4月12日(木)
日暮れ前、家族揃って野呂山へ花見ドライブ。
桜のトンネル、あたり一面桜色。
明日の夕方から雨の予報。
これで一気に若葉に染まる。
今年もここで桜を見れたことに感謝。
ありがとう。
なもあみだぶつ。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
4月11日(水)
今日の雨で桜がかなり散ってしまったが、それでもまだ美しく咲いている。
お通夜からの帰り、寺の近くのIさん宅のソメイヨシノが、外灯に照らされ何とも幽玄な光景。
その桜の下にいたのが、一匹のタヌキ。
車のライトに驚いたのか、じっと暫くにらめっこ。
ちょっと毛に艶のない感じの親タヌキ。
タヌキも今年最後の夜桜見物に来てたのだろうか・・・。
眺むとて 花にもいたく馴れぬれば
散る別れこそ 悲しかりけれ
桜の花をこよなく愛した西行法師の句。
はじまりがあれば、終わり(別れ)もある。
ちょうどこの時期はそんな頃。
でも、別れは悲しいからといって、はじまりがなければ良かったのかというと、それはちょっと・・・。
人のこころは複雑である。
ただ、終わりがあるのだから、今を大切に。
もう一雨降ったら、今年の花見もおしまいかな。
今宵はタヌキとともに夜桜に思う。
4月8日(日)
今夜は仏教壮年会、平成24年度総会。
昨年度の行事報告・会計報告、今年度の行事計画・会計予算が審議される。
会員数が徐々に減っており、30名で新年度スタート。
また、今日4月8日はお釈迦さまの誕生日。
この「花まつり」という呼び名は、大正時代の初めに真宗大谷派の安藤峰丸住職が、「花咲かじいさんお釈迦さま」というキャッチコピーでお釈迦さまの誕生をたたえる運動を始めたことに由来するのだそう。(中外日報より)
ちなみに写真の誕生仏は、奈良東大寺の国宝誕生仏のフィギュア。
昨年開かれた「親鸞」展の公式フィギュアも製作した海洋堂製で、東大寺ホームページからお取り寄せ。
そして、この花まつりに合わせて購入したのが、エレファント・チェア。
来月5月19日(土)には、宗祖親鸞聖人の誕生日(5月21日)のご縁に初参式を開催予定。
ただいま、参加者募集中。
お問い合わせは専徳寺、または住蓮寺まで。
4月1日(日)
今日から新年度。
昨日、ツバメがふるさと長浜に帰ってきた。
昨日で廃止になった呉市営バスは今日もそのままの姿 !?
と思ったら、呉市営バスの上に「広電バス」のシールを貼って運行。
これから徐々に変わっていくそうだ。
17時より広ステーションホテルにて呉東組組会。
呉東組16ヶ寺の各住職・総代代表、そして教化団体代表者が出席。
組会では、組の1年間の行事報告。
引き続いて、総代会・仏壮連盟・聞名講・少年連盟・仏婦連盟の代表者による行事報告。
今年は組長(そちょう)・教区会議員の改選期に当たり、出席者による投票も行われた。
その結果、新組長に川尻真光寺住職。
教区会の僧侶議員に長浜住蓮寺住職と門徒議員に嵜本林之助氏。
副組長には、阿賀宝徳寺住職・法謙寺住職が当たることに決定した。
そのあと、法中会を経て、懇親会。
年度が替わり、いろんなことが新しく動いていく。
新たなはじまり
呉東組も新組長を迎え、新たな方向に向かっていくことに。
3月27日(火)
今日も引き続き春季彼岸会。
死について考えたことがないというのは、生きることについて真剣に考えたことがないということである。
(昨年9月の正蔵坊掲示伝道のことばより)
夜席で、御講師が30年ほど前にインドの仏跡を旅し、製作した短編映画を見せていただいた。
私も20歳の時、インドの仏跡を訪れた。
初めての海外旅行で、誘われるままに参加。
2週間ほどの行程だったが、初めて訪れたデリーの空港は夜だった。
薄暗い空港内で入国審査を受け、外を見ると真っ暗な窓の外に黒山の人だかり。
バスに乗り込んでホテルに向かうとき、薄暗いなかに自動小銃を持った憲兵の姿。
初めて見る光景に、いきなりカルチャーショック。
2日ほど、ひきつった顔で過ごしていたように記憶する。
そのとき初めて、生きて日本に帰れないかも・・・という不安がよぎった。
私が自分の死を意識した最初の出来事である。
ただ、それが3日ほど経つと、開き直り。
残りどのくらい生きれるのか分からないのなら、そのときそのときを楽しもう!
死を意識して、今生きているいのちを見つめた。
先日の我聞会で、おもしろい本を紹介していただき、取り寄せた。
死と向き合うというのは、結局、自分の生き方と向き合うことのようです。
彼岸を思うとき、此岸にいる私は今をどう生きたら良いか。
お彼岸とは、お浄土へ往かれた方を偲ぶご縁ではなく、今の私が出遇うご縁。
春季彼岸会もあと一席。
お誘いあわせてお参りを。
3月26日(月)
暑さ寒さも彼岸まで
とはいうものの、今年はまだまだ寒い。
今夜から春季彼岸会。
御講師は、島根県大田市 正蔵坊 菅原龍憲師。
昨年10月に住職継職法要が行われ、住職を譲られてのご縁。
前に生れんものは後を導き、後に生れんものは前を訪へ、連続無窮にして、願はくは休止せざらしめんと欲す。無辺の生死海を尽さんがためのゆゑなり。
―道綽禅師『安楽集』―
今日は、「倒木更新」の話を聞かせていただいた。
倒木更新
エドマツやトドマツなど針葉樹林で多く見られるそうで、これらの樹木の新芽は、笹などの下草などによって太陽が遮られたり、暗色雪腐病菌に侵されて死滅してしまい、うまく育たないことが多い。それで、倒れた古木の上に新芽を出すことによって、太陽を浴び、倒木が栄養分となり、また倒木に生えたコケが湿度を保つなど、親の木を通していのちが脈々とつながっていく話。
いのちのバトンが受け継がれていくご縁。
春季彼岸会は明後日の朝席まで。
お誘いあわせてお参りを。
3月23日(金)
今日行われた閉校式。
RCCラジオカーでの取材の模様がブログ(見てみて!ラジオカー)に紹介されている。
今夜は、雨が降り続くなか、川尻の光明寺にて呉東組若手僧侶の勉強会『我聞会』。
50歳までの勉強会だが、すでに今最長老。
若い人たちの感性、情報、毎回興味深く聞かせていただける。
今日の『蓮如上人御一代記聞書』の輪読は、いよいよ末巻(119)(120)。
今日は聞き方についての話。
ついつい自分本位に聞き、人の話に耳を貸さない。そのことを戒める話が説かれている。
そして、法話では、広島出身の女性シンガーソングライターのMetisの『人間失格』を聞かせていただく。
涙を忘れていませんか?
大事なことから逃げてませんか?
自分に嘘をついてませんか?
諦めることになれすぎてませんか?
泣きたければ 泣けばいい
叫びたければ 叫べばいい
それでいいんだよ 君でいいんだよ
すべていいんだよ きっといいんだよ
明日は明日の風が吹く
昨年の震災前、3月2日にリリースされたこの曲。
震災を通して話題になったそう。
YouTubeでも、この曲がいろんな形で取り上げられているが、大変考えさせられる歌だった。
そして、いのちの話を聞かせていただく。
今日も、いろんな形で“いのち”、“生きる”の意味を味わわせていただいた。
3月23日(金)
今日は寒く雨の降るなか、長浜小学校の閉校式。
それに先だって終業式と送別式が行われたが、そこにRCCラジオカーによる突撃レポート。
閉校を迎えるに当たって最後の長浜小学校から生中継。
会長に代わって副会長として、一言あいさつをさせていただいた。
3月4日の閉校イベントでの話。
寒くて小雨の降るなか、イベントが行われ、そして、最後におぜんざいが振る舞われた。
それを食べ終わった年配の男性がおっしゃった一言。
あー、美味しかった。ごちそうさまでした。
このこころからこぼれた一言を聞いたとき、とてもこころが暖まった。
そして、それまで寒いなかでしてきたことがキラキラと輝いた。
寒かったからこそ、この一言がこころに残った。
こころからの感謝の言葉は、それまでのことをもっともっと輝かせる。
「ありがとう」
そのことばをお世話になった先生に、見守ってくれている地域の方、お家の方に伝えて欲しい。
お世話になった教室に、そして長浜小学校にそのこころを届けて欲しい。
これまでの思い出がもっともっと輝くから。
そんな話をさせていただく。
こどもたちが帰り際、お世話になった教頭先生に「ありがとう」。
寒い寒いなか、ぬくもりのある閉校式。
ありがとう 長浜小学校。