永代経法要 1日目

5月27日(火)

今日の夜席から永代経法要。

御講師は、西岸寺 長岡正信師。

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「なれ」の話を聞かせていただいた。

 

おどろかす かひこそなけれ 村雀 耳なれぬれば なるこにぞのる

(群がる雀を驚かして追いはらう鳴子の音も、今では効き目がなくなった。耳なれした雀たちは、平気で鳴子に乗っている。) 『蓮如上人御一代記聞書 現代語訳』(174)より

蓮如上人は、人は耳なれ雀になっているとよくおっしゃっておられたそうだが、何度聞かせていただいても、すぐになれてしまう自分がいる・・・。

 

今日、座敷の軸を掛け替えた。

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先日お亡くなりになられた梯實圓和上を偲んで。

『正信偈』の「大悲無倦常照我」のもととなった源信僧都の『往生要集』のことば。

いつも我が身を照らしてくださっているのに、それが当たり前に・・・。

 

そんなことを思いながら。

今聞かせていただいていることをありがたく。

 

ようこそのお参りでした。

 

2014年5月27日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

広南学園運動会 我聞会

5月24日(土)

青空の下、今日は広南学園(広南小学校・中学校)の運動会。

午前中は法務のため、開会式の最初の10分だけ・・・。

午後の部は何とか最後まで応援。

 

暑いなか、元気いっぱいの姿を1年生から9年生(中学3年生)が披露。

一生懸命な姿はやっぱりいいな。

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今夜は浄円寺にて我聞会。

『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は(164)(165)。

そして、法話は「親のよびごえ」を聞かせていただく。

 

「親」

親と子の関係は、一概に語ることは難しいなぁとその後の話に出ていたが、そんなことから、ふと鳥の親子を思い浮かべた。 

現在、寺の下のお宅ではツバメの子どもたちがすくすくと育ってる。

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親が近づくと、黄色いくちばしを大きく開けて、親を呼ぶ。

 

一方、今朝つぶ山からホトトギスの声が聞こえてきた。

今年もまた戻ってきたようだ。

 

このホトトギスは子育てをしない。

托卵。

ウグイスなどの巣に卵を産み、ウグイスよりも先に卵からかえったヒナは、他のウグイスの卵を落とし、あとは自分だけ育ての親(ウグイス)に育ててもらう。

 

それを知った時は、何て悪い鳥!と思ったりもしたが、これも人間の勝手な思いかな。

ホトトギスのヒナは、ウグイスを本当の親と信じて大きな口を開けて呼んでいるのだろうし、ウグイスもホトトギスを我が子と信じてエサをあげているのだろう・・・。

人間だったら、すぐにDNA鑑定がどうとか、疑う心を持ってしまうのだろうな。

 

そんなことを思うと、親と子の関係もいろいろ。

これが正解ってことはなかなか。

 

そんなことをふと。

2014年5月24日 | カテゴリー : 呉東組, 長浜 | 投稿者 : sentoku

宗祖親鸞聖人降誕会

5月21日(水)

今日は親鸞聖人の御誕生日。

 

今年も新聞朝刊の折り込みチラシのなかに、一枚の合掌チラシ。

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毎年5月21日の朝刊と一緒に、呉東組地域の各家庭に配られる。

20140521呉東組総代会・親鸞聖人讃仰会が毎年している活動で、今年の法語は、

目に見えぬ

慈悲がことばにあらわれて

なむあみだぶつと

声でしられる

温泉津の妙好人 浅原才市同行のことば。

 

お参り先で、ずいぶん年季の入った合掌チラシに出会うこともしばしば。

玄関やお仏壇、目につくところに貼っておきましょう。

 

また、専徳寺報『念佛日和』も刷り上がって、世話係ごとに仕分け作業を完了。

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これから総代・世話係のみなさんより、お手元へと届けていただくことに。

 

今日は親鸞聖人のご誕生をお祝いするとともに、「ありがとう」と感謝の思いを。

なもあみだぶつ

2014年5月21日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

小坪薬師堂

5月18日(日)

今日の最後の法務は、螺山(つぶやま)の薬師堂にて。

 

小坪自治会が管理している小さな祠の薬師堂で、年に一度、自治会主催のご縁をいただく。

毎年降誕会に近い日曜日、山に登ってこられた小坪のみなさんと一緒に正信偈のおつとめをして法話。

導師だけが小さな祠の中に入り、御同行はみなさん青空の下。

 

青空の下で法話をすることは、年に一度このご縁だけ。

ウグイスの声が響き、下にはいろんなムシがうごめいているのが視界に入ってきて、何ともいえない中での法話。

せっかくなのでお堂の中から写真を1枚撮らせていただいた。

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この光景を見れるのは、仏さまと私だけ。

みなさんにこやかに。

ようこそのお参りでした。

2014年5月18日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

動物写真展 と 専徳寺総代会

5月17日(土)

午前中法務をすませ、午後から息子と一緒に呉市立美術館へ。

現在『岩合光昭 どうぶつ写真展』開催中。

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長男が学校で使っているノートの表紙に岩合氏の写真が使われていることから、見に行きたいと言われて行ったのだが、今日はたくさんの方が訪れていた。

それもそのはず、今日はトークショー&サイン会が行われるということで。

 

トークショーは展観室内で立ったまま。

来場者のほとんどがNHKBS『岩合光昭の世界ネコ歩き』の視聴者。

岩合氏が出て来る直前に次男が寝てしまい、抱いたまま後ろでしばらく聞いていたけど、さすがに・・・。

途中で失礼してしまったが、最初にお話しされた雨の降る日本がステキだという話は心に残った。

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また、買って帰った写真集『地球の宝石』のサブタイトルに「ぼくらはみんな生きている」とのことば。

希少動物の写真に“いのち”のすばらしさを。

 

5月10日号『本願寺新報』の一面に、ご門主さまがウィーンで開かれたインターアクション・カウンシルで提言されたことばが紹介されていた。

今日、「人間の責任に関する世界宣言」を提唱するに際して、現在に生きる人間の責任として、将来の人類の人権、さらには、人類以外の動植物の生存権を守ることが大変重要な課題です。このような視点をこの宣言に加えてはいかがでしょうか。

と、大変興味深い発言をされておられたのが印象的だったことと重なった。

 

次の世代に私たちは何を遺せるのだろう。

 

そして、今夜は専徳寺総代会。

議題は来月開かれる門信徒世話係総会に向けて。

こちらも次の世代に向けて考えていかないと・・・。

 

世話係総会は来月6月24日(火)に開催決定。

いろいろとお世話になります。

 

2014年5月17日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 境内清掃

5月11日(日)

青空のひろがる一日。

午後から仏教壮年会会員のみなさんが集まって、境内清掃。

 

ちょうど、今日は第41回広子ども祭が開かれており、長浜連合子ども会が初参加。

そんなこともあって、長男はそちらへ。

 

次男がはりきって、境内清掃に参加。

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なかなか熊手の使い方がさまになってきた。

1時間ほどの作業で、境内と庭の草むしり等で集まったゴミが・・・。

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おかげさまで、きれいになりました。

 

ちょうど、頼んでおいた図録が届いた。

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現在東京で開催中の『漫画家による仏の世界展』

図録の最初に紹介されているのが、故赤塚不二夫氏のレレレのおじさん千手観音。

やっぱりレレレのおじさんは、『阿弥陀経』に出て来るお釈迦さまの弟子、周利槃陀伽(周利槃特)がモデルなのだなぁ・・・。

 

いろいろな作家のそれぞれの佛。

広島でもぜひ開催してもらいたいな。

2014年5月11日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 5月例会

5月8日(木)

ゴールデンウィークも終わり、今夜は仏教壮年会の5月例会。

 

今夜の例会は白骨の御文章を。

呉東組の実践運動の重点プロジェクトのテーマは、「浄土真宗の儀礼の意義を問う」。

そんなこともあり、日頃お葬式で拝読する「白骨の御文章」を、『存覚法語』・後鳥羽上皇の『無常講式』と合わせて読んでみる。

「白骨の御文章」には見られない『無常講式』の九相の姿。

人が亡くなって、腐敗し、鳥獣に食われ、骨となり、土に帰る姿は、何とも・・・。

 

諸行無常とはいうものの、必ず、間違いなく存在するのは「死」。

でも、そのご縁にあうことが少なくなっている。

 

ゴールデンウィーク中、印象的だったのはお子さん(お孫さん)の姿。

玄関を開けると、ひとりの男の子が。

「こんにちは」といって家にあがると、後ろから聞こえてきたのが、「これがお坊さん?」。

そして、お仏壇の前に座ってお灯明をつけていると、「はじめてのお葬式だ~!」と入ってきて、家の方からちゃんとしたことを教えてもらう。

 

みんなみんな、そうして初めてのご縁をいただいて、そのご縁を通して人間として成長していくのかな。

でも、そのご縁がなかったら・・・。

そんなことを思いながら。

2014年5月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

善通寺住職継職奉告法要

5月3日(土)

善通寺住職継職奉告法要が行われるため、午前11時半に善通寺へ。

今日は呉東組16ヶ寺全ヶ寺から、住職・若院が出勤して賑々しく。

 

その法要に先だって、午後1時より稚児行列。

仏旗を持った総代の方を先頭に、雅楽会、色衣・五条袈裟を着けた列衆(れっしゅう/お内陣の余間でおつとめをする僧侶)、前住職、色衣・七条袈裟を着けた結衆(けっしゅう/お内陣で法要をつとめる僧侶)と新住職。

そして、その後をかわいらしい稚児衣装を着けたお稚児さんが100名ほど。

スタート地点の三坂地小学校を出発し、善通寺まで行列が続く。

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参道からは「おめでとうございます」の声。

青空がひろがり、少し汗ばむが、心地よいそよ風が時折。

 

そして、午後2時30分より善通寺本堂にて法要が執り行われる。

このたびは、初めて散華頭を勤めさせていただいた。

広真光寺様と一緒に、

奉請弥陀如来 入道場 散華楽

奉請釈迦如来 入道場 散華楽

奉請十方如来 入道場 散華楽

と。

雅楽の笙の音に乗って唱えたのだが、最初の「ぶーじょーう」の「ぶ」の音が、ドレミファソラシドの「ラ」の音で始まる。

普段のおつとめでは、なかなかこの高い「ラ」の音が出ないので、いつもは自分に合った低めのスタート。

それを今日は笙の音に合わせて。

 

その後、新住職と結衆は、華籠を持ち、御本尊のまわりを歩きながら正信偈のおつとめ。

 

ご門主さまの書かれた『いまを生かされて』という本のなかに、

 笑われるかもしれませんが、御影堂の内陣に座ってお勤めをしているとき、私はいつも緊張しています。本願寺の住職になって三十年以上になり、朝のお勤めは何千回と繰り返しているのですが、いまだに慣れるということがありません。

 和讃の繰り読みはおよそ二ヶ月で一巡しますので、一年で少なくとも五、六回は同じ和讃を読んでいますが、それでも毎回緊張しています。私の声からすべてが始まるのですから、間違えることは許されません。和讃のおことばを目で追いながら、「なるほどそうか」と余裕を持って頷くことなどできないのです。

 そうして緊張に身を固くしているときでも、私の声に続いて堂内の皆さんが声を重ね、御影堂に満ちる大きな一つの声として聞こえてくる和讃は、私に深く確かな感慨をもたらしてくれます。

のことばを思い出しながら。

みんなのなかで、みんなに支えられ、そこに私が。

継職法要はそんなことに気づかしていただける大切なご縁かな。

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たくさんの方にお世話になりました。

2014年5月3日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

4月27日(日)

長い一日が終わった。

今朝は墓参りにはじまり、月忌参りと法事、葬式、そして法中会の資料準備、還骨、引き続いて善通寺での法中会と何とも盛りだくさんな一日。

 

今日の法中会は、来週に迫った善通寺住職継職奉告法要の習礼(しゅらい/リハーサル)を行うため、午後5時から。

法中会では、先週行われたご縁の会の報告も。

男女30名で行われたご縁の会は、過去最高の7組のカップリングが成立。

また、過去のご縁の会から2組目のご結婚が決まったとの報告も。

 

飛騨古川の三寺参りが縁結びのご縁となっていたように、お寺の活動で新しいご縁が生まれ、仏さまとのご縁もできれば。

 

継職法要の習礼では、先日一度聞いたのに、すっかり右から左・・・。

 

一昨日、広南小学校の参観日があり、5年生の道徳の授業を参観させていただいた。

『星野くんの二塁打』という話を通しての学び。

 

同点で迎えた最終回、ノーアウトからランナーが出た。

次のバッターは、ピッチャーで強打者の星野くん。

それまで、バッティングでは今ひとつだったけど、今度は!と思っていたのに、監督からの指示はバント。

星野くんは、バントをせず、ヒッティングに。

結果2塁打となり、その後の犠牲フライをお膳立てし、チームは勝った。・・・

 

『星野くんの二塁打』と検索すると、結構知られた話らしく、いろんなことが書かれている。

今の時代、秩序を守って、というよりも、結果がすべて、という感じなのかな。

 

帰って息子と話をしていても、何となくおかしな感じだったので、例え話をしてみた。

オーケストラで、とっても上手な演奏者たちが、指揮者を無視してみんな自分勝手な演奏したらどうなると思う?と。

ひょっとしたら凄い演奏になるかも知れないけど、オーケストラとしてはどうだろう。

 

今日の習礼をしながら、ふとそれを思い出した。

法要では、間違わぬよう、みんなと呼吸を合わせるように。

そして、よいご法要となりますよう。

2014年4月27日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

第6回 呉東組ご縁の会

4月20日(日)

天気予報では雨マークがついていたのに、午前中パラパラとしただけ。

 

今日は、呉東組ご縁の会。

春と秋、毎年恒例となってきたご縁の会も第6回目。

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今回は男性17名・女性13名で開催。

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事務作業も、第6回ともなると要領も得てきて、スムーズに。

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会場内にはいつものように御本尊が置かれ、テーブルには聖典。

 

ご縁の会は、讃仏偈のおつとめでスタート。

そのあとの組長(そちょう)のあいさつのなかにあったことばは、今月の真宗教団連合の法語カレンダーより。

一切は 縁において生まれ 縁においてあり 縁において去っていく

 

今回はテーブルの配置を変えたことで、かなり動きがスムーズに。

そんなこともあってか、和やかなうちにお開きと。

 

意中の方を書いていただいた紙を持ち帰り、さきほど集計終了。

結果は、数日内に御本人宛に郵送でお知らせすることに。

 

次回は秋。

10月19日(日)に開催予定。

 

ご参加、ありがとうございました。

2014年4月20日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku