専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
3月19日(火)
今日は午後2時より広島別院にて、『御同朋の社会をめざす運動』(実践運動)安芸教区委員会の実践運動推進のための研修会。
おてらおやつクラブ事務局員の福井良應先生を講師に迎え、「貧困の克服に向けて」と題して、おてらおやつクラブのお話を。
おてらおやつクラブ(https://otera-oyatsu.club/)
2018年度グッドデザイン大賞受賞。
〈おそなえ〉の〈おさがり〉を〈おすそわけ〉する活動。
何となくその存在は知っていたけど、なかなかおすそわけするほどは。。。
と思っていたけれど、果物でもよかったり、野菜でも、何でも、無理のないように、できる時にとお話を聞かせていただいて、なるほどと。

途中、実際の持ち寄ったおやつを箱詰めするワークショップも。
これも、ただ詰めればいいというものではなさそう。
何ごともできることから。

今夜は月に一度の専徳寺総代会が開かれたので、この研修会の話を紹介。
ちなみに上の写真は、《合掌ガチャ》というらしく、巷で人気らしい。
いろんな動物たちが合掌した姿に惹かれて。。。
手を合わす。敬うこころは美しい。
3月18日(月)
先週末の土曜日に、広南小学校6年生が卒業。
6年生がいなくなると、何だかポッカリと穴が開いたように。
今朝は快晴のもと、広南小学校平成30年度最後の読み聞かせ。
担当は、5年生。
これから最上級生となる5年生に読んだ絵本は、

『マララとイクバル パキスタンのゆうかんな子どもたち』
(ジャネット・ウィンター作 道傳愛子 訳)
イクバル・マーシーのことは、彼が銃撃された三日後の
1995年4月19日に死亡記事を読んで以来、ずっと心のなかにあった。
その短い人生とパキスタンの絨毯業界の債務児童労働に対して声をあげた
少年の勇気を知った。
2012年10月9日、女の子が学校へ通う権利を訴えてきた
マララ・ユスフザイが撃たれたと知ったとき、あらためて、
イクバルのことを思い出した。
子どもでありながら立ち上がったふたりの勇気は、
私の胸に迫った--そしてこの本が生まれた。--J.W
パキスタンで、女子教育の重要性を主張し、武装勢力タリバンに銃撃されたが、一命を取り留め、その後ノーベル平和賞を受賞したマララさん。
そして、同じくタリバンに銃撃されて亡くなってしまったイクバル君。
同じ年頃の子どもたちの話に、何を感じただろう。
「タリバンは、じゅうだんによって、わたしたちを
だまらせられると思ったのです。でも、そのこころみは、
しっぱいしました・・・・・・。ひとりの子ども、ひとりの先生、
1さつの本、1本のペンが、せかいをかえるのです。」

最後ということで、今年も児童からのお手紙をいただいた。
今日は何を読んでくれるのだろうと楽しみにしているとか、自分は卒業するから、下級生を笑顔にしてくださいとか、うれしいことがいろいろ。
3月11日(月)
今日は午後1時30分より、専徳寺にて呉東組聞名講例会。
3月の例会は、この1年間に亡くなられた講員の方の御遺族をお招きして追悼法要。
法中は、聞名講用のお揃いの色衣・五条袈裟を着て、『仏説阿弥陀経』のおつとめ。
そして、御消息を拝読し、そのあと称名寺御住職の法話。
最後は御示談。
今回も役員の方が問いを用意してくださったので、まずそちらから。

昨年十一月の「秋の法要」後のご親教で、ご門主は、若者をはじめとした方々を対象に「念仏者の生き方」のお心を体したご教示「私たちのちかい」を述べられました。
さて、このご教示をあなたはどのように味わわれ、どのように日々をすごされますか?
ほとけさまのように
ほとけさまと同じようにはいかないけれど、阿弥陀さまの願いをいただいて、その「ほとけさまのように」と心がけるだけで、何かが変わるかな。
その他、二河白道の質問、そして、このぶろぐのことでの質問!
読み聞かせの絵本をどのように選んでいるのかという質問をいただいた。
このぶろぐにずっと1回目から記録しているのは、頭のメモリ不足。。。
記憶力がどんどん悪くなっていることを痛感するのも一つの要因。
読み聞かせにかかわらず、その時々で記録していかないと、思い出すのも大変。
こうしてぶろぐに記録していると、検索するのも容易なのと、これが他の方への何かのご縁になることもあればと。
読み聞かせは、いつも月末に次月何年生を担当するか、連絡が来る。
そのクラスの雰囲気を思い浮かべながら、また、時季的なことも考えながら、子どもたちが絵本を通じて何かを感じ、豊かな心を持ってくれたら。
読み聞かせを始めて、かれこれ8年。
毎週、週の初めに絵本を持って小学校に行くのがごくごく普通のこととなっているので、それを見ている我が子にとっても、普通のことになっているのかな。
今朝は坊守の代わりに中学校卒業したての長男が読み聞かせに。
ごくごく普通の感じで。
ようこそのお参りでした。
3月11日(月)
雨が上がり、青空の広がる朝。
今朝は広南小学校の読み聞かせ。
担当は4年生。
「今日は何の日か知ってますか?」
と尋ねると、
「今日、何日?」
「ホワイトデー??」
と。。。
「今日は東日本大震災から8年目の日です」
「あ~。。。」
この子たちは当時2歳。
分からないのも無理はない。
でも、伝えておきたいので、
読んだ絵本は、

『かぜのでんわ』 (いもとようこ 作)
以前、仏教壮年会例会で読んだことが。
その後、会員の方が、「『かぜのでんわ』、何冊か買ってまわりの人に贈りました」と言ってくださった。
風の電話
岩手県大槌町の佐々木格さん(ガーデンデザイナー)が、自宅の庭に「風の電話ボックス」をおきました。「会えなくなった人へ伝えたい・・・・・・」ひとりっきりになって、
電話をかけるように相手に想いをつたえる空間で、実際の電話線はつながっていません。風の電話は心で話します
静かに目を閉じ、耳を澄ましてください
風の音が又は浪の音が或いは小鳥のさえずりが
聞こえたなら あなたの想いを伝えて下さい。佐々木さんが震災前から考えていたものだそうですが、心の復興のきっかけになればと思い、実現させたそうです。
「あまりにも突然、多くの命が奪われた。せめてひとこと、最後に話がしたかった人がたくさんいるはず。そして今回の災害だけでなく、会えなくなった人に
つたえたい想いを持っている人は多いと思います。どなたでもいらしてください」この絵本は、「風の電話」をもとに作られたものです。(本文より)
今日は学校も半旗。

午後2時46分には、みんなで黙祷しますと。
午後から専徳寺にて呉東組聞名講。