小坪説教所 盂蘭盆会(2)

8月4日(金)

今朝も蓮(案頭春)が2つ開花。

そして、もう一つ小さなつぼみが出て来たので、つぼみが残り3つ。
まだまだ楽しめそうだけど、台風だけが心配。

昨日の早朝(AM5:00)、WOWOWで小坪で撮影された映画『こちらあみ子』を放送。
さすがにオンタイムでは見れないので、録画して昨日何とか合間を縫って最後まで鑑賞。

あぁ、あそこのお宅が。。。と、お参り先をいろいろと思いながら

この先にある小坪説教所へ。

 

朝9時から盂蘭盆会朝席に。

昨夜に続いて蓮の話から。

〈蓮の五徳〉と呼ばれるものがあるらしい。

① 淤泥不染おでいふぜんの徳

② 一茎一花いっけいいっかの徳

③ 花果同時かかどうじの徳

④ 一花多果いっかたかの徳

⑤ 中虚外直ちゅうこげちょくの徳

「暑い暑い」と愚痴ばかりこぼれる私の口から「南無阿弥陀仏」のお念仏。
愚痴ばかりこぼれる私だからこそのお念仏。
泥の中から蓮が咲く

そんなことを味わいながら。

朝席で御満座。
暑い中をようこそのお参りでした。

2023年8月4日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 盂蘭盆会(1)

8月3日(木)

今朝、二つの蓮(案頭春)がみごとに咲いた。

朝7時前に撮影。

そして、今日の昼席より小坪説教所の盂蘭盆会。

小坪地区は寺報等の配布方法が少し異なっているので、早めに告知。

9月のお彼岸に初めて「おそなえワークショップ」を開催する予定で、そのご案内を。
それ以外の地区はお盆の寺報とともにご案内予定だが、専徳ねっとでの申し込みも可能にするため、何とかフォームを制作。。。

トップページの新着情報よりご確認いただけたら。

 

今日の昼席では『ただいまねこ』(ミヤザーナツ作)を紹介。

これが世間一般のお盆の姿。

浄土真宗のお盆とはちょっと違うけれど、

ぼくを よぶ やさしい こえ
ぼくを なでる やわらかな て

還るところの話より。

そして、先日のセミの話から。

 

夜席では、今朝の蓮の話を交えながら。

是人名分陀利華

泥の中から咲く花にまつわる話はたくさん。

 

とにかく暑いので無理のないように。

ようこそのお参りでした。

 

 

2023年8月3日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 遷仏法要

3月21日(火)

春のお彼岸。

朝からパラパラと雨模様。

朝9時より春季彼岸会。

このたびはお内陣修復の日程が決まったので、遷仏法要を併修。

多くの方より御懇念をいただいて、いよいよ4月より修復作業開始。

今日お配りした『念佛日和』早刷り版。
正式なのは来週にでも、世話係の方よりお届け予定。

その中で紹介した新年お寺でコンサート。

その時に出演してくださった皆さんのコンサートが先日の日曜日、呉信用金庫ホールにて。
『第22回 呉市立呉高等学校 吹奏楽部定期演奏会 SPLENDOR』

演奏あり、ミュージカルありと、もりだくさんの演奏会。

久しぶりに音を楽しませていただいた。 

また、その直前には専徳寺にTVクルーが嵐のように駆け抜けて。

 

朝からあれやこれやとすること終えて、ようやくWBCメキシコ戦を観るととすでに終盤。

最後まで諦めない姿、サヨナラ勝ちには何とも言えず。

明日の決勝は観れそうかな。

 

ようこそのお参りでした。

 

2023年3月21日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講(2)

1月16日(月)

御正忌報恩講。

今日の朝席で御満座。

昨日に引き続いて、「つなぐご縁」をテーマに。

先日の小坪説教所での報恩講と同じく、『つららのぼうや』の話から。

また後日、門信徒会より『念佛日和』としてお配りしていただくことになるので、お参り出来なかった方はどうぞそちらで。

このたびはおぜんざいのパックをおみやげに。

ようこそのお参りでした。

 

そして、今日は本願寺でも御正忌御満座。

『新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)についての消息』が示されたそう。
(本願寺新報号外はこちら→本願寺新報

先日の呉東組聞名講臨時役員会で、次回の御示談はこの新しい領解文のことをみなさんとご一緒にと言うことだったので、どんなご意見をいただけるかな?

