小学校読み聞かせ。

担当は1年生。

読んだ絵本は、

『となりのたぬき』(せなけいこ 作・絵)

ただいま、広南学園ではいじめ撲滅強化月間中。

校門前に、中学生・小学生が「いじめ0」ののぼりを持って挨拶運動をしていた。

それで、昨年も同じテーマで読んだこの本を。

となりの たぬきが きらい。 いじわるだから だいっきらい。
きらいな きらいな たぬきを おつきさまが やっつけてくれると いうので うさぎは おつきさまと ある やくそくを しました。
つぎの ひから うさぎは・・・。

  読み終わると、1年生次々と手をあげて感想を。

「なかよくなってよかったとおもいました」 相手を思いやるやさしい心。

みんなもなかよく。    

2017年6月19日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(115)

6月12日(月)

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は5年生。

いじめ撲滅強化月間につき、いじめをテーマに読み聞かせをして欲しいと学校からの要請があり、選んだ本は、

『ひとりひとりのやさしさ』(ジャクリーン・ウッドソン 文、E・B・ルイス 絵)

転校生のマヤがやってきた。
みすぼらしい服に見えるマヤをあたしたちは無視。
ある日、マヤの席がからっぽになった。
その朝、クラスで「やさしさ」について話しあった。
アルバート先生が洗い桶を持ってきて、水を入れた。
先生は小さな石を水に落とした。
すると、落とした小石からさざ波が立った。

「やさしさも、これと おなじですよ。 わたしたち ひとりひとりの ちいさな やさしさが、 さざなみの ように せかいに ひろがっていくのですよ。」

と。 マヤは転校してしまって、あたしはマヤにやさしさを届けるチャンスを失った。。。

いじめもさざ波のように広がっていくけれど、逆にやさしさも。

読み終わると、「やさしさを考えるきっかけになりました」と感想を。

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読み終わって控え室に戻ると、どうやら1年生担当の方がまだ!? 1年生教室に行って先生に尋ねると、まだ来られていないと。

せっかくの読み聞かせの時間なので、1年生には少し難しいかな?と思いながら、もう一度『ひとりひとりのやさしさ』を。

最後まで静かに聞いて、しっかり感想も。

小さなやさしさが、世界にひろがっていきますように。

2017年6月12日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(114)

6月5日(月)

5月30日にホトトギスの忍び音(初鳴き)を聞いて、最初ほどではなくなってきたけど、時折まだ螺山から聞こえてくる。

「本尊かけたか」。

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

担当は4年生。

ホトトギスで、『よぶこどり』(浜田廣介作・いもとようこ絵)を思い出し、それにしようかと引っぱり出した。

よぶこどりは、ホトトギスと同じ仲間のカッコウのお話。

良い話なんだけど。。。

ちょっと今日読むには長い。。。

そこで、今日読んだ本は、

同じ作者の『たぬきのちょうちん』(浜田廣介作・いもとようこ絵)。

おじいさんタヌキが、遠くを眺めていると、孫のタヌキがやって来て、何を眺めているの?と尋ねる。
おじいさんは昔のことを思い出し、孫にその話を聞かせる。
おじいさんタヌキが小さかった頃の話。
生まれつき利口ではないからと、そのおじいさんのおじいさんタヌキから、 「なにか一つをしっかりおぼえて、やくにたてればそれでよい」 と、バカの一つおぼえでもいいから、何に化けたいか言ってみなさいと。
小さかったおじいさんタヌキは、考えて考えて、「ちょうちん」になりたいと。
それから、化け方を一生懸命教わって、ちょうちんに化けた。
誰かが持つちょうちんではなく、祭の晩に柳の下にただぶら下がっているだけのちょうちん。
でも、その下を通る人が、誰が用意してくれたか分からないけど、細い橋の足元を照らしてくれて、ありがたいちょうちんだと思っているのが分かる。
ただ、そのことを思い出すだけでうれしくなると。
それを聞いて、孫もその方法を教えて!とおじいさんに。

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とってもほんわかとしたやさしいお話。

そのあとの感想で、「タヌキはいつも畑をぐちゃぐちゃにして悪さをするのに、こんなやさしい良いタヌキもいるんだと思いました」と。

悪い、良い。 ホトトギスは、托卵といって、ウグイスなどの巣に卵を産み、ウグイスのヒナよりも早くかえり、他のウグイスの卵は落としてしまう。

そして、我が子と信じて疑わないウグイスは、せっせせっせと自分より大きなヒナにエサを運ぶ。

それだけを聞くと、何てひどい鳥なんだと思うけど、今子孫を残すため、昼夜を問わず鳴き続けるホトトギスの声を聞いていると、それはそれで大変ないのちを生きてるんだなと、ふと。

良い、悪いって。。。      

2017年6月5日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ(113)

5月29日(月)

今日も青空の広がる月曜日。

今朝、螺山からホトトギスの声がよく聞こえてきた。

今年もおかえり。

今朝は、ウグイスにエナガ、いろんな鳥たちが歌う。

 
今朝の広南小学校読み聞かせ、担当は3年生。

次男のいる3年生教室。

何がいいかなぁと。。。

先日図工で歯みがきのポスターを描いたと聞いたのを、ふと思い出し、2年ぶりに読んだ本、

『えんまのはいしゃ』 (くすのきしげのり 作 二見正直 絵)

「おまえは、かんじゃに さんざん いたいおもいを させてきたであろう!!」
「いえいえ わたしの うでまえは たしかに てんかいち。」
いきているときのいいかげんな ちりょうを えんまさまに せめたてられた はいしゃは、 いいのがれをして、なんとか じごくに おくられないよう たちまわります。
ほらふき はいしゃに ふりまわされるえんまさまと じごくのおにたちの、 ゆかいな おはなしです。

閻魔さま、鬼たちが「いたいというものは勇気のないものです」との歯医者の言葉どおり、我慢して「いたい」と言わず、それを見ていた他の鬼たちは、こんな思いはしたくないと、それから歯みがきをせっせとするように。

なるほど、天下一の歯医者とは、虫歯の患者を治すよりも出さないようにすることか。

  読み終わって教室の後ろの壁を眺めると、みんなの歯みがきのポスターが貼ってあるのに、我が子の絵がない!!

でも、帰りに階段の踊り場で目がとまる。

我が子のポスターはこんなところに。

歯を大切に。6月4日は虫歯予防デー。

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午前中、法事を1件済ませて、広南中学校へ。

今日は広南小学校・中学校合同の学校関係者評価委員会。

1年生から9年生まで参観して、いろいろと協議。

みんな、みんな、がんばってる。

がんばってるといえば、昨年、中学校の校庭に植えられた桜島大根。

桜島大根

大きく育ち、花が咲き、たくさんの実がなり、たくさんの種が。

こんなにたくさんの種、今度はどうなるんだろう。。。

2017年5月29日 | カテゴリー : 絵本, 長浜 | 投稿者 : sentoku