専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
11月29日(火)
今日は朝からいい天気。
昨夜に引き続いて、仏教壮年会法座。
朝席では、真実の教について。
私の心は、どんな心? 朝から心に思いつくことを書き留めてみると、何と何と愚痴ばかり。。。
でも、人間って都合がいいことに、自分に都合の悪いことは忘れてしまうんだそう。
そんな私だからこそ、何があっても大丈夫な願いをかけてくださった。
「あれごらん 親に抱かれて寝る赤児 落ちる落ちぬの心配はなし」(稲垣瑞剱師)
信心って、疑いなく寄りかかっていくこころ。
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昼席では、「本願を信じ、念仏を申さば、仏になる」(歎異抄)
お念仏を称えることが仏になる功力ではないとのお話より。
自分の口から出てきたのは、自分の口から出てきた言葉のはずなのに、それは亡くなった母の言葉だったんだと。。。
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そして、夜席では、「知恩報徳」。
恩を知る話。
教育評論家 尾木直樹氏(尾木ママ)が、手を合わせることとやさしさの関係について調査されたことを少し聞かせていただいた。
あとで調べてみたら、昨年行われた日本香堂との共同調査だったみたい。
『墓参り・仏壇参りで 子どもの「やさしさ」に有意差!』(日本香堂ホームページより)
この結果がすべてではないと思うけれど、敬う心って、やっぱりお育ていただいてる姿だなぁと。。。
明日の朝席で御満座。 ようこそのお参りでした。
11月28日(月)
長浜東地区の報恩講参りが一通り終わった。
今夜から今年最後の法座、仏教壮年会法座。
御講師は、阿賀 宝徳寺の平原弘史師。
現在、呉東組副組長をされていて、日頃からいろいろとお世話になっている。
昨年、役員会の時に焼香用の炭と香を持参している話を聞いて、それを真似たら、それまでこの報恩講時期、いつも喉を痛めていたのに、昨年に続いて喉の調子が良い。
喉の調子が良いと、気持ちよくおつとめでき、「和らげ讃む」ってこういうことかなぁと思いながらおつとめ。。。
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今日の夜席では、正信偈の偈前の文、「大聖の真言」よりお味わい。
真実とは何か。
そこで大切な存在が、師仏。
それを、『宇治拾遺物語』の「猟師仏を射る事」の話より聞かせていただく。
私たちが見ている真実って、何だろう。
どこまでも「世間虚仮 唯仏是真」なんだなぁ。
そして、最後に親の願いが子どもに届くまで、どれほどの歳月がかかってというお話を。
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ストーブ4基で堂内はポカポカだけど、夜になってどんどん冷えてきた。
風邪などひきませぬよう、明日も暖かくしてお参りを。
ようこそのお参りでした。
11月26日(土)
今朝はますます冷え込んだ。。。
今日は広南小学校の学習発表会。
朝、次男と一緒に登校して、席を取りに体育館へ向かうと、もうすでに前の方の椅子席はすでに。。。
その前のシートの敷いてある席が空いてたので、一番前に陣取ることに。
ただ、朝一番からお昼まで座っていたら、さすがに腰の痛いこと。
でも、途中ありがたいことに、後ろで見るに見かねた(?)ご門徒さんが、クッションを貸してくださったので、何とか最後の最後まで。
お世話になりました。
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【1年生】音読劇『おおきなかぶ』。
【5年生】〈総合〉発表『米作りから学ぶ』。
【4年生】合唱・合奏『ひびけ ハーモニー♪』 ・南風にのって ・MIDORI~繋がる輪~ ・チキチキバンバン
【中学2年】合唱 COSMOS
【PTAコーラス】 思い出がいっぱい ・My Own Road ~僕が創る明日~
【5年生 6年生】 長浜龍神太鼓 小坪神楽
【2年】 劇 『かさこじぞう』
【3年】 〈総合〉発表 『3年生の目からウロコ』
【6年】 合唱・合奏 『心を一つに キラリ6年生!』 ・世界に一つだけの花 ・Forever ・シンクロBONBA-YE ~映画『ウォーターボーイズ』より~
そして、最後に 全校生徒で 『RUN』と『ありがとうソング』を合唱。
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今年は『ふるさとへとどけ!広南の想いを一つに。芸術で Make a future』をテーマに、6年生を中心に、練習の成果を精一杯。
そして、子どもの姿をビデオやカメラにおさめる親も精一杯。
「ふるさと」
歳を重ねてくると、特にこの言葉が響いてくるなぁと思いながら。
11月25日(金)
いよいよ寒くなってきた。
昨日東京では積雪だったとか。
この寒さでサル騒動も一段落かな。
ただいま、長浜各地を報恩講参り中。
境内のイチョウは、半分くらい色づいてきたところで、すでに散り始め。
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今夜は呉東組我聞会の11月例会が当山専徳寺にて。
来月は忘年会となっているため、今年最後の勉強会。
輪読は『蓮如上人御一代記聞書』(212)(213)。
(212)には、お酒をふるまったり、物をあたえたりしてもてなすことは、信心を得させようとするための接待だから、これも仏恩報謝であるとの蓮如上人のお話。
オリンピック招致のときに話題になった「お・も・て・な・し」。
「おもてなし」とは、「表裏なし」という意味もあるそうだ。
蓮如上人は表も裏もなく、ただただ信心をいただいて欲しいとの〈おもてなし〉。
でも、世の中には裏がいっぱいある〈おもてなし〉が。。。
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今回は法話を担当。
最近の法事の席でよくしている話より。
墓石に彫る文字も「先祖代々之墓」は減ってきている。 流行なのだろうか、「偲」「和」など漢字一文字、というのも多くなった。 この間、青山霊園を散歩していたら、「寂」と一文字、入れた墓をみつけた。 このことを所ジョージに話したら、「寂しいといわれても困るよなあ」と話が盛り上がって、盛り上がりついでにぼくが「墓碑銘は今から考えておいたほうがいい」と勧めたら、彼なりにいろいろと考えた結果だそうだが、「また来てね」にする、と言っていた。 なんか分かるなァ、その気持ち。
これは、今年7月に亡くなった永六輔さんの『あの世心得。』(文芸春秋社)の一節。
この「また来てね」より、「倶会一処」のお味わいを。
来春定年を迎える我聞会最後の法話担当。
もう、「また」はないけれど、「まだ」もう少し。
明日は広南小学校の学習発表会!
11月22日(火)
今朝は、津波の避難情報で慌てて目を覚まし、2011年3月11日のことを思い出す。
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そして、中国新聞朝刊には、呉・東広島版にとうとうサルのニュース。。。
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今日は親戚のお寺で三十三回忌の御法事。
今日の御法事に、故人の曾孫に当たる若院夫妻らが色とりどりの落雁を作って、きれいなお供物をお供えに。
ご縁のあった親類縁者が集まって、古い写真を見ながら思い出話に花を咲かせる。
それを側で聞きながら、故人を知らなくても、その方のことを偲ばせていただくことができる。
そして、南無阿弥陀仏でみ~んな繋がってるんだなぁと。
最近の御法事は、昔と違ってこぢんまりとしてきて、一人二人であう御法事も多くなってきた。
いろんなご事情もおありだろうけど、二世代、三世代、ときには四世代もそろってあえるご縁って、何だかとってもあったかいな。
なかなかお会いすることのできない方ともお会いできる。
これもお浄土からのお導き。