8月11日(火)
お盆を前に、広島別院へ。
先月の石泉文庫虫干し法座で、お聴聞に来られた方々に折っていただいた、たくさんの折り鶴を届けに。
この鶴は、8月21日に広島別院で開かれる「キッズサンガ みんなで楽しむ 寺遊空間×平和時間 ~平和だからできること~」のなかで、広島平和記念公園の原爆の子の像にお供えされるそう。
みなさんの平和の願いが届きますよう。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
8月8日(土)
今夜は仏教壮年会の納涼会。
その前に、朝から一日家族で広島アンデルセンのバスツアーでアンデルセングループの研修施設『芸北100年農場』へ。
普段は非公開のこの農場で、ジャガイモを掘ったり、ブルーベリーを摘んだり、ピッツァを作ったり、
そして、食後1キロほど歩いて、ツリーハウスを訪ねたりと。。。
今夜の仏教壮年会の納涼会を前に、先日のピースナイターを観に行った話をした。
その後の懇親会で、
「ご院さんが行ったから、負けたんでしょう」
なんて言われながら。。。
そのピースナイターで、『86』のユニホームも帽子も販売がなかった。
売れば売れたと思うけど、『86』で儲けようという思いがなかったのかな。それとも、儲けてはいけないとでも。。。
今日のアンデルセンの農場も、この敷地内には何とJR九州のななつ星など、ほとんどの電車をデザインしていることで有名な水戸岡鋭治さん設計の『寺子屋 彬』という建物がある。
今日はそこに行けなかったけれど、それを売りにしていないってところに、ふと共通性を。
アンデルセンは、「人を育てる」理念をお持ちだ。
広島カープも、次世代に伝えようと。
そんなことを次々と注がれるビールをいただきながら。。。
8月6日(木)
暑い暑い一日。
昭和20年8月6日朝8時15分。
広島に一発の原爆が投下されて、ちょうど70年。
毎年8時15分に鐘を撞いておつとめをするのだが、ここ数年は夏休み中の長男が撞いてくれていた。
でも、今年は小学校の登校日と重なったので、久しぶりに私が撞く。
梵鐘に刻まれた「正覚大音 響流十方」の出て来る『讃仏偈』を。
午前中は、特別養護老人ホーム成寿園の追悼法要。
43名の方がこの1年に亡くなれたそうで、90歳以上の方がほとんど。
戦争を直に知っている世代がだんだんと。。。
今夜は広島カープのピースナイター。
監督から選手までみんな「86」の背番号を着けて。
先月このことを知った時、チケットを求めようと思ったら、すでに内野自由席しかなく、一人申し込み。
プレイボール1時間前に着いたのに、すでに自由席はいっぱい。。。
立ったままプレイボールを待っていると、半旗の掲げられたスコアボード前で、大竹市の浄土真宗本願寺派寺院の僧侶でもある二階堂和美さんが、広島・被爆70年PROJECTテーマ曲『伝える花』を披露。
みんな平和を願ってる。
でも、『86』。大きな大きな重圧があったかも。。。
勝ち負けよりも、今日は。。。
試合の途中ではあったけれど、ニュースでしか見たことのないその灯籠流しを見に行くことに。
こちらも人・人・人。
特に外国から来られた方々の姿が。。。
この日を忘れないように。
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ
7月31日(金)
昨日も咲いた。
明日にはいよいよ散ってしまうかのな。。。
花の命は短くて 苦しきことのみ多かりき
林芙美子が色紙などにこの詩を好んで書いたのだそう。
咲くのはホンのわずかだけれど、そのわずかにパッと輝いて。
この暑い最中、3日間すてきな姿をありがとう。
夜は西光寺にて我聞会の7月例会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(188)(189)。
(188)は「聖人の御流はたのむ一念のところ肝要なり」。
「たすけたまへ」「たのむ」
蓮如上人が、御苦労なさって本願寺を再興された。
でも、この「たすけたまへ」「たのむ」の義について、江戸時代に三業惑乱という大問題が。
何が良くて、何が悪かったを今問題にするのでなく、こうしていろんなご縁がととのったからこそ、親鸞聖人のみ教えを今聞かせていただいておるのだなと。
(189)は、そんなことを思わせる善・悪の話より。
法話では、『お浄土があってよかったね ― 医者は坊主でもあれ 』の作者でもあるお医者さん、宮崎幸枝先生のお話からお聞かせいただく。
明日からいよいよ8月。
7月29日(水)
子どもたちが朝6時30分からのラジオ体操に行くので、その時間に境内に出てみると、
桃一重蓮。
しかも、
一時間後に再び見ると、
暑い暑い今夜は、当山専徳寺にて法中会。
しばらく床の間に同じ掛け軸を掛けていたから、違うのに掛け替えようと探してたら、
本堂外陣正面にかかる扁額『旃檀林(せんだんりん)』の由来。
開国に当たり、いち早くキリスト教を学んだ功績を讃えられて、御本山より信法院殿(広如上人)の遺墨を贈られたとの事。
でも、床の間に掛けたのは、
この書は初めて見たので。
ちなみに、瑞義和上がハワイ開教に船で横浜港から出発する時、見送りにきていた姪の武内俊子が作ったといわれるのが、あの『かもめの水兵さん』。
何か今日はいろいろと歴史を感じながら。。。
法中会では、議題の中心は宗門総合振興計画推進にかかる門徒懇志について。。。
そんな中、ご縁の会からまた一組結婚が決まったとの明るいニュース。
そして、毎年の恒例行事となってきた組の納涼会。
夏バテしませんように。
7月25日(土)
よく晴れた暑い一日。
昨夜8時40分頃、京都から呉東組児童念仏奉仕団一行が帰ってきた。
ご門主さま、前門さまお揃いだったようで、長男も前門さまから「がんばってくださいね」と声をかけていただいたとよろこんで。
よいご縁をいただいたよう。
今日は安芸教区仏教壮年会連盟主催の研修旅行。
『三業惑乱と芸轍の歴史を訪ねる旅 石泉和上と円識和上』と題して、午前中に当山専徳寺、午後から蒲刈弘願寺を訪ねる日帰りツアーに、ご一行34名が訪れる。
さすがは仏教壮年会連盟の役職についておられるみなさん。
お念仏が本堂に満ち満ちて。。。
おつとめの後、石泉文庫の話、専徳寺の話をさせていただいて、質問をうかがうと、仏教壮年会の活動を問われ、毎月8日に例会をしていることと、次の訪問地、弘願寺仏教壮年会との交流のご縁で、除夜会の蓮の紙花のキャンドルが生まれたことを紹介させていただいた。
そして、石泉文庫へとご案内。
石泉文庫までの細い道程、そして、この細い階段を昇って文庫のなかへ。
みなさんもそれぞれに自坊でいろいろな活動をされているようで、そんな話を道中聞かせていただきながら。。。
7月21日(火)
昨日、広島も梅雨明けしたとの発表。
ただいま、境内の桃一重蓮のつぼみが少しずつ膨らんできて。。。
今朝、それを眺めていたら、そこに小さな小さなトンボが飛んできた。
写真を撮って調べたら、アオモンイトトンボというらしい。
小さいから、スマートフォンではなかなかピントがあわず。。。
でも、家に帰って子どもたちに写真を見せると、「きれい!」と。
とんぼのめがねは みずいろめがね
あおいおそらをとんだから
とんだから
空の色をからだいっぱい受けとめたって感じの空色。
でも、私の瞳は黒色。
何見てたからかなぁ。。。。
今日届いた本願寺新報7月20日号。
1面のトップニュースに先日の広島での法要。
今月もいろいろと行事があり、もうずいぶん前のことのように。。。
忘れはしないけれど。
7月18日(土)
台風11号接近にともない、前日に終業式をすませて、昨日は広南学園臨時休校で夏休みに突入。
このあたりは風はあったものの、雨はそれほど降らずに去っていった。
今夜はマツダスタジアムでオールスターゲームが行われていたけれど、こちらは旧広島市民球場隣の広島市青少年センターホールで開かれた『この世界の片隅に』の制作支援メンバーズミーティングに。
4月に新聞に載っていたこの作品のクラウドファンディングを知って支援メンバーに。
来年秋の公開が決まり、今日は約5分のパイロット版と、出来上がったばかりの「冬の記憶」のシーンをいち早く。
一度観て、片淵須直監督のそのシーンへの思いを聞いて、もう一度。
原作を読んで、印象的だった主人公すずの結婚式のワンシーン。
そこのところを描くのかなぁと思っていたら、監督の口から、「安芸門徒」「仏前結婚」という言葉が。
その他、「盆灯籠」や「仏壇」の話も出てきて。。。
その当時、当たり前のことのようにあった光景を、全く知らないところから描いていくことの大変さを聞かせていただいた。
公開は来年秋。
まだまだ先のことだけど、良い作品となりますよう。
7月15日(水)
心配された天気も、今日は青天。
朝席で今年の石泉文庫虫干し法座も御満座。
朝席は、苦しみの原因は煩悩とのお話より。
阿弥陀さまは、そのまんまを救うと願われた。
煩悩をきれいに除いてからではなく、そのまんまで。
朝席が終わると、みんなで石泉文庫まで本を運ぶ。
人数が少ないため、何度も往復して。。。
「無理のないように運んでください」とはいったものの、先日手伝ってくれた小学生の7倍も8倍も歳を重ねたみなさん。
少々無理をしなければ、この道程は歩けない。
杖をつきながら、息を荒げながら。
それでも、「今年も運ばせていただいた」と、よろこんで。
念仏を称えよ。念仏を中心とした報恩の営み(生活)を。
石泉和上の教えが残っている。
先日の研修会で、「□に子と書いて、何と読むと思いますか」との話を聞かせていただいた。
□に子と書いて「母(はは)」と読むんです。親鸞聖人はこの字を書いています。
人間の母親のお腹で育てられ、生まれてくるから人の子が生まれるんです。
仏さまにお育ていただいて、生まれるから仏にならせていただくんです。
その話をふと思い出し、御本典を開いたら、ホントだ。
ちゃんと母の字に「子」が書いてある。
ようこそのお参りでした。
台風が近づいているようなので、どうぞお気をつけて。