専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
4月17日(土)
今日は雨の降るなか、住蓮寺にて長浜日曜学校の入校式。
昨年度はコロナの影響で一度も開校できず、2年ぶりの入校式に。
今のところ長浜・小坪地区で感染者は確認されていないので、今後の状況を見ながら開校していくそう。
このたび3名の2年生が新しく入校。
入校、おめでとう。
そして、進級、おめでとう。
入校式の後は、お釈迦さまの誕生をお祝いして花まつり。
今年は甘茶をかけて静かにお祝い。
新6年生の閉扉の際の合掌が素晴らしかった。
みんなすくすく仏の子
一昨日植えたおだまき(苧環)に、昨日早速蜂がやってきた。
花の力ってすごいな。
蜂もどうやって嗅ぎつけるのかな。
蜂と神さま
蜂はお花のなかに
お花はお庭のなかに
お庭は土塀のなかに
土塀は町のなかに
町は日本のなかに
日本は世界のなかに
世界は神さまのなかにさうして さうして 神さまは
小ちゃな蜂のなかに金子みすゞ
4月15日(木)
今年は早々と桜の季節が終わり、今境内では親鸞聖人像そばの花水木が満開。
昨年の夏、毎日水をまき、声をかけてたせいもあってか、昨年よりも花が多いような。
昔から花を見ることはそれなりに好きではあったけれど、育てることはさほど感心もなかった。
けれど、昨年のコロナでのステイホームで、園芸素人が思いつきで花の世話をするように。
成長している姿や、きれいに咲く姿を見ると何とも言えない。
昨年植えた薄墨桜、そしてそのまわりの雪柳も、花の時期が終わって、葉っぱが青々と。
新緑の美しさはそれはそれできれいなのだけど、花の季節が終わると何だか寂しいような。
そこで、日当たりのよいところでも丈夫そうな花を探し、昨日注文したら、早くも今朝お届け。
山吹色のやまぶき(八重)。
この場所は風の通りがいいので、雪柳と同じように、風に吹かれてゆらゆらと。
そして、これから夏に向けて、
ききょう(桔梗)の紫と白。
それらを植えるために近くのホームセンターに土を買いに行った時、見つけた
おだまき。
キンポウゲ科の花で、漢字では「苧環」と書くそう。
麻糸を空洞の玉のように巻いたものを「苧環」と言うそうで、そこに由来するとか。
そして、
おきなぐさ(翁草)。
こちらもキンポウゲ科で、白く長い綿毛のある果実の集まった姿を老人の頭にたとえて翁草と言うそう。
四季を通じて、いろんな花が境内に咲いたらいいな。
念ずれば花ひらく
念ずれば
花ひらく苦しいとき
母がいつも口にしていた
このことばを
わたしもいつのころからか
となえるようになった
そうしてそのたび
わたしの花がふしぎと
ひとつひとつ
ひらいていった
(坂村真民)
4月10日(土)
今日は呉東組内、広真光寺若院様の結婚披露宴に。
本来なら昨年の6月に予定されていたけれど、ご案内をいただいた直後に緊急事態宣言。
それを受けて、急遽延期。
まだまだ第4波が押し寄せて来ているけれど、このたびご自坊で挙式、そして披露宴。
若院様よりホテルのコロナ対策だけでなく、自分たちで出来るだけの準備をしていると聞いていた。
コロナ禍で初めての宴席。
いろいろと勝手が違うので緊張感もあったけれど、食事中は黙っていただき、食間はマスク着用。
ノンアルコールで御馳走を完食し、引き出物をいただいて、ウィルスだけは持ち帰らないように。
それだけを気をつけながら。
それがお招きいただいたご両家に対する一番の祝福でもあるのかなと。
帰りに新郎若院様よりホームページに載せてくださいね!とご許可いただいたので。
幸せそうな笑顔に元気をいただいた。
ご結婚おめでとうございます。
末永く よろしくお願いします。
結婚式での司婚宝徳寺御住職の法話がとってもよかったと。
何かのご縁にお聞かせいただきたいな。
このご時世、この場にこの場を整えてくださって、そこにいられることに感謝。
4月8日(木)
今日は4月8日、お釈迦さまの誕生日。
とはいえ、専徳寺では特に灌仏会・花まつりをしていない。
昔、日曜学校があった頃、白い象を曳いて花まつりをお祝いしていたのを覚えている。
昔の花まつりの記念写真が見つかった。
私の生まれるずっと前の若かりし父(前住職)や祖母(前々坊守)の姿が写ってる。
そして、後ろに写ったヒマラヤスギの低いこと。
その頃にはなかった親鸞聖人像のその前で、
以前、”フェリシモおてらぶ”さんで購入したスノードーム誕生仏。
このたび新しくピンクの誕生仏も発売されたので。
そして、初転法輪スノードームも。
コロナ禍で、賑々しくは出来ないけれど、せめて。
いつもなら4月8日に予定されている仏教壮年会総会も延期。
その代わり、会長さんが広郷土史研究会の会報第86号(平成20年7月1日)に掲載されていた『長浜で息づく地域共同体 =石泉和上と石泉文庫=』(日本マスコミュニケーション学会員 荒本昱夫氏)を壮年会会員のみなさんにぜひ読んでいただきたいと回覧されたのだそう。
どうやら、私がその前の同研究会の例会で石泉僧叡和上と石泉文庫のことを話したことから、それをもとに長浜に息づく大切なことを会報に。
天上天下唯我独尊
ひとり存在しているのではなく、つながりあった尊いいのちをそれぞれに。