『呉の魅力・お宝90選』第4巻

3月9日(木)

『伝えておきたい 呉の魅力・お宝90選』

これまで、

【第1巻】文化財・建物・橋・海軍遺構 編
【第2巻】イベント・祭り・風習 編
【第3巻】自然・景観・動植物 編

と出版されたシリーズの第4弾が。

今回は、 先人・民話・技術 編 中でも、先人編の5番目に、

宇都宮黙霖登場。 そこに石泉文庫の紹介も。

その他、僧叡和上を長浜に石泉社を作って留めた大庄屋多賀谷武兵衛。
その功績を伝える頼山陽筆「広邑新墾碑」が広市民センター前にあり、専徳寺から移植されたソテツの紹介もあわせて。

明日から呉市企画課・各市民センター・大和ミュージアムで販売。(定価1000円)

興味のある方はどうぞ。  

2017年3月9日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

もくりんさん

2月19日(日)

今日の『ちゅーピー子ども新聞』(中国新聞)の“GO!GO!すくーるキャラ”のコーナーに、広南中学校の「もくりんさん」。

広南中学校2年生が、宇都宮黙霖をもっと広めようと、「もくりんさん」をグッズにしてPRした模様が大きく紹介された。

そして、中国新聞朝刊 呉・東広島版には、『この世界の片隅に』にも登場する国の重要文化財「旧澤原家住宅」が特別公開された記事。

先月、この募集を知って申し込んだが、2月18日は呉東組の研修会とちょうど重なるので、無理かなぁと思ってたら、案の定抽選ではずれ。。。

でも、予想以上の申し込みだったため、予定よりも枠を広げ、今日も特別公開するのでそちらへとの案内をいただいた。

『この世界の片隅に』でこのあたりがずいぶん注目されているみたいだけれど、ここ旧澤原家は宇都宮黙霖終焉の地。

午後2時からの案内で、集合場所の胡公園へ行くと、午前中に2班、そして午後からも2班あって、私たちの班が最後だったよう。

この最後の班の案内をいただいてなかったら、恐らく無理だったかな。

公園から澤原家へと向かい、まずは三ッ蔵前へ。

そして、蔵の中、住宅内へと案内していただく。
(ここからは生活されている区域のため撮影禁止。)

座敷では、澤原家の由来、呉の歴史、そして宇都宮黙霖の話を聞かせていただく。

「澤原家の話を半分、宇都宮黙霖の話を半分すると、大概の方は黙霖の話をもっと聞かせて欲しいと言われます」と。

まだまだこの澤原家に残る書状等から、黙霖の知られざる姿が見えてくるかも知れないのだそう。

『この世界の片隅に』 この映画を通して、この世界の片隅に存在した「もくりんさん」にも光が当たるかな。

2017年2月19日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫防火訓練

1月19日(木)

1月26日は、文化財防火デー。

奈良の法隆寺 国宝金堂壁画が、昭和26年1月26日に焼損したことをきっかけに生まれた。

広島県の史跡に指定されている石泉文庫でも、呉市と呉市消防署の主催で、毎年この時期防火訓練を行っている。

長浜小学校と小坪小学校が合併して広南小学校となった年度から、毎年3年生が参加。

だんだんと参加者の高齢化が進んで、参加者が減ってきていたということもあったのだが、ちょうど社会科で消防署のことなどを学ぶ小学3年生が、この防火訓練を通して、地元の石泉文庫のこと、地域の方々がそれを守り続けていることを知り、そして、火災の怖さを含め、消防活動について実際に学ぶことが出来る。

そんな恵まれた機会は、なかなかよそでは経験できないことかなと、学校に話をしたら、こころよく受けてくださって、今回で5回目。

今年も3年生が参加。

午後1時30分、石泉文庫に集合し、文庫に設置された火災報知器等の点検。

午後2時、石泉文庫で「火災発生!」と、火災報知器が鳴り、消防署への通報。

消防隊が駆けつけるまで、初期消火を地元の方が行う。

地元の消防団、消防署員が消防車で駆けつけて、細い道をホースを延長して、消火!

消火活動が終わると、今度は専徳寺境内に場所を移して、天ぷら火災の実験と、消火器の使い方について。

天ぷら油を300度近くまで熱すると、油が燃えてしまう。

そして、そこに少量の水を垂らすと、こんなに大きな火柱が。 水消火器を使った訓練では、「火事だ―!火事だ―!○○さん、119番お願いします!」と、小学生も一人一人。

初めての体験に、まずは、「重たっ!」と、消火器の重さに驚き、そして、あっという間の消火活動。

消火器は、わずか15秒しか使えないのだそう。

まずは、「火事を起こさない」。

でも、「火事が起こったら」、その次の行動を。

ご参加、ご協力、ありがとうございました。        

もくりんさん

11月1日(火)

