専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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6月12日(水)
青空が広がるお天気。
海からイリコ漁のエンジン音が聞こえてくる季節になった。
今日は広 浄円寺にて呉東組仏教婦人会連盟の総会。
専徳寺仏教婦人会から3名参加するのでご一緒に。
開会式の後、今日はお葬式があったので、そちらに。
お葬式が終わって駆けつけると、すでに総会と役員の皆さんによる朗読劇が終わったところ。。。
昨年も朗読劇が観れず、今年も。
何とも残念。。。
お昼からはご法話。
ご講師は、本願寺派布教使 宮武大悟 師(広陵西組西念寺)
前席はいつものご法話スタイル。
黒衣に輪袈裟を着けて、講台を前にホワイトボードを使ってのご法話。
後席は黒衣に五条袈裟を着けて、高座に上がって節談説教。
節談説教はマイクを使わないんだとか。

今・ここ・私
何一つ確かなものがない。。。
あるのはただ一つ、南無阿弥陀仏。
帰りの車の中、ご一緒した皆さんのお味わいを聞かせていただいて。
ようこそのお参りでした。
6月10日(月)
今日は少しくもり空。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
今年から読み聞かせボランティアの負担を減らすため、月2回となったので、何だか久しぶり。
担当は5年生。
今月はいじめ撲滅キャンペーン月間のため、〈いじめ〉をテーマにした絵本を読んでくださいと学校から要請があり、
読んだ絵本は、『泥かぶら』 (眞山美保 原作・くすのきしげのり 文・伊藤秀男 絵)

ちょっと読むには気合いのいる長ーい絵本。
先週決めて何度か読んで今日を迎えたけど、週末に声を嗄らしてしまって。。。
この本は、元々新制作座によって、1952年から15,000回以上も公演されてきた演劇作品をくすのきしげのりさんが絵本化。
両親を失ったひとりぼっちの女の子。
みんなから、みにくい、きたない「泥かぶら」と呼ばれて馬鹿にされ、そのたびに乱暴をはたらいていた。
ある時、旅の老人が、美しくなる方法を教えてくれた。
美しくなるためには、
「自分の顔を はずかしいと思わないこと」
「どんなときも にっこりわらうこと」
「人の身になって 思うこと」
辛いけれど、その3つを守り続けた泥かぶら。
いつも人にやさしく、にっこりと顔を上げていると、まわりの人の心も変わっていった。
最後、人買い“じろべえ”の手紙に添えられた、
ほとけさまのようにうつくしいこへ
仏さまの微笑みは、苦しい時も悲しい時も、私を思うて。
人はみな 心についた泥を おとすことができれば、
まっ白な うつくしいまごころが、
おもてにも あきらかになるのでございます。
・・・そう、心についた泥を おとすことさえできれば。
読み終わって、
「かぶらの色は何色ですか?」
「・・・」
次男一人手を挙げて「白です!」と。
「うんとこしょ。どっこいしょの『おおきなかぶ』のかぶらです」
みんな真っ白なこころ。
6月8日(土)
先週の呉東組団体参拝にはじまり、法中会、そして総代会・仏教壮年会連盟・親鸞聖人讃仰会と、この2週間立て続けに組内行事。
ホッと一息つく間もなく、今夜はお通夜があり、続いて仏教壮年会の6月例会。
例会では、令和になった先月よりお釈迦さまの生涯を紐解いて。
先月は〈誕生〉について、今月は〈幼少期〉〈青年期〉のシッダールタのことを。
お釈迦さまは、四門出遊によって、老・病・死、そしてその苦しみを解放する道を求めて修行する出家者の姿を目の当たりにし、出家を決意された。
私たちもさまざまな姿を目の当たりにして、今のこのご縁をいただいている。
今夜は声を嗄らして、お念仏。
ようこそのお参りでした。
6月8日(土)
昨夜は呉東組仏教壮年会連盟の役員会と親睦会が広ステーションホテルにて。
そして、今日は午後2時より呉東組親鸞聖人讃仰会の総会と、引き続いて仏教文化講演会が川尻光明寺にて。

このたびの御講師は、行信教校講師 山本攝叡師。
講題『他力のこころ』
法然聖人門下で、親鸞聖人の兄弟子に当たる聖覚法印の『唯信抄』。
それを大切にされた親鸞聖人が、題号と引文に註釈をほどこした『唯信鈔文意』。
そのはじめに、
「唯信抄」といふは、「唯」はただこのことひとつといふ、ふたつならぶことをきらふことばなり。また「唯」はひとりといふこころなり。「信」はうたがひなきこころなり、すなはちこれ真実の信心なり、虚仮はなれたるこころなり。虚はむなしといふ、仮はかりなるといふことなり、虚は実ならぬをいふ、仮は真ならぬをいふなり。本願他力をたのみて自力をはなれたる、これを「唯信」といふ。
この御文より、「他力」のこころをやさしく味わって。
ようこそのお参りでした。