専徳寺のぶろぐです。
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12月21日(月)
昨夜からの雨が少し残って、パラパラとする朝。
今朝は、今年最後の広南小学校読み聞かせ。
担当は2年生。
今日読んだのは、
『ぼくら ちきゅうじん だいひょう!』 (くすのきしげのり作 よしながこうたく絵)
待ちに待った遠足の日、先生が「町の人にあったら、『かえで小学校』代表のつもりで行動しましょう」と。
続いて、「ほかの国の人がいたら、日本代表のつもりで。。。」。
「もしかしたら、ほかの星の宇宙人が見ているかも知れませんよ。
そう思ったら、『地球人』代表として行動しましょう!」と。
今年の読み聞かせで使った絵本のなかで、次男一番のお気に入りが、『ぼくのジィちゃん』。
その作者、くすのりしげのりさんの元気いっぱいの作品を今年最後に選んだ。
みんなも、地球人代表としてね。
終わって廊下に出ると、学校の前の海には昨日も見た数隻の帆の付いた船。
その船が昼前になると、どんどん増えてきた。
でも、昨日の日曜日は、その倍以上だったかな。
長浜の峠から海を見た時の異様な光景。
これまで見たこともないくらいの船・船・船。。。
どうも、話によると、タチウオ漁をしてるのだと。
ふと、金子みすゞさんの
朝焼小焼だ 大漁だ
大羽鰮の大漁だ
浜は祭のようだけど
海のなかでは
何萬の 鰮のとむらい するだろう
『大漁』の詩を思い浮かべながら。。。
12月19日(土)
『くらしの文集』 記念すべき第60回の表彰式が広市民センターで開かれた。
9月25日付の中国新聞で入賞者が発表されたなか、次男がみごと特選に。
今日は特別賞・特選・入選の児童が集まって表彰式。
特別賞の児童は壇上に。特選・入賞の児童は名前をひとりずつ披露。
特選のトップで名前を呼ばれ、「ハイ!」と元気よく。
受賞作品のタイトルは、『ごめんね、おこりんぼさん』
難聴学級に通い、先生の指導で、ことばの表現力をつけるため、中国新聞の川柳に投稿するように。
春からこれまで、中国新聞の中国俳壇、ニュース575、チューピーこども新聞に、次々と10回掲載。
そして、チューピーこども新聞には、「あげはのようちゅう」と題して、この文集にでてくる「おこりんぼさん」のことも。
お参り先で、たくさんの方から「また載ってましたね。さがして見つけるのを楽しみにしてるんですよ」と、笑顔で声をかけていただく。
みなさん、隅々まで新聞をご覧になって。。。
先生のご指導によるところが大きいのだろうけれど、こころのそのまんまをことばにしてるから伝わるんだろうなぁ。
受賞、おめでとう。
そして、ありがとう。
12月16日(水)
朝9時より、仏教婦人会会員の方が集まって、今年最後の本堂大掃除。
そして、そのあと、報恩講をごいっしょに。
人々を「不安」にさせた年だからというのを見て、「不安」の「安」か。。。と納得。
不安だから、「安心してください。はいてますよ」のフレーズを求めるのだと。
なるほど、なるほど。。。
「安心してください。大丈夫ですよ。」
病院でお医者さんのことばにホッとする。
「和顔愛語、先意承問」
不安でいっぱいの私たちに、先回りして願いを建て、「安心してください。大丈夫ですよ」と、やわらかなお顔で見てくださってる阿弥陀さま。
来年は、穏やかな顔で過ごせるような年になりますよう。
ようこそのお参りでした。
12月14日(月)
今朝は広南小学校読み聞かせ。
風もなく穏やか。まだ太陽の姿が見えず、沖に見える島は浮島現象でぽっかり浮いて。
担当は5年生。 読んだのは、
『 あ か り 』 (林木林 文/岡田千晶 絵)
お母さんが作ってくれたロウソク。 最初に灯されたのが、赤ちゃんの生まれた日。
その子の成長とともに、大切なときに灯されて。。。
太陽や月のように、みんなを照らすような光にはなれない。
灯台のように、嵐から船を守ることもできない。
でも、おばあちゃんになったその子から、
おひさまよりも、お月さまよりも、 こころの いちばん おくまで そっと とどくのよ。 ほんとうに ありがとう。
の、ことばを聞いて、
「わたしの ともす 小さな あかりを だいじに おもってくれる ひとがいた。 うまれてきて ほんとうに よかった」
と。 ロウソクのともしびのなかにいるかのような、とっても静かな静かなおとな絵本。
「難しかった?」と尋ねると、「難しくはなかったけれど。。。」
感想をまとめるのが難しかったかな。
これは、また成長してから、出会うといいかも。
来週が今年最後の読み聞かせ。