8月8日(月)
今夜は6時30分から専徳寺集会所にて仏教壮年会の納涼会。
納涼会に先立って、本堂で勤行。そして法話。
ただ、今夜は6時と7時、2件のお通夜。
6時のお通夜を済ませ、一度寺に戻って法話をして、再びお通夜。
お通夜から帰ってきて納涼会に参加。
今日は会員のSさんが春の叙勲で瑞宝単光章を叙勲されたお祝いも兼ねていたので、いつもよりも和やかに賑やかに。
皇居での話をいろいろと聞かせていただいた。
叙勲、おめでとうございました。

今、本堂の廊下から目に映るのは、紅白のサルスベリ。
サルスベリ、漢字で書くと「百日紅」。
この漢字の表記は中国名。
この暑い夏の時期、3ヶ月(約100日)ほど紅い花を咲かせるということで「百日紅」と名づけられたそう。
日本では、幹がツルツルでサルも木に登れないのでは?ということで「サルスベリ」と名づけられたとか。
それぞれ名前の由来を聞くのも興味深い。
ただ、100日も咲き続けるのではなく、花が次々と咲くために咲き続けているように見えるらしい。
散れば咲き 散れば咲きして 百日紅
加賀千代女(かがのちよじょ)の俳句にそれがある。
また、高浜虚子は、
炎天の 地上花あり 百日紅
と、こんなに暑い夏でも、花を咲かせるサルスベリを讃えている。
暑い暑いと少々バテ気味になっているが、こんな暑い夏だからこそ咲く花もある。

手水鉢にはイソヒヨドリが水浴びに。
写真には真っ黒に写っているが、この後、鐘楼の手すりにとまって一休み。
暦の上では今日が「立秋」。
それでも、暑い夏はまだまだしばらく続きそう。
それぞれに、体調に気をつけながら、この暑さを楽しませていただこう。