 

新しい「領解文」(浄土真宗のみ教え)
 
南無阿弥陀仏なもあみだぶつ
「われにまかせよ そのまますくう」の 弥陀みだのよびごえ
わたし煩悩ぼんのうほとけのさとりは 本来ほんらいひとつゆえ
「そのまますくう」が 弥陀みだのよびごえ
ありがとう といただいて
この愚身をまかす このままで
すくられる 自然じねん浄土じょうど
仏恩報謝ぶっとんほうしゃの お念仏ねんぶつ
 
これもひとえに
宗祖親鸞聖人しゅうそしんらんしょうにん
法灯ほうとう伝承でんしょうされた 歴代宗主れきだいしゅうしゅ
とおといおみちびきに よるものです
 
おしえをりどころにきるもの となり
すこしずつ とらわれのこころを はなれます
かされていることに 感謝かんしゃして
むさぼり いかりに ながされず
おだやかなかおと やさしい言葉ことば
よろこびも かなしみも かち
日々ひびに 精一杯せいいっぱい つとめます

 

2023年1月16日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

御正忌報恩講(1)

1月15日(日)

3年前の1月15日に新型コロナウィルスの国内感染者第1例目。
あれから3年、現在第8波。
いまだに収束の気配が見られない。

 

そんな中、本日より御正忌報恩講。

御正忌は例年通り住職自勤。
今年は今日の昼席と明日の朝席の2席のみ。

折角なので、初めて記念輪袈裟を着けて。

このたびは『念佛日和』に法話を書いてお配りし、その内容に沿いながら法話を。

このコロナ禍で、まず文章にしてお配りし、それに沿って話をする方法を始めた。

マスクで聞きづらいと言うこともあるし、マスクで集中力が低下しているかなとも思うので、文字と声の両方で伝えることに。

デジタル派はまだまだ少数なので、こうしたアナログな方法が一番いいのかも。

 

この世のことは 何事も何事も 念仏の助縁

先日の小坪説教所での話を修正して、親と子の話を「つなぐご縁」をテーマに。

 

ようこそのお参りでした。

明日は朝9時より。

 

2023年1月15日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(2)

1月11日(水)

小坪説教所の御正忌報恩講、朝席で御満座。

1年ぶりに『つららのぼうや』を読む。

ちょっと絵本としては長いのだけれど、一年前に小学校の絵本の読み聞かせでこの本を読み、学年末のお礼の手紙にこの本が一番印象に残っていると書いてくれた子が多かったことを思い出しながら。

原作者は青木新門さん。

「青木新門さんってご存じですか?」

と聞いても、誰も。。。
映画『おくりびと』の原作として知られる『納棺夫日記』を書かれた方ですと言うと、「あ~」と。

昨年の8月6日にお亡くなりになった。

 

以前講演を聞かせいただいた時のぶろぐを読み返すと、『おくりびと』の映画から原作者として名前を出すのを辞退された経緯をお話されていた。

辞退された理由の一つは、外のインタビューでもよくお話されていたように、映画の脚本をいただいた時、自分が大切に書いた最後の章、第三章の宗教的な部分がすべて削られていたこと。

それともう一つ。
講演の中では、その舞台が山形で富山ではなかったことと言う話もされていた。

浄土真宗の御法義地、富山だからこそ親鸞聖人のみ教えに出遇えた。
だからこそ、富山で撮影していただきたかったと。

土徳

たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ。

ここに生まれ、お念仏をいただいたご縁を大切に。

ようこそのお参りでした。

昨日、お寺で五十回忌の御法事があった。

「五十回忌の次は?」と聞かれ、「五十回忌の次は百回忌ですが、百回忌に生前の姿を知る人がご縁に遇うことはなかなかないので、五十回忌が最後の御法事としてつとめられるところが多いです」と答えた。

そして今日。そのお宅のお父様が亡くなられ、今日お通夜。

「昨日に続いてありがとうございます」と。

いのちのバトンタッチ。

青木新門さんがお話をされた時の講題だ。

お念仏のご縁がちゃんと受け継がれたのかな。

 

2023年1月11日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

小坪説教所 御正忌報恩講(1)

1月10日(火)

今日は午前中、呉東組聞名講の臨時役員会へ。

例年1月例会の後、3月の委員会に向けて役員会を開いているのだけれど、今日はその役員会に向けての準備。

コロナ禍までは役員さんのみで行っていたけれど、法中にも参加を求められ、お声をかけていただいたのでこのたびも参加。

 

そして、昼から小坪説教所の御正忌報恩講へ。

令和2年の御正忌報恩講を最後に、コロナで法座がストップ。
何度か再開を探っていたけれど、次こそはと、予定するたびにまん防だ、非常事態宣言だと、直前で悉く中止に。

それが、昨年末の12月に報恩講で久しぶりの御法座再開。

そして、このたび3年ぶりの御正忌報恩講。

 

昼席は、親と子の話より。

まるらおこ詩集『つかのまの童話』にある「風」という詩。

   

現世の極楽浄土として造られた
宇治の平等院鳳凰堂

「死んだら浄土で
 またあおうね」

見学待ちの行列に並んでいる時
母が背中ごしに声をかけてきた
明るいこえだ

「嫌」

ふりかえりもせずに
そう答えた

風が吹いて
ふりかえると
こぼれた涙をふいている母

「へんな子」

冗談で言ったのに
泣かれたら ほんまになるやん

「浄土で待ってるからね」

と また念を押すように言うから

「待たなくていい」

と 念を押してしまったやん

どこまでも背を向けてしまう子に、親はいつまでも願いを。

にぐるものをすくいとるのご縁より。

 

夜席は、何故お寺へお参りするのか。

土徳の話より。

今遇えたご縁は、いろんなご縁が整って。

 

今朝お会いした聞名講講長さんは、現在本願寺派の講社連絡会の会長でもあるが、昨年より安芸教区講社協議会の会長にも就かれたそう。お寺の総代長もされているのに、さぞや大変だろうと頭が下がるばかりだけれど、それでも御法義話になるととっても嬉しそう。

それも親からいただいたご縁が。

そういうご縁を大切に。

ようこそのお参りでした。

2023年1月10日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会・仏教婦人会法座

12月22日(木)

昨日の雨が上がり、今日は今年最後の法座、仏教壮年会・仏教婦人会法座。

 

朝、花手水の準備。

 

 

そして、9時からの朝席と13時からの昼席の2席。

今年最後の法座は、みなさんの笑顔で締めくくることが出来たらいいなぁと、御講師は三次市善徳寺 長谷川憲章師。

「あなたに会えてよかった」

以前、本願寺新報に紹介されていた御自坊の遺影撮影会の話を。

毎年遺影撮影会をされて、もう4回目になるそう。

笑顔で毎年撮り重ねていく話を、なかなか興味深く聞かせていただいた。

年を重ねていくと、だんだんと自分の写真も家族の写真も数が減ってくるので。

ここ最近、遺影の話にまつわることを最近いろいろと聞かせていただいたので、それとも重ねながら。。。

 

また、このたびはこちらの希望もあり、朝席も昼席も歌を聴かせていただいた。

デリケートな話も笑顔を交えながら、楽しく笑顔で。

最後に披露してくださった自ら作詞の『桜杜人』。

専徳寺に植えた薄墨桜。
ふと、そのことを。

ご縁が整う。
整わない方が良いご縁も時にはあるけれど、ご縁が整って良かったと思うご縁を。

広島はこれから寒くなるそう。
どうぞお気を付けて。

ようこそのお参りでした。

 

 

2022年12月22日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

真徳会館 報恩講

11月21日(月)

一昨日は呉専徳寺報恩講、昨日は法幢寺住職継職法要、そして今日は午後から真徳会館の報恩講。

連日のご縁、今年はお天気に恵まれ、しかも暖かいので、窓も開けっ放し。
御講師部屋の窓の外に、ピンク色の山茶花。

 

コロナ前の2019年11月にお参りして以来、久しぶりの真徳会館報恩講へ。

ずっとお世話してくださっていた小川さんがお亡くなりになってから初めての法座でもあったようで、どうしてよいのか皆さんも戸惑いながら。

こちらも久しぶりすぎて、おつとめを始める前に皆さんに普通の正信偈か、らいはいのうたの節譜の正信偈にするか尋ねてみたら、せっかくだからいつもと違うらいはいのうたの節譜でと言うことで

3日続けて正信念仏偈第二種のおつとめ。

 

法話では「となえる」のお味わい。

法話の後、CDもテープもないと言うことで、皆さんと一緒に恩徳讃を。

御法座が終わった後、控え室に戻ると、「久しぶりすぎて顔を忘れてしまったから、マスク外してお顔を見せてください」と。

ホントに久しぶり。

コロナ前は当番制でお斎があったけれど、まずは法座の再開。
一歩ずつ一歩ずつ。

ようこそのお参りでした。 

 

 

 

 

呉専徳寺報恩講

11月19日(土)

今日は午後から呉市中通 専徳寺の報恩講へ。

つとめあいの報恩講は今年も中止したけれど、御講師として来ていただいた。

そして、このたびは私が報恩講へ。

 

このたびは「となえる」のお味わい。

「称」〈はかり〉を「同じ」と言う手話からの話より。

「同じ」って、ありがたいなぁっと。

ようこそのお参りでした。

 

 

それから、昨日の中国新聞朝刊に、

長浜出身のマラソンランナー。
ボストンマラソン優勝、ミュンヘンオリンピック出場の采谷義秋氏の記事。

 

中学1年の時、広地区ロードレースに出場した。
中学生の部は4キロ。
友人とスタートダッシュすることを決めたが、友人はスタート早々に躓いて出遅れてしまった。

一人で2キロ過ぎまで先頭をひたすら走る。

すると、後ろからヒタヒタと足音が近づいてくるので、抜かれるものか!とペースを上げる。

でも、3キロ過ぎて、横をスッと抜かれてしまった。

え???

抜いて前を走っているのは、采谷氏。

中学生の部のスタートの後、しばらくしてから成人の部のスタートだったことを後で知る。。。

抜かれてから、後ろ姿がどんどん小さくなっていったのを今でも思い出す。

おかげで、その後のゴールまでが遠く遠くに感じたことか。

「背中で見せた努力の人」

その背中が今となってはいい思い出。

 

お葬式にはお参りさせていただいたが、こうして公になったからこそ、こんな思い出話を。

人が亡くなると、それぞれの思い出が。

お葬式のあり方をいろいろと考えてしまうが、思い出せるご縁はとってもありがたいな。

 

明日は法幢寺住職継職法要。
お天気は良さそう。

 

 

2022年11月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku