11月8日(土)
今夜は仏教壮年会の例会。
ただいま、通り報恩講真っ只中ということもあり、今夜は専徳寺の『御絵伝』の写真をプロジェクターに映し出して絵解きについて。

ここに出て来る御所車に牛、馬、桜に至るまで、それぞれに大切な意味が。
一度ですべては無理なので、また少しずつ。
見れば見るほど、細かいところまできれいに。
文化8年、親鸞聖人550回大遠忌法要の時に当山にお迎えした御絵伝。
次に掛かるのは御正忌報恩講。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
10月8日(水)
今夜は仏教壮年会の例会で、報恩講。
お饅頭のお供えをし、そのあとお下がりとしてみなさんに。
ちょうど皆既月食にあたるため、今夜のテーマは“月”。
月といえば、お釈迦さまの前生の話としてジャータカに現れる月のうさぎ。
日本には、飛鳥時代に天寿国繍帳、平安時代に『今昔物語集』などに現れ、とても馴染みのある話。
そして、『涅槃経』に説かれるアジャセ王のためにお釈迦さまが月愛三昧に入られる話。
正信偈をおつとめした後、詳しく話していたら皆既月食が見られなくなるので、かいつまんで話をし、後は帰ってゆっくり読んでくださいと、プリントにして配る。
法然聖人の、
月影のいたらぬ里はなけれども ながむる人のこころにぞすむ
毎日月を眺めてる人は少ない。
それでも、今日のように皆既月食だからと月を眺める人もいる。
「皆既月食だからって何?」と、無関心な人もいる。
阿弥陀さまの光が届いてるといっても、それに気づかない人、無関心な人、いろいろ。
今日くらいは、月を一人で見るもよし、二人で見るもよし、家族で見るもよし、それがご縁となればと、早々と例会を切り上げる。
みんながいなくなった境内で、息子と一緒に月を観る。

本堂の向拝から東の空を見ると、ちょうど親鸞聖人像の傘の上に赤い月。
それがだんだんと明るくなって・・・。
みんなにやさしい光が届いてる。
9月23日(火)
彼岸の中日。
昨夜、珍客あり。
電気のついていない薄暗い部屋の畳の上に目がとまる。
黒い虫・・・。
一瞬、ゴキブリっ!と思ったが、どうも足が長く・・・、そして、どこかで見たような・・・。
よ~く見ると、何とスズムシが家の中に。
珍しいから、子どもたちに見せ、今朝庭へ放すことに。
それでも、放した場所あたりで夕方声が聞こえたから、あのスズムシかな。
スズムシといえば、親鸞聖人が流罪になった発端、後鳥羽上皇の寵愛をうけていた鈴虫・松虫の出家。
そう思って調べてみたら、『安楽寺 松虫姫鈴虫姫ものがたり』という絵本が昨年出ていると知り、早速注文。
絵は、化粧品の広告で有名な鶴田一郎氏。
絵本にしては何とも艶やかな。
明日からいよいよ報恩講参り。
息子の風邪をもらったようで、今朝から喉がヒリヒリ。
その上、夕食のシシトウの辛いのが当たって・・・。
どんどん声が低くなってるから、大丈夫かなと思いながら、明日からその時その時の精一杯のおつとめを心がけて。
9月8日(月)
今夜は年に一度の仏教壮年会と仏教婦人会の共催行事、講演とビデオの夕べ。
講師は自勤で、ビデオは念仏詩人 榎本栄一さんの話。
と、するつもりにしていたら、初めて訪れる広島市内の斎場でお通夜・・・。
どうにかこうにかお通夜が終わって、平和通りに出ると、まんまるお月さまが東の空に。
それを横目に大急ぎで帰山。
ちょうどおつとめがはじまっており、その後にビデオを先に鑑賞。
晩 年
肉体はおとろえるが
こころの目がひらく
人間の晩年というものはおもしろい
今日まで生きて
いのちのふかさが見えてきた榎本栄一 『群生海』より
この年まで裸眼で1.5あり続けた私の目にも、いよいよ老眼の兆し・・・。
94歳でお亡くなりになった榎本栄一さんにはまだまだ足元にも及ばないが、これまで見逃してきたこと、この歳になってようやく見えてくることも、時々実感。
そんなことからお念仏の話を。
お疲れのところ、月光に照らされて、ようこそのお参りでした。
8月20日(水)
朝起きてニュースを見て、ことばを失う・・・。
安佐南区・安佐北区で大雨による土砂災害。
被災された方々、唯々御見舞申し上げます。
こちらは雨が降ることもなく、朝席・昼席・夜席と、盂蘭盆会2日目。
今日は正信偈の「唯」の字を中心にお聞かせていただく。
後で「唯」を調べてみると、「唯々諾々(いいだくだく)」ということばが出てきた。
「唯」は、ただこのことひとつといふ、ふたつならぶことをきらふことばなり。また「唯」はひとりといふこころなり。
と、親鸞聖人は『唯信鈔文意』でお示しになった。
それ以外に、「唯」には、即座に「はい」と返事をする意味があるそうで、「唯々」は「はいはい」。
「諾」は、引き受けるという意味で、「唯々諾々」は、何ごとにも他人の言いなりになる様を意味するのだと。
「言いなりになる」というと、あんまり良い響きには聞こえないが、疑いなく、そのまま受け入れるという意味でとると、なかなか味わいのあることばかな。
明日の朝席で御満座。
ようこそのお参りでした。
8月15日(金)
雨のお盆。
昨夜、長浜では西脇神社の夏祭。
お通夜を2件終えて帰ると、雨がきつくなり、ヤクルト-広島戦も中止となったので、祭もどうかと思っていたけど、祭は行われたらしい。
今夜は入江神社にて戦没者追悼法要、その後の盆踊りが予定されていたが、雨のため、午前中に中止が決定。
昨年は戦没者追悼法要へお参りした後、病院に向かい、父の最期を迎えた。
あれからちょうど1年。
この法要を終えてから、いろいろ思うこともあるかと思っていたけど、雨で中止・・・。
今年は原爆の日も雨、終戦記念日も雨。
日露戦争以来の戦没者を追悼する法要。
もう二度とこの悲しみを繰り返さないと毎年続いてきたご縁。
やっぱり今日も悲しみの雨かな。