呉東組役員会

11月21日(木)

午前中は長浜東地区報恩講参り。

夕方から川尻真光寺で呉東組の役員会。

組長・副組長2名と事務2名の5名が集まって開催。

 

久しぶりに電車で行こうと、呉線で向かうことに。

最近は車での移動ばかりで、電車を利用することもなく、広駅から乗り込んだ黄色い電車。
ドアの横には見たことのない「開く」「閉じる」のボタンが付いて、何やら説明書きが。

???

アナウンスを聞いていると、前寄りのドアしか開かないとか何とか言っている・・・。

 

2両目に乗っていて、川尻駅に着く間際、2両目の一番前寄りのドアのそばに立つと、隣に座っていた方から、「そこは開かないよ!前の車両に行かないと・・・。」と言われて、???

恥ずかしながら、1両目の1番前のドアしか開かないのだとそこで初めて知る。

 

久しぶりに焦るやら恥ずかしいやら・・・。

 

それでも少し早く着いたので、お寺の境内をじっくりと。

真光寺は海抜14.8メートル。

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専徳寺は何メートルだろう?

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本堂の木鼻と呼ばれる部分に、獏の彫り物があった。

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獏の阿吽。
何とも前足の曲げ具合がかわいらしい。

一つ一つ見てみると、これまで知らなかった素敵なものがいっぱい。

 

役員会では、これから行われる研修会等についての打ち合わせ。

そんな中、ちょっとした出会いがあると何だか心地よく。

2013年11月21日 | カテゴリー : 呉東組 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会法座 3日目  成寿園訪問

11月20日(水)

朝席で今年最後の法座が御満座。

この時期はちょうどおつとめしている最中に、ご本尊の正面から朝陽が差し込んで、お内陣がかがやく。

寒いけれども、この光はこの時期しか味わえないかな。

 

朝席では、光のはたらきとして【破闇】【調熟】【摂取】の話を聞かせていただく。

 

法座が終わり、午前中は報恩講参り。
そして、午後から特別養護老人ホーム成寿園へ。

呉東組仏教婦人会連盟20単位が順番に、奇数月は成寿園、偶数月は延寿荘で法話会を開催。

今月は専徳寺仏教婦人会が担当で、婦人会の方々と一緒に成寿園へ。

 

正信偈をおつとめし、法話。 

昨日の法座で「恩」の話を聞かせていただいた。

「恩」とは“なされたことを知る”と。

 

“なされたことを知る”ってことは、因(原因)を心(知る)ってこと?と思って調べてみると、まったく違っていた。

「因」とは、「□」は布団(敷物)、「大」は人。
つまり、布団(敷物)の上で寝ている人を表しているのだと。

布団の上で毎日当たり前のように大の字になってぐっすり寝ているけれど、よくよく考えてみると、布団がなかったら、次の日身体が痛くって仕方がないし、ぐっすり寝ることさえ出来ない。

当たり前のように布団で寝れるって何とありがたいことか。

それで感謝の「心」がそこに。

 

また、『日本書紀』等では、「恩」を「めぐみ」と読んでいたそう。

「めぐみ」の語源は芽ぐみ。

冬に眠っていた草木が、春の陽気に育まれ目覚めることに由来するのだと。

 

そんなことから話を・・・。 

 

法話の後は、婦人会の方が着物姿で踊りを披露され、拍手喝采。

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ようこそのお参りでした。

2013年11月20日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会法座 2日目

11月19日(火)

昨日に引き続いて仏教壮年会法座。

朝席が終わると、呉市中通の専徳寺の報恩講へ。

今年も導師としておつとめさせていただき、

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ご門徒さんがご用意してくださったお斎をお持ち帰り。

 

法座の昼席では、カルネアデスの舟板という話を聞かせていただいた。

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私たちの生きている世界の正義(せいぎ)とは?

対立は、どちらもが「正義」だと主張するところから始まる。

いつの時代においても、どこから見ても正しいことって、何て難しいことなんだろう。

 

先月亡くなられたやなせたかしさんは、本当の「正義」とは悪いやつをやっつけることではなく、お腹のすいた子どもにパンをわけ与えることだと言われていたけれど・・・。

 

夜席では、このたびのご讃題『讃仏偈』のお話から、「恩」の話を。

「恩」とは、パーリ語の“カタンニュー”。

カタンニューとは、“なされたことを知る”という意味だそう。

 

一つ一つのことを考えてみると、どれもこれも、どれだけのご縁が整って今目の前にあるのかと・・・。

そんなことを知るから、感謝の気持ちを。

 

明日の朝席で御満座。

暖かくしてお参りを。

ようこそのお参りでした。

2013年11月19日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

仏教壮年会法座 1日目

11月18日(月)

今夜から今年最後の法座、仏教壮年会法座。

寒くなってきたので、今シーズン初めてストーブを。

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このタイプのストーブ4台と4つの天井扇風機を緩やかに回して暖を取る。

 

このたびの御講師は呉東組副組長でもあり、いろいろお世話になっている阿賀の寶徳寺 平原弘史師。

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それ真実の教を顕さば、すなはち『大無量寿経』これなり。

と、親鸞聖人は『大無量寿経』が“真実”だと顕された。

ただ、さとりの世界の“真実”はひとつであっても、迷いの世界の“真実”はというと・・・。

 

そんな話を聞かせていただきながら、最近流行の(?)「誤表示」ということばを思い浮かべる。

それが「誤」なのか「偽」なのか、それは別として、果たしてホンモノ(真実)って?

一流ホテルのレストランで「○○産○○エビの○○」だといって、きれいな器に盛られて出て来ると、よほどのことがない限り、「プリプリしてて、さすが・・・」なんて何の疑いもなく食べてしまう。

「世間虚仮、唯仏是真」

改めてこのことばを。

 

明日は冷え込むそう。暖かくしてお参りを。

ようこそのお参りでした。

2013年11月18日 | カテゴリー : 法座 | 投稿者 : sentoku

広南小学校読み聞かせ (17)

11月18日(月)

今朝は広南小学校の読み聞かせ。

3年生を担当。

今日読んだ本は、宮沢賢治の『竜のはなし』。

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短い文章で、決して内容は楽しいものではないのだが、とても深い物語。

ゆっくりと低い声で読むことに。

 

みんな、じっと静かに聞いていた。

 

浄土真宗本願寺派僧侶でもあった童話作家花岡大学氏を調べていて見つけた絵本。

あとがきに『「賢治童話」の「やさしい心」』と題して、花岡氏が記している。

どちらかといえば相手が幼児だからといって絵本がなにかファンタジーの世界だけによりかかろうとするような傾向のつよいことに、いささか不満を持っていたわたしは、もちろん教育が喪失している「あるべき精神」をちゃんとふまえて、今深く考えなければならない問題をいっぱいにみなぎらせながらしかも絵本のこれからのあるべき方向を示しているこの作品をみて、久しぶりに昂奮し感激した。

と。その「あるべき精神」とは、「やさしさ」。

だがその「やさしさ」とは、日常的な語感による「なよなよした優美なやさしさ」ではなく、「強靱なやさしさ」といってよく、つまり「自」を「他」に投入していさぎよく「死」に、いささかも、「はね返ってくるもの」を求めないといった、すさまじい精神のことである。

と。

表紙を開くと、

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このはなしはおとぎばなしではありません。賢治

と、はじまる。

 

もう悪いことはしない、すべてのものを悩まさないと誓った竜。

人に皮をはがされても、虫にからだを食べられても、まことの道を求めてじっとなすがまま。

そして死んでしまい、後にお釈迦さまとして生まれ、みんなにいちばんの幸せを与えたという竜の話。

 

読み終わって「どうでしたか?」と尋ねたら、「・・・」。

「こんな生き方出来る?」と尋ねたら、「無理に決まってる!そんなことしたら死んでしまうし。」

 

「他者のために」という生き方は、自分中心の生き方をする人間にとって、とっても難しい。

他の命をいただきながら、自分は今を生きているのだから。 

 

この竜のような生き方は出来なくても、この竜から今の自分を知ることは少しくらい出来たかな。

2013年11月18日 | カテゴリー : 絵本 | 投稿者 : sentoku

福山法真寺住職継職法要

11月17日(日)

朝から福山法真寺へ。

法真寺の第19世住職 密蔵法師が、祖母 大洲ノブの弟に当たる。

このたびは、その孫に当たる第21世住職の継職奉告法要と本堂修復慶讃法要。

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稚児行列が先に行われ、お寺のまわりをぐるっとまわって本堂に。

朝早くから支度して集まったたくさんのご門徒さん。

沿道には我が子の稚児衣装姿をビデオに収める親御さん。

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法要では組内法中、親戚・友人法中により、賑々しく。

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記念法話は前住職の弟、浄光寺住職 小林章三師。

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ジョン・ミューアのことば、

一輪のスミレのために、地球がまわり、太陽が照り、雨が降り、風が吹く。

より、ご和讃の、

十劫微塵世界の
 念仏の衆生をみそなはし
 摂取して捨てざれば
 阿弥陀となづけたてまつる

のこころを聞かせていただく。

 

先日15日、NHKでもうすぐ公開のスタジオジブリ作品『かぐや姫の物語』主題歌、「いのちの記憶」を歌う大竹市の本願寺派僧侶でもある二階堂和美さんの特集が放送された。

その「命の記憶」の歌詞に、

今のすべてが

過去のすべて

必ず会える

懐かしい場所で

と。

今日遇えたご縁も、また過去のすべて。

過去のご縁がなかったら、今日のご縁はいただいていない。

そして、また会える世界がきっと・・・。

たくさんの方々の姿を見ながら、そんなことを。

 

法要が終わり、午後から少しパラパラと。
準備をされてきた方々の御苦労を思うと、午前中青空がひろがって良かった。

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明日の夜席より今年最後の法座“仏教壮年会法座”。

お誘いあわせてお参りを。

2013年11月17日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

広南小学校 学習発表会

11月16日(土)

今日は広南小学校の学習発表会。

今年学年始めにいただいた年間予定表では17日に予定されていた。
すでに予定が入っていたため、丸々見ることができないなぁと思っていたのに、思いがけない日程変更があって、最初から最後まで観ることができた。

