専徳寺のぶろぐです。
お寺のこと、地域のことを綴ります。
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6月13日(月)
雨上がりの月曜日。
今朝は広南小学校読み聞かせ。
担当は4年生。
小学校のいじめ撲滅キャンペーン月間に当たるので、いじめや友だちをテーマにした絵本の読み聞かせを、という学校からのリクエストに応えて。 今日読んだ本は、
『「あ・そ・ぼ」やで!』 (くすのきしげのり 作 こうの史代 絵)
読む前に、「この絵、見たことある?」とチラシを見せると、「何か、ポスターか何かで見たことがある!」と答える子が1人いただけで、あとは知らないみたいだけど、「呉を舞台にしたアニメが今年の秋に公開されます。その絵を描いた方の絵本です」と前置き。
フランスからの転校生、帰国子女のユキちゃん。
フランスではたくさん友だちがいたから、日本でも友だちが出来たらいいなぁと学校へ行くと、みんなが面白がってフランスのことを聞いては、私の答えを待たずに茶化して笑う。。。
涙が出そうになったそのとき、1人の男の子が、
みんな、そんなこと いうな! ユキちゃんは、きょうから『ともだち』なんやで!!
と、怒ってくれた。
学校からの帰り道、雨が降り出し、その怒ってくれたショウくんが、傘に入れてくれた。
何で、私のために怒ってくれたか尋ねると、自分も震災で転校を2回して、そのときの気持ちを思い出して。。。。
「やさしいこころ」 自らの体験から生まれてきた、相手を思いやるこころ。
みんなお育ていただくんだな。
6月10日(金)
昨日、今日、本願寺広島別院で、「安芸の安居」、安芸教区総講習会。
ただ、今日は久しぶりにお葬式。
しかも二件。
それが終わって、何とか最後の講義に。
たくさんの方が受講。
今年の講義は、
「宗教法人の公益性」 三田真史 先生
「恵心僧都源信について」 浅田恵信 先生
「宗教法人とマイナンバー制度」 石井孝治 先生
「ヘイトスピーチにどう向きあうか?」 神戸 修 先生
そして、最後、 「親鸞伝再考」 松尾剛次 先生。
玉日姫の存在についてご講義。
以前、『中外日報』にもそのことを書いておられる。
何と、その史料として使われているのが、川尻真光寺に伝わる文書。
玉日姫のお墓を江戸時代に改修するとき、京都西岸寺から送られたものとか。
ちょうど今日6月10日は、比叡山で恵心僧都一千年御遠忌。 浅田和上の講義を受けられなかったので、今夜は先日購入した御遠忌記念出版の『源信さん』を。。。
6月8日(水)
今夜は仏教壮年会例会。
今日は、先日いただいた『童心寺』をもとに。
童心寺のこと、予想どおり、どなたもご存じではなかった。
ここ数日、いろいろと情報を集めようとしたけれど、なかなか。。。
でも、広島県立図書館のホームページの貴重資料コレクション「菊池俊吉写真集」の中、ページ2からページ3にかけて、童心寺、育成所、そして原爆少年僧の写真が残っていた。
寮には「南無阿弥陀仏」のお名号も。
それから、『中国新聞』ヒロシマ平和メディアセンターに、「精神養子」の記事。
いろいろと知らなかったことを、ここ数日の間で知る機会をいただいたことを話ながら。。。
呉の呉服屋出身の山下義信氏。
もっと何か知る手だてがあったらなぁ。。。と。
ようこそのお参りでした。
6月6日(月)
一昨日、中国地方が梅雨入り。
今朝は雨も上がり、青空が時々顔を見せる曇り空。
6月最初の広南小学校読み聞かせ。
担当は6年生。
読んだ本は、
『三枚のカード』。(文・谷川俊太郎 絵・下谷二助)
今日は候補2冊のうち、どっちにしようか迷って、学校で2冊取り出し、どっちがいいか尋ねてみたら、みんな迷わず「こっち」と。
表紙にインパクトがあったからかな。。。
「昔話の『三枚のお札』って知ってる人」と尋ねたら、2名の手が挙がる。
今日の話は、その『三枚のお札』を今の時代に置き換えた谷川俊太郎さんのパロディー。
ネットゲームにはまり込む男の子が、ゲームの世界か実際の世界か分からなくなって。。。
男の子は自分の腕をつねってみた。痛い。これは夢じゃないんだ。ゲームの世界でもないんだ・・・・・・でもこれは本当に本当の世界なのだろうか・・・・・・ぼくはいったいどこにいるんだろう・・・・・・。
何とも不思議なストーリー。
読み終わって、「ゲーム、やってる?」と尋ねたら、頷く頷く。
テレビやインターネットで、毎日いろんな世界を目の当たりにする。
「でも、これは本当に本当の世界なのだろうか」 と思うようなことがいっぱい。
「世間虚仮 唯仏是真」
「よろずのこと、みなもって、そらごとたわごと、まことあることなきに、ただ念仏のみぞまことにておわします」(歎異抄)
ふと、この言葉を思い浮かべながら。
6月4日(土)
今日は夕方より呉東組総代会の総会。
昨年度の報告、今年度の予定・予算案が審議。
そのあと、御講師に佐伯沖組 徳正寺の護山智孝師をお迎えし、お話を聞かせていただく。
まずは、ホタルのお話。
ホタルの寿命はどのくらいでしょう?と。
寿命は1年ほど。成虫になってからは1週間ほど。
そのことを知ってからは、ホタルを捕まえるのをやめましたと。
でも、私たちはホタルの命がはかないから、といっても、ホタルは自らの命をはかないと思っているでしょうか?
私たちの命と比べたり、何かと比べて短いな、はかないなと思ってるのでは。。。と。
実は、今日ゲンジボタルが我が家へ届いた。
次男が先日、「ホタルってどんなの?」と聞いてきたので、インターネットの画像で見せたけど今ひとつ。
ホタルのいるところに行ったところで、飛び回っている光は見えても、実際の姿は見れないかなと思い、お取り寄せすることに。
こんなに小さい虫だけど、じっと見て、「頭は赤いけど、目のところは黒いよ」とか、いろいろ感想を。 このホタルは、「大人になったら、水しか飲まないんだって」というと、「え~っ」と驚き。
そうやって、ホタルのことを知り、その命が1週間と知って、初めて命のことを考えるのかな。
いのちのお話を聞かせていただくなかで、阿弥陀さまの御慈悲に遇うと、命は沈んでいく太陽でなく、これから昇る太陽のようとのお話を聞かせていただいた。
そのあと、懇親会。
ようこそのご参加でした。