専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
4月25日(月)
今日は晴れ。
朝から昨日倒木した石泉文庫の黒鉄黐の撤去作業が始まった。
道を塞いだ黒鉄黐。
ここはとにかく細い道なので、チェンソーで細かく切り分け、猫車に載せて60メートルほど離れた下のトラックまで細い坂道を下りる作業しかなく。。。
それでも、お昼過ぎにはかなり進んで、
今日はここまで解体。
大変な作業、ありがとうございました。
解体工事の後、夕方
明日は雨の予報なので、こちらの塀にブルーシートをかけていただいた。
こちらもありがとうございました。
黒鉄黐の全体が写った写真がなかったか、探してみたら、
昨年11月に撮っていた。
明日ありと 思ふ心の仇桜 夜半に嵐の吹かぬものかは
いつ、何があるか分からないから、記録できるものはマメにしておかないと。
4月24日(日)
今朝7時過ぎ、総代さんが、
「石泉文庫のクロガネモチが倒れました!」と。
小雨降るなか、石泉文庫に向かうと、
大きな巨木が道を塞いでる。。。
反対側にまわって、
石泉文庫の敷地内から見ると、前の民家の屋根を直撃。
石泉文庫の隣に住んでおられる方が、朝6時半頃、雷でも落ちたのかと思って目を覚まし、外を見ると煙は上がってなかったけれど、まさかこんな姿にと。
そこで、どうしたらいいのか分からず、とりあえず総代さんに連絡してくださった。
屋根を直撃した民家に住んでいた方は2階でお休みになっておられたそうで、人的被害がなく、ホッと。
また、昨日の午前中、総代さん方が石泉文庫の草刈りをしてくださった。
倒れたのがその時でなくて良かったと。
「この木はいつ頃からあるんでしょうねぇ」と話題になってたそう。
屋根に穴が開いてしまっているので、雨の心配もあり、急遽消防署の方にブルーシートを掛けていただく。
倒木は、呉市土木課の方がすぐに来られ、生活道を回復させるために除去してくださることに。
道が細くて重機を入れることが出来ないので、明日から少しずつ切断して撤去するそう。
中が空洞化していたのだけど、外側は鉄のように硬く、とにかく重い。
黒鉄黐って、そこから?
在りし日の黒鉄黐。
夏はここに絡みついた凌霄花のオレンジの花がきれいだったのに。
長浜郵便局の風景印にも。
被害に遭われた方に御見舞申し上げます。
とともに、ずっと石泉文庫を静かに見守ってくれていた黒鉄黐に感謝。
4月22日(金)
今日、4月22日はアースデイ。
地球環境について考える日。
昨年のこの日にアースデイのことをぶろぐで紹介した中で、小さな白い花があちこちに咲いていることを。
この花がニラ臭のするハタケニラと言う帰化植物だった。
昨年これを放っておいたからか、今年は去年以上に増殖してしまったため、先日から花の咲く前に除去作業。
今日は鐘楼横に生い茂っていたハタケニラを取り除き、土をふるいにかけて根と球根も除去。
「陸の豊かさも守ろう」
花は可愛らしいし、同じ植物なんだし、とついつい思ってしまうのだけれど、これだけ繁殖力が強く、根の張り方もすごいと、既存の植物が育たなくなってしまう。
外来種の侵入を防ぐことで、在来種を守り、生態系を壊すことのないようにすることも大切なこと。
昨年植えた丁字草が、
今年、元気に芽を出し、ただいま成長中。
去年はこんな姿↑。
野生のものは絶滅危惧種。
広島では宮島と可部に自生していたそうだが、もう絶滅しているとか。
一度絶えてしまうと、再生は難しいけれど、ここでずっと元気に育ってくれたらいいな。
4月21日(木)
今日は雨。
午後から呉市文化振興課、工事関係の方々が石泉塾・文庫を視察に。
一昨年夏の大雨で石泉文庫の白壁が崩れ、昨年秋に補修工事をしていただいた。
ただ、建物全体に損傷が激しいため、これから保存修復していく方向に。
まずは建物全体が傾いてきているので、全体のゆがみを無くすため、レベル調整を行って水平に戻す。
そのあとで今後のことについて見ていきましょうと言うことに。
今日業者の方からいただいた名刺を見ると、「日本曳家協会会員」と。
「曳家」は、〈ひきや〉と読むらしい。《参考》日本曳家協会ホームページ
建物を土台ごと移動する方法は、現在の京都鉄道博物館(旧・梅小路蒸気機関車館)に移築された木造の旧JR二条駅が、ちょうど私が京都にいた頃、この曳家という技法で移動されたのを憶えている。
このたびは「曳家」ではなく、「沈下修正」と言う工事になるのかな。
また後日、詳しい調査をしてからと言うことで本日は終了。
石泉塾に残る〈石泉〉の由来となった土間の井戸。
この井戸もまだ使えるのかな。
ここ数年心配な雨の季節がそろそろやって来る。。。
何か、ここの活用方法、良いアイデアがあればなと、思いながら。
4月20日(水)
「桑金花虫」
漢字の名前だけ見ると、??と思ってしまうけど、
「桑金花虫」と書いて、「クワハムシ」と読むのだそう。
「金花虫」を「ハムシ」と。
これは「ハムシ」の中国語名が「金花虫」とあるので、どうやらそこから来ているみたいだけど、日本では「葉虫」と書く方が分かりやすいかも。
「葉虫」は、葉っぱを食べる虫。
「クワハムシ」とは、桑の葉を食べる虫。
このハムシ、今日はヤマブキの葉っぱに。
小さくて、きれいな緑色のボディなのだが、
先日スズランにも止まっていた。
そのあと、スズランの葉や花が何かにかじられて。。。
調べてみると、それがどうやらこの桑金花虫の仕業らしい。
せっかく花が咲いたのに、ご覧のとおり。
もう一つ花が咲きそうだけど、こちらは食べられませんように。
今日は午後3時より総代会。
これまで夜に開かれていたけど、このたびから昼間行うことに。
お世話になりました。
終わって外に出ると、山吹が一つ開花。
「やまぶき色」
日本の色の名前は、響きが素敵だな。