昨年はちょうど山の上の専徳寺墓地にお参りしている時、龍神太皷の音が聞こえてきたなぁと思い出しながら…

1、2年生の『おたまじゃくしの101ちゃん』。

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3、4年生の『ほんとうの宝物は』。

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PTAコーラス『ビビディ・バビディ・ブー』『オー・シャンデリゼ』

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5、6年生の長浜龍神太皷と、

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小坪神楽。

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9年生(中学3年生)の合唱『いつまでも』。

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5年生の英語劇『MOMOTARO』。

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6年生の合奏・合唱『風を切って』『あまちゃん』『ふるさと』。

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最後は全校生徒で『ありがとう』ソング。

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最後まで盛りだくさん。
バラエティに富んだなかに、「いのち」「つながり」「ふるさと」「ありがとう」がいっぱい散りばめられて。

日本一のありがとう

ただひとつ、唯一無二のありがとうかな。

午後から法事を2件つとめて、単身福山に。

ホテルの手違いもあって、福山城と新幹線が窓の外に見える部屋。

子どもたちが一緒なら、喜ぶんだけど…。

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明日は親戚の御寺院で住職継職法要。

天気予報では雨。
たとえ雨でも、ありがたい、良いご縁となりますように。

2013年11月16日 | カテゴリー : 長浜 | 投稿者 : sentoku

棟方志功と熊野筆

11月10日(日)

今日は広島県知事と呉市長のダブル選挙。

朝から雨が降ったりやんだり。

 

今日まで開催された熊野の筆の里工房『棟方志功と熊野筆』展に昨日訪れた。

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青森県出身の棟方志功

浄土真宗との出遇いは、戦争時の疎開先、富山県だったそう。

 

以前、四国出身の方で、戦争時海軍工廠に勤めるため、津久茂に住んでいたという方から話を聞いたことがある。

引っ越してきて、隣近所にあいさつをしてまわると、どの家庭に行っても、いただいたものをすぐにお仏壇にお供えする姿に驚きましたと。

 

真宗王国といわれる富山で浄土真宗に出遇った棟方志功も、お念仏のなかに生かされている方々の姿に出遇ったのかなぁと思いながら、昨日購入して帰った図録をじっくりと。

 

 まえまえ、わたくしも板画をはじめたころは、版という字を使っていたんだが、板画の心がわかってからはやっぱり、板画というものは板の生まれた性質を大事に扱わなければならない、木の魂というものをじかに生みださなければダメだと思いましてね。

 ほかの人たちの版画とは別な性質から生まれていかなければいけない。板の声を聞くというのが、板という字を使うことにしたわけなんです。

    (「棟方志功と熊野筆」図録所載 志功の言葉より)

仏教壮年会 11月例会

11月8日(金)

今日も午前中、報恩講参り。

報恩講は、正信偈を読み、その後『御文章』聖人一流章を拝読。

 

あるお宅で、おつとめが終わった後、

「よく分からないのでお尋ねするのですが、お経を読んだ後、2回目に読まれたのは何ですか?」

との質問。

見よう見まねで頭を下げて聞いてるものの、何が何やらと。

 

お仏壇の脇に掛かっている蓮如上人の御絵像の紹介から、お手紙を書かれて法を伝えられた話をかいつまんで。

聞くは一時の恥 聞かぬは一生の恥

聞けるときに聞いておかなければ。

 

そんなこともあって、今夜の仏教壮年会の例会では、長浜に関することをテーマに。

 

一つは、『妙好人伝』に登場する九右衛門の息子、想四郎と想吉兄弟の話。

先日の秋祭に由来する話ではあるが、なかなか知る機会がない。

そこで、現代語訳にしたものを紹介。

 

そして、昭和28年の長浜衛生協力会の「蚊やハエのいないまちづくり」の話を、写真で紹介。

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会員の方から、船の舳先に化粧をした若者をくくりつけて、遭難した輿居島の方に向けるということは昭和42年まで行われていたとか、昔長浜に劇場があった頃にこの兄弟の劇が行われたとか、入江神社の押し入れに、『妙好人伝』にも登場する絵馬が納められてあるとか、中学生だった頃にこのまちづくりに参加したとか、いろいろと聞いたことのない話を次々聞かせていただく。

 

こうして話が出て来るときに、いろいろと聞かせていただかなければ。

2013年11月8日 | カテゴリー : 行事 | 投稿者 : sentoku

おもてなし

11月7日(木)

今日は広商店街を中心に報恩講参り。

葬式が出来たため、時間に追われながら・・・。
また、お待たせしながら・・・。

 

次々とお宅をまわらせていただくのだが、今日お参りしたお宅で、玄関を入ってすぐ、飾られてあった額に目がとまる。

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もうすぐ94歳になるご主人が趣味でされている落款。

その落款の「重誓偈」。

 

仏間にもいろいろとお経の御文を彫った落款の作品が。

 

一緒にお参りした後、あまりにもすばらしかったので、お願いして写真を撮らせていただいた。

仏事のおもてなし。

 

何だか嬉しく。

2013年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : sentoku