今日から11月。

ジョウビタキの「ヒッ、ヒッ、カッ、カッ」と、乾いた朝の空気に鳴き声が響くようになってきた。

中国新聞朝刊、呉・東広島版に広南中学校の記事。

もくりんさん

2年生が起業体験として、いろいろ学び、「もくりんさん」をキャラクター商品として企画、販売。

文化活動発表会であっという間に完売した手提げ袋、携帯ストラップ、鉛筆。 クッキーや飴は、今月23日に開かれる広地区教育祭で販売されるそう。

宇都宮黙霖。

昨年の大河ドラマ『花燃ゆ』には登場せず、某お坊さんバラエティ番組は、取材のみで結局放送までは。。。

なかなか知名度は上がらないけれど、中学生のがんばりに期待して。      

2016年11月1日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

黙霖を尋ねて 広南小学校6年生

6月15日(水)

今日は広南小学校の6年生が、

『総合的な学習の時間 ~歴史探訪!広南の宝~ 』
「広南の宝である宇都宮黙霖について知ろう!」

ということで、専徳寺へ。

 
例年、7月の石泉文庫虫干しのお手伝いをしてくれるので、その後に石泉文庫の話をする中、少し宇都宮黙霖のことについても触れてきた。
でも、今年は事前学習をしていく中で、どうも分からないところが出てきたり、行き詰まってしまって、クラスで住蓮寺や専徳寺に行って話を聞いてみたいとの声が上がったとか。

事前に質問したいことを箇条書きにしていただいていたので、随分前に作ったPowerPointにその内容を付け加えて。。。

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「尊王攘夷」
「一君万民」

難しい言葉がいっぱい出て来るのと、今の時代と当時ではいろんな点で受け止め方が違うので、その辺が理解しづらいかなと思うけど、この人の生きざまはすごいなぁと思ったはず。

幼い頃は両親の結婚が許されなかったことで、いじめも受けてきただろう。

それから、大病で耳が聞こえなくなり、話すことも困難になった。

それでも、自分の志を遂げようと、一生懸命生き抜き、時代を変えていった姿は、まさに『広南の宝』。

 
それなのに、大河ドラマにも出て来なければ、知名度も。。。

この学びを通して、自分の志、夢を叶えられる強いこころが持てたらいいな。

 
ようこそ、ようこそでした。

2016年6月15日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

広南小学校3年生 地域学習

2月9日(火)

先月、石泉文庫の防火訓練に参加した広南小学校3年生。

そのとき、初めて石泉文庫の存在を知った児童も多かったそう。

また、専徳寺も。

そこで、今日は地域学習の一環として、専徳寺をたずね、専徳寺と石泉文庫のことについて学ぶことに。

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昨日、質問を10題あらかじめいただいた。

◎専徳寺について知りたいこと
・いつ建てられたのですか?
・誰が建てたのですか?
・専徳寺という名前はどうしてつけられたのですか?
・お寺の中に何がありますか?
・どんな行事がありますか?
・何代続いていますか?

◎石泉文庫について知りたいこと
・いつ建てられたのですか?
・誰がどうして建てたのですか?
・何冊の本があるのですか?
・どんな本があるのですか?

 
話の中にこれらの答えが隠されているって言うのが良いのかも知れないけれど、限られた時間の中で伝えるため、その10題の質問に沿って、専徳寺と石泉文庫のことについて話すことにした。

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まだ知らないこと、むつかしいことも多いので、なかなか理解することは難しかったかも知れないけれど、家に帰って、お父さん・お母さん、おじいちゃん・おばあちゃんと、「今日、専徳寺へ行ったよ。〇〇〇だったよ。」と、話が出るといいな。

ようこそのお参りでした。

石泉文庫 防火訓練

1月21日(木)

今日は大寒。 寒いなか、1月26日の文化財防火デーを前に、今日は石泉文庫の防火訓練。

地域の方、広南小学校の3年生児童が参加して。

 
午後2時、石泉文庫にて火災発生。

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スモークが焚かれ、火災報知器が鳴り、近所の方がホースを引っ張ってきて初期消火。
消防団、そして消防士が次々とホースを持って到着。

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細い道をホースを繋いで。。。

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狭い道だからこそ、こうした訓練をしておかないと。

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専徳寺境内に場所を移して、消防署長の総括、そのあと講習。

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今年は初めてガス爆発の実験を見せていただく。 プロパンガスが充満した小屋が、一瞬のうちに「ボン!」と。

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あっという間のできごとに「お~」っと。   そのあと、水消火器を使っての消火訓練。
まずは、「火事だー!火事だ―!〇〇が火事だ!」 と、大きな声でどこが火事かを周りに知らせる。

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そして、「〇〇さん、119番お願いします!」と、名指しで消防通報をお願いする。 「誰かー!」ではダメだそう。

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そして、火元へ消火器を持っていって、消火! 消火器は15秒しか使えないと聞いて、みんな「え~!」と。

 
高齢化が進み、だんだんと防火訓練も参加者が少なくなりつつあったのと、長男が3年生の時、ちょうど消防のことについて社会科で学んでいたこともあって、学校へ声をかけたことをきっかけに、小学校から毎年3年生が参加するようになって、今回で4回目。

消防の方から、「今日学んだことを、帰っておうちの方におしえてあげてください」と。

 
「石泉文庫」のこと、消防のこと、いろんなことを家で話すご縁となれば。
  寒いなか、ご参加、ありがとうございました。

2016年1月21日 | カテゴリー : 石泉・黙霖 | 投稿者 : sentoku

石泉文庫 防火訓練打ち合わせ

1月12日(火)

昭和24年1月26日に法隆寺金堂の壁画が焼失。

以来、1月26日を文化財防火デーと定め、全国で文化財防火運動を展開。

今年、第62回。

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呉市文化スポーツ部、呉市東消防署、総代長さんを交えて広島県史跡に指定されている「石泉文庫及び塾・僧叡の墓」の防火訓練の打ち合わせ。

 
今年は1月21日(木)午後2時から。

石泉文庫での防火訓練ののち、専徳寺境内に場所を移して、例年どおり水消火器を使った消火訓練。

そして、今年はガス爆発の実験を初めてしてくださるそう。

広南小学校3年生も参加予定。

どうぞ、お時間の許される方は暖かくしてご参加を。

 
その他、呉市では

1月23日(土) 10:00~ 多賀雄神社 (苗代)

1月24日(日) 14:00~ 向日原神社 (押込)

1月28日(木) 14:00~ 旧呉鎮守府司令長官官舎 (入船山記念館)

1月31日(日)  9:00~ 桂濵神社 (倉橋)

1月31日(日)  10:30~  国選定重要伝統的建造物群保存地区 (御手洗)

 
「みんなで 守ろう 文化財」

安芸教区仏教壮年会連盟 石泉見学

7月25日(土)

よく晴れた暑い一日。

昨夜8時40分頃、京都から呉東組児童念仏奉仕団一行が帰ってきた。

ご門主さま、前門さまお揃いだったようで、長男も前門さまから「がんばってくださいね」と声をかけていただいたとよろこんで。

よいご縁をいただいたよう。

 

今日は安芸教区仏教壮年会連盟主催の研修旅行。

『三業惑乱と芸轍の歴史を訪ねる旅 石泉和上と円識和上』と題して、午前中に当山専徳寺、午後から蒲刈弘願寺を訪ねる日帰りツアーに、ご一行34名が訪れる。

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さすがは仏教壮年会連盟の役職についておられるみなさん。

お念仏が本堂に満ち満ちて。。。

おつとめの後、石泉文庫の話、専徳寺の話をさせていただいて、質問をうかがうと、仏教壮年会の活動を問われ、毎月8日に例会をしていることと、次の訪問地、弘願寺仏教壮年会との交流のご縁で、除夜会の蓮の紙花のキャンドルが生まれたことを紹介させていただいた。

そして、石泉文庫へとご案内。

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石泉文庫までの細い道程、そして、この細い階段を昇って文庫のなかへ。

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みなさんもそれぞれに自坊でいろいろな活動をされているようで、そんな話を道中聞かせていただきながら。。。

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ようこそのお参りでした。

石泉文庫虫干し法座 4日目

7月15日(水)

心配された天気も、今日は青天。

朝席で今年の石泉文庫虫干し法座も御満座。

 

朝席は、苦しみの原因は煩悩とのお話より。

阿弥陀さまは、そのまんまを救うと願われた。

煩悩をきれいに除いてからではなく、そのまんまで。

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朝席が終わると、みんなで石泉文庫まで本を運ぶ。

人数が少ないため、何度も往復して。。。

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この細い道を。。。

 

「無理のないように運んでください」とはいったものの、先日手伝ってくれた小学生の7倍も8倍も歳を重ねたみなさん。

少々無理をしなければ、この道程は歩けない。

杖をつきながら、息を荒げながら。

それでも、「今年も運ばせていただいた」と、よろこんで。

 

念仏を称えよ。念仏を中心とした報恩の営み(生活)を。

石泉和上の教えが残っている。

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先日の研修会で、「□に子と書いて、何と読むと思いますか」との話を聞かせていただいた。

□に子と書いて「母(はは)」と読むんです。親鸞聖人はこの字を書いています。

人間の母親のお腹で育てられ、生まれてくるから人の子が生まれるんです。

仏さまにお育ていただいて、生まれるから仏にならせていただくんです。

 

その話をふと思い出し、御本典を開いたら、ホントだ。

ちゃんと母の字に「子」が書いてある。

Haha

お育ていただいて、みんな仏とならせていただくんだな。

 

ようこそのお参りでした。

台風が近づいているようなので、どうぞお気をつけて。