広南小学校読み聞かせ(29)

4月14日(月)

雨も上がり、青空のひろがる朝。

ツバメが飛び交い、コジュケイの声が聞こえてくる。

 

今朝は今年度初めての広南小学校読み聞かせに。

担当は6年生。

 

今日読んだ本は、

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マックス・ルケードの『たいせつなきみ』

ウイミックスと呼ばれる木の小人たちは、毎日同じことばかりをしていた。
ほかの小人に、金の星のシールか、灰色のだめじるしシールをはること。
なめらかな木でできた、絵の具もきれいにぬられた、かわいい小人たちは、いつでも星がもらえた。
才能のある小人たちもそうだ。
でも、あんまりいろんなことができない小人や、絵の具がはげている小人たちには、みにくい灰色のだめじるしシールがはられてしまった。
パンチネロは、そんな小人のひとりだった。
彫刻家エリは、パンチネロに、彼がどんなに大切な存在か ―ほかのウイミックスたちが彼をどんなにけなそうとも― を悟らせようとする。 (まえがきより)

「ダメ」というレッテルを貼られ、何にも自信のないパンチネロは、いつしか自分をダメな存在として・・・。

そんなパンチネロに、パンチネロを作った彫刻家エリは、他からどう思われているかが大切なのではなく、自分がどうあるべきかを伝えていく。

そして、あなたを大切に思っている私がいるということを。

 

新6年生、初めて出会う本だったようで、いろんなことを感じさせてくれる何ともいえない絵を通して、途中から食い入るように。

そして、読み終わったら、手をあげて感想も述べてくれた。

 

みんな自分らしくかがやいて。

2014年4月14日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

我聞会 4月例会

4月13日(日)

一日中雨が降り、肌寒い日曜日。

今夜は、当山専徳寺にて我聞会の例会。

 

輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(162)(163)。

(162)は、井戸の水を飲むことも、仏法のおはたらきによって恵まれたものだから、一口の水さえも、阿弥陀如来・親鸞聖人のおかげなのだという話。

井戸の水を飲むためには、井戸を掘った人がおり、桶を作った人がおり、またその方々へ支払われた賃金は・・・。

みんな、ご縁がととのって恵まれたもの「仏法の御用」なのだと。

 

そして、(163)は、蓮如上人は思い立ったことを数々成し遂げていかれたけれど、人びとが信心を得るということだけは、思いどおりにならなかったと、最晩年に御述懐なされたという話。

最後の最後まで、「願以此功徳 平等施一切 同発菩提心 往生安楽国」のおこころだったのだなぁと味わわせていただく。

 

法話は、私が担当。

「忌」の話、「恩」の話をさせていただく。

「恩」はめぐみ。

「めぐみ」は、「芽ぐむ」から来ているそう。

寒い冬に眠っていた生命力が、暖かい光、水、土の栄養・・・と、いろんな環境(ご縁)が整って、芽ぐむから。

そして、以前味わった「恩」の漢字の語源も紹介。

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なかなか、一つ一つその意味を味わっていくと、大きな大きなこころがそこに。

 

明日は久しぶりの読み聞かせ。 

 

2014年4月13日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

長浜日曜学校 入校式 花まつり

4月12日(土)

今日はどんより曇り空。

朝、住蓮寺で長浜日曜学校の入校式と花まつり。

今年は新1年生4名が入校。

 

「花まつり行進曲」を歌いながら、誕生仏に甘茶をかけて、みんなでお祝い。 

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そのあと、甘茶をいただくのだが、甘茶をおかわりする子もいれば、嫌がる子も。

毎年のことではあるが、甘茶が嫌いな子もいるので、去年ふとしたことから思いついたチョコレート。

今年も、花まつりオリジナルチロルチョコを作ってプレゼント。

 

先月、花まつりの絵を5名の子が描いて持ってきてくれた。

募集したときには、何名描いてくれるか、どんな絵を描いてくれるか、まったく見当がつかなかったので、後のことは集まってから考えようと。

 

集まってみると、みんな一生懸命描いてきてくれてるので、その中から一つだけを選ぶのは・・・。

そうかといって、5個セットにして配るのも・・・。

そこで思いついたのが、みんなの絵を合成してひとつの絵に。

20140408そして、デコチョコでオリジナルパッケージのチロルチョコにしてもらう。

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食べた後は、その包み紙を記念に取っておけるよう、マグネットキットと一緒に一つずつパッケージ。

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絵を描いてくれた子には、自分だけの絵で作ったチロルチョコを3つずつプレゼント。

今回は特別に携帯ストラップに出来るキットを添えて。

 

なかなか好評だったかな。

 

今年も1年、よいご縁となりますよう。

2014年4月12日 | カテゴリー : 行事, 長浜 | 投稿者 : sentoku

呉東組役員会

4月10日(木)

午後4時から川尻真光寺にて呉東組の役員会。

野呂山の桜も散り始め。

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それでも、道路上に散った桜の絨毯が、ふわっと舞い上がるのもなかなか。

 

先日、Facebook上で小林一茶の俳句が法語に、

「死に仕度 致せ致せと 桜哉」

とあり、大切なことばをいただいた。

 

「散る桜 残る桜も 散る桜」(良寛和尚)

のことばを思い出しながら、今のいのちを咲かせておかなければ!と。 

 

役員会では昨年度の決算、今年度の予定案を審議。

途中、お通夜のため、中座。

そして、ふたたび。

 

今年も組にとって大きなご縁がありますように。

2014年4月10日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会 総会

4月8日(火)

4月8日はお釈迦さまの誕生日。

広南小学校は昨日、広南中学校では本日入学式。

入学、進級おめでとう。

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毎年、この日は仏教壮年会の総会。

昨年度の決算・今年度の予算、行事等が無事承認。

 

「花まつり」のお祝いは、今週末の土曜日に住蓮寺の長浜日曜学校の入校式と花まつりが開かれるので、そちらで。

今年は何名のほとけの子が入校されるのかな。

 

お参り先で日曜学校の思い出話をいろんな方から聞かせていただくが、特によく出る話が

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花まつりの話。

白象をひいてみんなで「花まつり行進曲」を歌いながら行進。

私もうっすらとその記憶が。

 

花まつりに配るチョコレートを入れる袋が届いたので、明日から少しずつ準備。

思い出に残るといいな。

2014年4月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

呉東組法中会

4月2日(水)

桜の花が満開。

本願寺の宗門校 龍谷大平安が春のセンバツ高校野球初制覇。

 

そして、今夜は浄円寺にて法中会。

 

年度初めだけあって、いろいろと盛りだくさん。

 

 

先日、小坪を運転中、何やら気になる標識を道路に見つけたのだが、停車してみるわけにもいかず、そのまま通過。

今日、バイクでお参りに出たついでに、思い出してその標識を。

 

長浜から小坪へ向かうと、旧小坪小学校の手前に新しい信号があり、その信号のところにこんな標識。

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『潮彩』と名づけられたこのサイクリングロードらしき表示。

いろいろと調べてみると・・・

瀬戸内 海の道 サイクリングロード」という構想があるそうだが、ここはメインルートから外れている。

でも、長浜から仁方へと向かう道路は、とっても穏やか。

 

そのうち、この標識の案内が何かあるのかな。

2014年4月2日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

善通寺住職継職奉告法要 習礼

3月25日(火)

今夜は善通寺にて住職継職奉告法要の習礼(しゅらい)

習礼とは、重要な法要等の前にする予行(リハーサル)のこと。

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5月に予定されている住職継職奉告法要。

呉東組ではこうした法要等には、組内全ヶ寺あげておつとめさせていただくことに。

組内の継職法要では、当山専徳寺の法要以来。

 

このたび、初めて列衆第1席に座らせていただき、導師の次にリードを取る役目に。

その他大勢、右にならえとこれまでつとめてきたが、今回ばかりはしっかりと間違えないように!

 

新住職、会奉行、そして私も。それぞれ初めてのご縁。

それだけに良いご法要になるといいな。

 

2014年3月25日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 3日目

3月25日(火)

今朝、春季彼岸会が御満座。

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法座が終わると、すぐに広南小学校へ。

今日はお世話になった先生方の退任式・離任式。

いろいろとお世話になった先生方が学校を去られるというのは何とも寂しいもの。

でも、寂しいと思える先生に出会えたことに感謝。

 

『ありがとうソング』を聞きながら、今朝の法話、「ありがとう」の話を思い出す。

 

私はあなたに感謝します。「Thank you.( I thank you. )」

ではなく、

あなたが私にしてくださったことは、こんなにも有り難いこと。「ありがとう」

 

ようこそのお参りでした。

2014年3月25日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 2日目

3月24日(月)

昨日に引き続いて春季彼岸会。

善導大師の「順彼仏願故」、法然聖人の「依仏本願故」

「願」の話を聞かせていただくなか、朝席で親孝行のことを聞かせていただいた。

 

「親孝行」

ちょっと気になって調べてみたら、

「子どもは3歳までに一生分の親孝行をする」

ということばが出てきた。

 

このことばにはいろんな意味があるようだが、親も子どもが小さい頃は、ただただ元気に育って欲しいと願っていたのが、幼稚園・保育所に入ったら、今度はこんなふうに、あんなふうになって欲しいと、いろんな思い(欲)が出て来る。

子どもが「お父さん」「お母さん」と親をよぶ声も、だんだん成長していくにつれて・・・。

 

そう思うと、親の子をよぶ声、子の親をよぶ声、3歳頃までがお互いにまじりっけのない頃なのかなと思いながら。

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明日で御満座。

お誘いあわせてお参りを。

 

2014年3月24日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

春季彼岸会 1日目

3月23日(日)

暑さ寒さも彼岸まで

寒いお彼岸も、日中は春めいて。

ツバメにウグイス、シジュウカラの声。

 

今夜から春季彼岸会。

御講師は、広の浄円寺 桑原昭信師。

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お参り先での話から、親の願いを聞かせていただく。

 

ここ数日、日中暖かくなってきて、息子と一緒に境内でしゃぼん玉を。

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シャボン玉飛んだ

屋根まで飛んだ

屋根まで飛んで

こわれて消えた

 

シャボン玉消えた

飛ばずに消えた

産まれてすぐに

こわれて消えた

 

風、風、吹くな

シャボン玉飛ばそ

 

野口雨情の『シャボン玉』。

産まれてすぐに亡くなった娘を思い、歌ったともいわれるこの歌に込められた親の願い。

 

シャボン玉をさわって壊さないよう、また強く吹きすぎないよう、気をつけながら空まで届けと送り出す。

その思いが届いたときの嬉しいこと。

 

そんなことを思い出しながら・・・。

 

明日も朝席より。

どうぞ、お誘いあわせてお参りを。

2014年3月23日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku