8月6日 原爆の日

8月6日(水)

昭和20年8月6日午前8時15分、広島に原爆が投下されてから、69年目の原爆の日。

8時15分に長男が梵鐘を撞くのを聞き、そして本堂でおつとめ。

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ただ、いつもの8月6日と違うのは雨。

台風に伴う雨で、各地で大きな被害が出ていると聞く。

 

日頃のおこないと天気とは直接関係はないが、この雨に集団的自衛権等、ここのところ聞くニュースに、これは悲しみの雨かと思うばかり。

広島は悲しみを知っている。

そして長崎も。

悲しみを知らないものには、その悲しみは分からないかな。

 

特別養護老人ホーム成寿園で、この一年に亡くなられた方を偲ぶ追悼法要にお参り。

こちらも悲しみをご縁にお念仏。

 

2014年8月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫虫干し法座 3日目

7月16日(水)

今日も引き続き、石泉文庫虫干し法座。

朝席に続いて、みなさんと一緒に本を干す。

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本を干し終わった後、広南中学校から見学に。

保育所がここにあった頃、保育園児も一緒に本を運ぶのを手伝っていて、その頃の卒園児が現在中学校で先生に。

その先生がその頃のことを憶えていると話してくださる。

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今日も『般舟讃』より。

「随機説法」「八万四」と出て来る御文をいただきながら、こうして干したたくさんの経典の中から私たちは「南無阿弥陀仏」のお念仏に出遇えているんだんなぁと。

 

明日の朝席で御満座。

ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 2日目

7月15日(火)

天気予報で一週間前からずっとこの日が気になっていたが、今朝は晴れ。

石泉文庫虫干し法座2日目。

朝席が終わると、みなさんせっせと石泉文庫から専徳寺へ本を運ぶ。

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今年も広南小学校6年生のみなさんも一緒。

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そして、本堂へ本を叩くパン!パン!という音を響かせ、干していく。

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みんな、古い古い本に興味を示しながら・・・。

 

そのあと、石泉文庫のことなどをプロジェクターを使って説明。

汗だくになりながらも、みんな一生懸命。

 

虫干しのため、昼席はおやすみ。

静かな境内に何と一匹の長い長~い

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アオダイショウ!

どこに行くかと思っていたら、何と親鸞聖人の足元に。

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さすがに好きになれない姿ではあるけれど、先日次男がトイレに入った時、ヤモリの子どもが壁をスルスルッと・・・。

小さな小さなヤモリだったが、次男にとってはヘビに見えたそうで、血相を変えて一目散に逃げ出した。

そんなこともあって、ホンモノのヘビの姿を写真に。

 

私たちの見ているものは、自分の好き嫌い、主観で見てしまうものばかり。

『般舟讃』の「或漸或頓明空有 人法二障遣双除」より、そんなことからお味わい。

 

ようこそお参りくださいました。

くれぐれもヘビには気をつけて。

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長浜女性会総会

7月9日(水)

台風が近づいているのが嘘のように静かな静かな一日。

明日は聞名講も中止、呉市内の公立学校も早々と休校の知らせ。

 

そんななか、午後から長浜女性会の総会。

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長浜女性会の総会は2年に一度。

仏教婦人会とも会員がほとんど重なっているけれど、それぞれの活動を。

 

総会に先立って、おつとめと短い法話。

先日の婦人会法座で、御講師のお話に『でんでんむしのかなしみ』が出てきた。

新美南吉のこの作品、2年前に読み聞かせで読んだことがあるが、懐かしく思い、久々に引っぱり出して読んでみると、また新鮮な感じ。

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自分の殻いっぱいに悲しみが詰まっていることに気づいたデンデンムシ。

友達にそのことを相談するうちに、みんなそれぞれに悲しみを持って生きていることを知る。

悲しみに気づくことがなければ、そんなことも知ることはなかっただろう。

また、相談することがなかったら、ただただ「自分だけが何で・・・」「他の人には分かってもらえない・・・」と、悶々と悩み苦しむだけで終わったかも。

 

女性会のみなさんは、家庭の中、地域の中で大切な存在。

そんなみなさんに聞いていく、伝えていくことの大切さを。

2014年7月9日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 7月例会

7月8日(火)

今日は雨こそ降らなかったが、とても蒸し暑い一日。

ただいま大型台風8号が接近中。

そのため、10日に予定されていた呉東組聞名講の例会は中止。

 

そんななか、今夜は仏教壮年会例会。

本願寺の紋「下がり藤」の話を中心に。

 

式章や聖典、いろんなところで見かける「下がり藤」。

この「下がり藤」の紋は、第22代宗主 鏡如上人(大谷光瑞門主)が九条籌子さまと結婚された時にご持参された紋所。

明治36年5月、鏡如上人の伝灯奉告法要が厳修された時、記念五条袈裟の紋所として下がり藤が依用されたのがはじまりだそう。

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そんなことを話し終えて、ふと気になったのが外陣正面に掛かる「旃檀林」の扁額。

扁額には下がり藤と五七桐、そして専徳寺の五瓜の剣方喰の紋。

明治36年以降の制作・・・。

また、調べてみることに。

 

来週は石泉文庫虫干し法座。

お天気だけが気になるところ。 

 

 

2014年7月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

専徳寺門信徒会総会

6月24日(火)

今日は快晴。

朝10時から専徳寺門信徒会の総代・世話係の方が集まって総会。

朝9時には総代の皆さんは集まって準備。

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平素より総代・世話係の方へはいろんな形で専徳寺護持にお世話をいただいているが、1年に一度集まって開かれる総会。

退任される方へは感謝状、新しくお世話いただく方へは委嘱状。

そして、1年間の決算報告・行事報告、今年度の予算案・行事予定が審議される。

 

世話係の方が、一件一件担当のご門徒さんのお宅をまわって寺からのことを伝えてくださっている。

現代の便利さを追求すると、こうしたことは古いスタイルかも知れないけれど、こうした時代だからこそ、ありがたく、大切なことなのかと。

 

今年もお世話になります。

2014年6月24日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

安芸教区総講習会

6月11日(水)

広島別院にて、今日と明日の両日、安芸教区総講習会が開かれる。

その総講習会の前に、この一年間に亡くなられた住職・前住職・衆徒・坊守・前坊守の追悼法要。

今年は39名の名前。

その中に、前住職の名、広真光寺前住職様、住蓮寺前坊守様の名前も。

 

遺族として、一番前でご縁にあわせていただく。

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昨日、広公園の南側に、長浜出身の新しいパン屋さん“コアン ド ルー”がオープンし、開店祝いのお花を買いに広島へ。

そこでたまたま置いてあった看板がふと目に止まった。

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ご迷惑をおかけして申し訳ございません

こうした公共の場であれば、糞や落下物の危険があるからとか、子育て中のカラスが気が立って襲うこともあるからと、巣を撤去したりするのだろうけど、こうした看板を見ると何とも心が。

 

「安芸の安居」とも言われる総講習会。

「安居(あんご)」とは、もともとインドで雨期に入ると、草木が生い茂り、虫たちが動き出す。托鉢のために遊行している僧侶たちは、その虫たちを踏み殺さないようにと、この時期は遊行をやめ、一つところに集まって修行することから始まったと聞く。

 

いのちのつながりを大切に

2014年6月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 6月例会

6月8日(日)

法統継承式で長時間正座していたため、足の甲が紫に。

その痛みは翌日にはとれていたが、昨日は太ももがパンパン。

 

今夜は仏教壮年会の例会。

Page001『本願寺新報』の号外のコピーをお配りして、法統継承式の話を。

「そんな足が痛ければ、椅子席に座れば良かったのに・・・」とも言われたが、ぎっしり詰まったあの御堂内でしか感じられないこともある。

確かに正座はきつかった。それでも大きなご縁かな。

2014年6月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

第二十五代 専如上人 法統継承式

6月6日(金)

朝6時から、昨晩ご門主を交代され、新しくご門主となられた専如上人が初めて導師をつとめるお晨朝。

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6時前にはすでに御影堂にはたくさんのお参り。

阿弥陀堂での『讃仏偈』のおつとめは、御影堂のモニターを見ながら。

そして、御影堂では、昨日前門様(即如上人)が日没勤行で鍵をかけられた御真影様の鍵を新ご門主さまが開けられる。

呉東組の実践運動の「浄土真宗の儀礼の意義を問う」。

こうした一つ一つの儀礼・作法を見るにつけ、大切なことだなぁとふと。

 

繰り読みのご和讃は最初の「弥陀成仏のこのかたは」より。

前回の法統継承式もそうだったそう。

 

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お晨朝も終わり、10時から法統継承式。

にも関わらず、8時過ぎに御影堂に入ると、すでにたくさんの方・・・。

待ち時間の2時間、ずっと正座。

崩そうにも、隣の方との間隔がないため、崩すに崩せず。

 

そして、法要が終わるのが12時前。

さすがに足が壊れそう・・・。

 

また、「写真・動画撮影はご遠慮ください」とのアナウンスが流れていたので、法要中は遠慮。

最後までおつとめに会い、境内で記念の紅白まんじゅうと『本願寺新報』号外をいただいて帰る。

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梅雨入りして雨の予報だったのに、雨がぱらついた程度。

猛暑とのニュースが連日続いていたのに、涼しい風が吹き抜けて。

 

次の法統継承式はおそらく無理かと。
そう思うと、ほんとにいろんなご縁が整ってお参りさせていただいた法要だなぁと、「おかげさまで」のお念仏。

2014年6月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

第二十四代 即如門主 御消息発布式

6月5日(木)

本願寺第二十四代御門主 即如上人がこのたび退任され、明日第二十五代 専如上人へと代替わりをされる。
今日は、午後3時30分より門主としての最後の御消息披露。

朝から予報では雨。
広島も昼前に土砂降り。

それでも岡山、新神戸と晴れ間が出ていたので、どうなることかなぁと思いながら、京都に到着。

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どんよりと曇り空ではあったが、法要の1時間前で余裕で到着したと思っていたのに、御影堂に向かうとすでに満堂。
隙間を見つけて入ったら、そこは畳のない柱と柱の間の板の間。

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それでも堂内に入れ、しかも御消息披露だけなので、板の間でも少しくらいの正座で済むと思っていたら大間違い。
御消息披露の後に、当門さま最後の日没勤行が。

日没勤行の後に御門主さまの手で御真影さま(親鸞聖人像)のお厨子が閉扉され、鍵が掛けられる。

何とも厳かな瞬間に立ち会えた。

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その後、閉扉された御真影さまの写真を姿を撮ろうとたくさんの人。

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3000人以上の方がお参りになられたそう。

即如御門主とのいろいろな思い出を思い出しながら、最後の声を聞かせていただいた。

明日の御晨朝より新門主さまの御調声。

今日のご縁にあわせていただいたことに感謝。

2014年6月6日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku