専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
TEL.0823-71-7926
〒737-0136 広島県呉市広長浜3-13-21
11月21日(月)
曇り。
でも、暖かな朝。
猿が昨日も目撃されたようで、次男と一緒に登校し、読み聞かせ。
今回は今年度初めて当番が休みだったけど、急遽欠員が出来たので、3年生を担当。

読んだ本は、2年ぶりに『たいせつなきみ』(マックス・ルケード)。
ウィミックスという木彫りの人形のものがたり。
ウィミックスたちは、お互いに評価しあい、褒めたいものには星シール、ダメなものにはダメ印シールを貼り合っていた。
人形のパンチネロは、他の人形からダメじるしシールばかりを貼られて、自分でも自信を失っていたある日、シールを一つも貼られていないウィミックスに出会った。
そして。。。
読み終わって、人からどう見られてるか、気にしてる人!と、尋ねたけど、誰もいなかった。
もう少し大きくなってからかなぁ。 自分を大切に。
そして、自分のことを大切だと思っている人が必ずいるってことも。
11月19日(土)
昨日からの雨が上がり、暖かい朝。
今朝、お参りに向かう途中、目の前を何やら動物の歩く後ろ姿が。
ネコにしては大きくて丸いし、昼間っからタヌキ??
でも、よ~く見ると、何と、何と、ニホンザル!!
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数年前に一度、サルの目撃情報が流れたけれど、それっきり。
ちょうどこの道は通学路に当たるので、どこへ行くか見届けておこうと、後ろをそーっとついていくが、郵便配達のバイクがやってきて、慌てて屋根の上に登っていき、そのあと姿が見えなくなった。
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先日、ひろしま美術館へ『安野光雅のものがたり絵本展』を観に行ったとき、切り絵のワークショップが開かれることを知り、子どもたちはお母さんと一緒に今日は美術館へ。
「桃太郎の切り絵に挑戦!」
ここにもサル!
でも、昨日イノシシ、今日はサル。
次はカッパで『西遊記』。。。
共生できればいいのだろうけど、子どもたちの安全を考えると。。。
何ごとも起こりませぬよう。
11月18日(金)
今朝、寺の側にある畑が荒らされていた。
どうやら、イノシシが山から下りてきた模様。。。
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午前中、今日は長浜胡子の報恩講参り。
12時からの葬式を終えて、真徳会館へ。
自治会で管理されているこの説教所で、真光寺と専徳寺が隔年で報恩講をおつとめ。
すでに12時から皆さんはお斎をいただいてたそうで、到着したときには後片付けをしてる最中。
用意していただいたお斎は、その年の当番に当たった班の方々が作ってくださるそう。
当番はどのくらいで回ってくるのか尋ねると、7年に1度とか。
ずっと、ここで受け継がれてきたお精進のお斎をいただいて、午後1時より正信偈のおつとめ。
そして、法話を。
法話は、一昨日呉専徳寺報恩講でお話しした恩徳讃の「如来大悲」と「師主知識」の恩徳を絵本を通して。
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先日のニュースで話題となった「あいさつ禁止」。
神戸のとあるマンションで、小学生の親御さんから、「知らない人にあいさつされたら逃げるように教えているので、マンション内ではあいさつをしないように決めてください」という要望を受け、マンション内でのあいさつが禁止となったとか。。。
何とも寂しいことだけど、そんな状況を作らざるを得ないようなニュースが次々と。
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こうして地域の中で受け継がれていくことで、お育てをいただきますよう。
如来の大悲につつまれて、
世のなか安穏なれ 仏法ひろまれ
ようこそのお参りでした。
11月16日(水)
今日は秋晴れ。
報恩講つとめあいの3件目。
呉中通の専徳寺報恩講へ。
導師としておつとめし、そして1席。
如来大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
ほねをくだきても謝すべし
このたびは、『恩徳讃』の「如来大悲」「師主知識」の《恩徳》を、絵本を通してお味わい。
前席では、『また おこられてん』 (小西貴士 作・石川えりこ 絵)。
怒られてばっかりで、「かあちゃん、ぼくのこときらいになってしもうたんかなぁ」と、お風呂の中でするお父さんとの会話。
お父さんから「かあちゃん」の本当の願いを聞いて、ぼくは。。。
母の子を想う願い、そして阿弥陀さまの願いを。
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そして、後席では、『しげちゃん』 (室井滋 作・長谷川義史 絵)
女優 室井滋さんの作品。
「しげる」という男の子みたいな名前が嫌いだった室井さん。
男の子と間違われ、いじめられ、名前を変えたいとお母さんに。
お母さんから、名前に込められた親の願いを聞いて、しげちゃんは。。。
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名前には、願いが込められている。
でも、その願いがあることを知ってこそ、その名前がとってもありがたい名前となる。
南無阿弥陀仏に願いがあることを教えてくださった師主知識。 身を粉にしても、骨を砕いても、尽くしきれない《恩徳》というお話を。
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終わってお葬式に向かい、帰ってお斎を美味しくいただく。 「親鸞様ありがとう」
11月14日(月)
どんより、そして暖かい朝。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は4年生。
読んだ本は、
『たがやせ!どじょうおじさん』 (チャンキー松本 作)
旅から帰ってきたどじょうおじさんは、ふるさとの田んぼで、なかまたちに会えるのが楽しみです。 ところが、田んぼはあれはてて、だれのすがたも見えません。 どじょうおじさんは、通りがかりの男の子と、土をたがやしはじめます。 きれいな田んぼを作って、なかまたちを、ふるさとを、とりもどすために・・・・・・・。 ニッポンの土と心をたがやす、お米づくりエンターテインメント絵本!!
4年生は、土作りをはじめ、来年5年生になると稲作り。
その前にこんな絵本に触れると、いいかなと。
「ふるさとは、みんながかえってくるとこや。たいせつにせなな。」と、どじょうおじさん。
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一昨日、ひろしま美術館で開かれている『安野光雅のものがたり絵本展』に。
その図録の中に、
自分で考えることほど大切なことはないと 私はいつも思っています。 人にすすめられるものを、そのまま受け入れるのではなく、 自分の目で確かめ、 自分の考えを持たなければなりません。 それには、たくさんの本を読んだ方がいいと思います。 長い間、絵を描いてきましたが、 本を読んであれこれと空想をめぐらしたことは、 ここに並んでいる絵とも、関係があると思います。 安野光雅
と。 いろんな本との出会いを、読み聞かせを通して出来たらなぁと。。。